ご病人を安心させるコツとアイデア
《家庭看護の知識》
ご家庭で療養するとき、ご病人にとって家族の人たちは、看護をするだけでなく、
心の支えであり、安心をもたらす重要な存在です。いたわりの心をもち、
明るい態度で接することが最も大切です。
病気を知り、正しい看護法を身につければ、よい結果が期待できます。
危険!です。転倒・ベットからの脱落予防!
《ご病人の動かし方》
ご病人が起き上がるときや、ベッドから降りるときなどには、介助が必要です。
また、寝返りをうつこともできないようなご病人の場合は、看護者が手助けして
体位を変えてあげます。
大人は体重もあり、介助の要領が悪いと、看護者自身への負担が大きくなり、
腰を痛めたりすることもあります。
要点を覚えてスムーズに病人を動かせるようにしましょう。
《ベッドから起こすコツ》
ご病人は両腕、助ける人は片腕を相手の首のうしろに回し、ひざを曲げて抱き起こす。
《楽な寝返りのうたせ方》
1.ひざを立たせ、自分のいる側と反対にある肩とウエストに手をかけて手前に引き起こす。
2.そのままだと元の向きにもどってしまうので、大きめのあてものを背中にそうように置く。
《車いすへの移動法》
1.わきから頭を通し、おしりを支える。
2.背中を伸ばしたまま持ち上げる。
3.まず腰を落としてゆっくり座らせる。
【参考・参照・引用】
小学館 家庭の医学