銀の砂時計

Elegant~美しい旋律に調和する良質な風景・生活空間を求めて

「ぼくのエリ」原作文庫「モールス」

2014-04-16 10:00:01 | 映像空間
先日、Amazonで購入した「ぼくのエリ 200歳の少女」の原作である「モールス」を読みました。夕方から読み始めたのですが、ドーンと作品の世界に引き込まれてしまい、隙間時間だけでなく夜通しで読み切ってしまいました。おかげで激しく寝不足です(笑)。

確かにバンパイアのお話しです。でも、オスカルとエリのこころの交流、孤独な想いの行方に深みがあって、哀しい空気が漂っているところに魅かれます。

「モールス」という題名になっているのは、ハリウッドでリメイクされたときの題名がモールスだったためでしょう。文庫本についている帯もハリウッド版の写真になっています。

ちなみにハリウッド版の一部を観てみましたが、完全に好みに合いませんでした。端的に言うと、肌に合わないような感じで、途中で観るのを止めてしまいました。気持ちが入り込めないのです。これは好みの問題なので仕方ないですね。それにオスカルもエリもスウェーデン版出演者の方が好きです。エリはあの子でないと・・・「詩的」という観点ではスウェーデン版が味わい深いしネ。

MORSE〈上〉―モールス (ハヤカワ文庫NV)
クリエーター情報なし
早川書房

MORSE〈下〉―モールス (ハヤカワ文庫NV)
クリエーター情報なし
早川書房

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