医学検査
医学検査は次のような目的で行われます。
①病気を発見し、その治療に役たてる(病気の患者に対しての検査)
1)病気を発見する・・・
基本的な検査でスクリーニング(選別)を行い、必要があればさらに
詳しく調べる精密検査をします。
2)病態を把握する・・・
病気の状態、進行度、重症度を判定したり、経過を観察するために
検査を行います。
3)治療効果を判定する・・・
治療を進めていく際、手術や薬などの治療が、どの程度効果があったか、
病状はどうなっているかを調べるために検査を行います。
②気づいていない病気やその兆候を発見する(健康診断や人間ドックで行われる検査)
1)病気を早期発見する・・・
本人が気づいていない段階、つまり症状があらわれる前の病気を発見します。
基礎的な検査と、さらに詳しく調べる精密検査が行われます。
2)未病を発見する・・・
まだ病気が始まっていない段階で、このままの状態が続けば病気が発生すると
いう予兆を見つけます。
このように、検査は、現代医療において、とても重要な位置を占めるように
なっています。