へんくつゃ半睡の「とほほ」な生活!

 奇人・変人・居眠り迷人。医療関連を引退⇒
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偏屈でひねくれています。

【呑】こなから・・・二合半!@江戸言葉

2009年04月14日 | 江戸言葉

 きまぇ               いぃのを    こなから   くらわして
気めへ見せて、いゝの二合半喰らはせやせう
『東海道四谷怪談』四世・鶴屋南北
-気前のいいところを見せて、いい酒を徳利でやろうじゃないか。

 

 

 江戸時代の一刻は、今の約二時間。小半時は、今の約三十分。
というように、江戸語の「小半」は四分の一を表す。

 

 

 この「小半」を「こなから」と読ませ、
「一升酒の四分の一」の意で使った。
 一升の四半分は二合五勺、すなわち「二合半」である。
  

小半入 こなかいり」といえば、二合半徳利のことになる。
すなわち、江戸時代の徳利は、二合ではなく二合半が基準だった。

 

 

なから」に小粋とか小洒落たの「」の字を付けると、
こなから」になるわけで、意は「ほどがいい」というところであろうか!。

   

なから【半ら/中ら】半分ほどの量や大きさ。また、半分ほどの程度
こ‐なから【小半/二合半】(「」「なから」とも半分の意)
1.半分の半分。一升の四分の一。二合五勺(約4.5竕:デシリットル)。
2.少量の酒。こなからざけ。

コメント
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