銀の砂時計

Elegant~美しい旋律に調和する良質な風景・生活空間を求めて

「再会」の年

2014-12-27 12:00:01 | あきかぜ便り~日記
早いもので、今年も残すところ数日となりました。年末くらいは関西へ行きたかったのですが、念願かなわず。気が付けば、クリスマスが過ぎてましたね。実は交通事故のリハビリが長引いたので、気持ちは「秋」で止まったままなのです。病院へ通い続けましたからねえ・・・3カ月の記憶が空白のままで、通院の記憶しかありません。


今年を振り返ってみると、
「再会」
という言葉にふさわしい出来事がたくさんありました。

映画、音楽、友人・・・
とても大切な再会がたくさんありました。



映画は何と言っても「シベールの日曜日」との再会は大きな衝撃でしたね。観れば観るほど感動し、今まで好きになった映画のいくつかはシベールの影響をうかがわせるものであったりと、感動と発見を与えてくれました。

シベールとの再会で映画に対する熱い気持ちを再び呼び起こされました。シベール以外では「ぼくのエリ」(米国版)、「Innocence」(フランス版)が素晴らしく、何度も繰り返し観ました。

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音楽・・・相変わらずブラジル音楽にハマる毎日です。最近になって、
「ブラジル音楽ほど素敵な歌詞はない~魔法じかけの言葉~」
というドキュメンタリー映画をみて、改めてブラジル音楽に接し直しているところです。この点では「再会」したような感覚でいます。

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このドキュメンタリーではいきなり「吟遊詩人」の話が出てきて驚きました。吟遊詩人的なものはCARROSSELに出会ってブラジル音楽を聴き始めたころから感じていたものでした。わたしが欲しかったメロディー、歌詞がブラジルの音楽にはあります。音楽とポルトガル語の関係も納得のいく話題が出てきて、嬉しくなりました。

そもそもブラジルの音楽が好きになって、ポルトガル語を学び始めたわたしにとって、このドキュメンタリーは心の中でモヤモヤしていたものを明確に目の前に示してくれ、音楽やポルトガル語への思いをより強くしてくれました。
#ついに学校へ通いだしましたし・・・


ときに「Raul Gil」の「Eu e as Crianças」に出てくる女の子の歌も素晴らしいですね。今年の一番は何と言っても「Analú」ちゃんです。6歳とは思えない歌唱力と豊かな音楽性は高く評価できるでしょう。初めて観た時は会話がキンキンしていて好きになれなかったのですが、歌を聴いて印象が変わりました! 大好きですよ、Analú!!
#だったらSofiaはどうなんだ?・・・なんて言わないでください

Analúはちょっと古めの歌を歌うのも面白いです。「Águas De Março」なんて、これだけの言葉を完璧に覚えるのですから、彼女は天才じゃないかしら?と関心もしています。この「Águas De Março」は歌詞のポルトガル語が美しいです。言葉が多すぎて、シャドーイングにトライしても追いつかないです(笑)

そのほかではJulinha DurúのAnittaカバーが群を抜いています。メガネがずれてしまっているMC Guiの「Beija ou Não Beija」も楽しいです。

「Eu e as Crianças」のおかげで、世の中で流行っていると言われる「アナと雪の女王」もAna Claraの歌で知りました。もちろんポルトガル語なのですが、ポルトガル語で聴くと世界が違って見えます。これなら本編も観てみたいかな。

「Eu e as Crianças」に出てくる歌からオリジナルをたどると、ブラジル音楽の世界がどんどんと広がって楽しいです。仮にブラジルへ移住なんてしたら、CD購入で散財しまくりですね。


いろいろな曲を聴いているうち、不思議な感覚に襲われることがあります。その一つが
「A Turma do Balão Mágico」
に出てくる
「É Tão Lindo」
という曲です。初めて聴いたはずなのに、なぜか知っている気がするのです。その理由が分かりません。でも、この曲は知っているのですよね。

考えてみると、ずーっとずーっと前、かなり昔の記憶なのですが、特番か何かで「世界の子供番組」みたいな紹介番組があって、ブラジルの子供番組が出てきたような感じがします。そのときに「素敵な歌」が一瞬出てきて、曲名を知りたかったのに知ることができず、めっちゃ悔しい思いをしたような気がします。もしかすると、その時の歌が「É Tão Lindo」なのかもしれません。過去の記憶に再会したようなものですね。



友人関係では、久々に古い友人と再会し、ネットを介して交流が復活したことが大きいです。気の合う友人は、いつでもいいですねぇ。

そうそうイギリスの友人とも続いていて、最近になって彼女から「chan」付けで呼ばれるようになりました。日本に来たこともなく、日本語も話せないのに、なぜ「chan」なのかと、大笑いしましたけど・・・クリスマスのメッセージでは自分にも「chan」付けしてましたね。


今年の出会いが新しい素敵な年をもたらしてくれそうで、いまワクワクしています♪