へんくつゃ半睡の「とほほ」な生活!

 奇人・変人・居眠り迷人。医療関連を引退⇒
某所で隠遁準備中。性質が頑な、素直ではなく、
偏屈でひねくれています。

【読】物書同心居眠り紋蔵@時代小説

2008年10月06日 | 時代小説

【一心斎不覚の筆禍 物書同心居眠り紋蔵】佐藤 雅美 講談社

 

あんたは厄介な事件を解決するを持ち合わせているからねえ

よのなか    せち がら
世の中世知辛く、そこかしこに悪いやつはいるもんだ。
なのに法体系のなかにみぶんというものが入り込むと、
処罰にしばしば矛盾が生じる。釈然としない紋蔵が、
探し知恵絞り、弾みで行う名裁
 

うら             ひとかわ む
はどろどろ、一皮剥けばなんとやら。
まこと               ひと
の事情はとかく他人には分からぬもの

 醜男(ぶおとこ)だからと、嫁ぎ先から逃げ出した姫。
相手の男が美女を後釜に迎えると、言えた義理ではないのに、
姫が難癖(なんくせ)をつける。
わがままにも程があると思いつつ、今日も紋蔵は知恵を絞る。

 

 時代小説には、多くの捕物帳(噺)がある。
 江戸時代には【町奉行所】のことを「御番所」(ごばんしょ)ともいわれた。
【番所(ばんしょ) とは、
[1]番人が詰めている所。ばんどころ
[2]江戸時代、交通の要所に設けて、通行人や船舶などを見張り、
    積み荷の検査や税の徴収などを行った所。御番所。ばんどころ
[3]江戸時代の町奉行所。江戸の南北町奉行所、大坂町奉行所をいう。

 

奉行・内与力・吟味方与力定廻り同心・隠密など役人と
岡っ引き(ご用聞き)など民間人が、真相究明に動く話しである。

 

参考:引用・出典
【一心斎不覚の筆禍 物書同心居眠り紋蔵】 
佐藤 雅美/ 出版:講談社/ 発行年月:2008/08
税込価格:¥1,785 (本体:¥1,700)

 

コメント (8)
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