ワンダースリー事件とは、次のようなことが伝説として語られているまず手塚先生がのちに雑誌で語ったものは。 ー僕たちは、あわてて会議をして“ナンバ―7”の内容を変えました。題は同じですが、007みたいなカッコイイ活劇調の映画にしたのです。勿論、活劇ばかりではユ―モアも、人間らしさもありませんから、僕たちはすばらしい脇役を考え出したのです。それは、ボッコという名前のリスです。ボッコは、頭からツノがはえていて、テレパシ―で話し、体がボ―っと光っていて、空を飛び姿を消すことができ、いつもは星光一(ナンバ―7)の肩にいて、自分からは決して戦いません。 こう書いていると、みなさんはなにか思い当たりませんか? そう、あの宇宙少年ソランに出てくるチャッピ―とまったく同じです。勿論、ナンバ― 7の企画がでたとこはソランの噂など、全然聞いていませんでした。ですから、こうしてナンバ―7の制作が始まってしばらくたったある日、TBSテレビで始まる新しいテレビ映画の内容を知った僕たちはそれこそ飛び上がって驚いたのです。 チャッピ―とボッコとは、偶然というにはあまりにも似すぎていました。きっと誰かがナンバ―7のお話を盗んだか、盗んだのではないにしても噂を聞いて、それを使ったとしか考えられませんでした。 僕たちは、また涙をのんでナンバ―7の企画を変えました。 なぜなら、同じような作品が2つもテレビにのるなんて、どっちにとっても損だと知っていたからです。こうしてナンバ―7がワンダ―3になりました。リスのボッコはウサギになり、ほかにカモオとウマをつけたし、真一少年を考え出しました。 星光一だけがナンバ―7のときの名残りです。ですから映画でも、光一と3匹のつながりが、どうもしっくりとはいきません。ー またほかのはなしは ー鉄腕アトムの次のアニメ企画「ナンバー7」は、スタジオゼロ のレインボー戦隊ロビンと、設定が近かったので中止となりました。 スパイ星光一を主人公に、映画007 や、テレビ0011ナポレオンソロのSF版のような企画として、「ワンダースリー」の企画を立てました。主人公が大人だった為、宇宙リス・ボッコというキャラクターも設定したのでした。ところがこの宇宙リスのボッコの設定そのままにチャッピーが活躍する宇宙少年ソランが他局で先にスタートしました。そのために企画が盗まれテしまったと、両方の作品に関わっていた SF作家の豊田 有恒さんに情報漏洩の疑いがかかってしまいました。本件に関し豊田有恒さんは、著書日本SFアニメ創世記のなかでも、その疑惑を否定していて 辛く思っていたと告白語っております。のちに、その疑いは違うことが証明されております。また雑誌「少年マガジン」から「少年サンデー」への伝説 W3の漫画連載は当初1965年の「少年マガジン」13から18号に掲載されていたが、「宇宙少年ソラン」も「少年マガジン」で始まることを知った手塚治虫は4回で連載打ち切りました、そして 新たに1965年5月30日号の「少年サンデー」から新たに連載を始める事になりました。
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