真佐美 ジュン

昭和40年代、手塚治虫先生との思い出「http://mcsammy.fc2web.com」の制作メモ&「日々の日誌」

あしたのジョー 初めのワンクール

2006年12月21日 13時41分59秒 | 虫プロあしたのジョー
あしたのジョー 放送開始


昭和45年4月1日 「あしたのジョー」が放映された。

はじめの1クールは、誰が見てもスタッフ不足であった。
まずそのことを証明しよう。以下が、脚本、演出、作画監督,原動画,担当した進行である。
4月 1日 第1話 「あれが野獣の眼だ!」
脚本 雪室俊一 演出 出崎 統 作画監督 杉野昭夫
原動画 森田浩光 小川隆雄 若林常夫 鈴木正俊 内海武雄 上梨壹也 新田敏夫 菊田武勝
進行 伊藤幸松

4月 8日 第2話 「四角いジャングルに生きろ」
脚本 山崎忠昭 演出 西牧秀雄 作画監督 金山明博
原動画 正延宏三 白畠豊彦 大坂竹志 渡辺幸雄 この人たちはスタジオTAKEである。
進行 片山秀男

4月15日 第3話 「けものよ牙をむけ!」
脚本 山崎忠昭 演出 奥田誠治 作画監督 杉野昭夫
原動画 森田浩光 小川隆雄 若林常夫 鈴木正俊 内海武雄 上梨壹也 新田敏夫 菊田武勝 進行 伊藤幸松

 この第3話は作画監督以下原動画そして進行もおなじ。普通進行は4週で1本受け持つのが普通である、これでは、月2本持つことになり、大変だったと思う。

4月22日 第4話 「熱きこぶしに涙をながせ!」
脚本 雪室俊一 演出 斎藤 博   作画監督 荒木伸吾
原動画 林 政行 川端 宏 神宮 慧 安部正己 この人たちはジャガードである。
進行 片山秀男
荒木さんはじめジャガードでの作業と思われる。

4月29日 第5話 「あしたのために!-その1-」
脚本 雪室俊一 演出 波多正美  作画監督 金山明博
原動画 中村一夫 森 安夫 鈴木正俊 三輪孝輝
進行 片山秀男 続けて2話担当していたことになる。

5月 6日 第6話 「燃えろ!左ジャブ!」
脚本 山崎忠昭 演出 斎藤 博   作画監督 荒木伸吾
原動画 林 政行 川端 宏 神宮 慧 安部正己  この人たちはジャガードである。
進行 池田陽一

5月13日
第7話 「狼を裁くな!」
脚本 雪室俊一 演出 西牧秀雄   作画監督 杉野昭夫
原動画 正延宏三 白畠豊彦 大坂竹志 渡辺幸雄 (スタジオTAKE)
進行 伊藤幸松

5月20日 第8話 「東光特等少年院」
脚本 山崎忠昭 演出 石黒 昇    作画監督 金山明博
原動画 藤原万秀 中村一夫 森 安夫
進行 池田陽一

作画に三重野さんの名前がある、しかし氏名だけで、明らかにお名前を書き損じたのだと思う、お名前を調べてみたが、今の所、判明しない。誰かわかったら、教えて欲しい。

5月27日
第9話 「奴の名は力石徹!」
脚本 雪室俊一 演出 瀬山義文   作画監督 荒木伸吾
原動画 林 政行 川端 宏 神宮 慧 安部正己    (ジャガード)
進行 片山秀男

6月3日 第10話 「赤い夕陽に吠えろ! 」
脚本 山崎忠昭 演出 吉川惣司   作画監督 金山明博
原動画 藤原万秀 中村一夫 森 安夫 鈴木正俊
進行 片山秀男

6月10日 第11話 「地獄の底で燃えろ!」
脚本 雪室俊一 演出 西牧秀雄   作画監督 杉野昭夫
原動画 正延宏三 菊田武勝 大坂竹志 渡辺幸雄(スタジオTAKE)
進行 伊藤幸松

6月17日 第12話 「燃える太陽に叫べ 」
脚本 雪室俊一 演出 出崎 哲 作画監督 金山明博
原動画 藤原万秀 中村一夫  鈴木正俊 玉沢 武
進行 池田陽一

演出の出崎 哲(さとし)さんは、言わずと知れた出崎 統(おさむ)さんの兄貴である。
ちばあきおさんの漫画をアニメにしている総監督である株式会社マジックバス代表取締役でもある。

6月24日 第13話 「宿命のリングに立て」
脚本 雪室俊一 演出 斎藤 博 作画監督 荒木伸吾
林 政行 川端 宏 神宮 慧 安部正己 杉本祐作
進行 片山秀男

これで1クールが終わった。
とうとうスケジュールが無くなったという、そこで出崎さんたちは、今まで以上に、出来るだけ思いでシーンを取り入れ、今まで使用したカットも有効に使用できるよう脚本家や演出家に指示をした。

そのような目であらためて14話を見る。
7月1日 第14話 「KOゴングはまだか! 」
脚本 山崎忠昭  波多正美  作画監督  杉野昭夫  
原動画 出崎 統
進行 伊藤幸松
以上敬称略
エンディングのフィルムが無く詳しいスタッフは、不明との事であるが、この話では、意識して、回想シーンなど多用している。兼用カットを手前にローブを入れたり、背景を変化させたりして、見劣りしないようにしている、今まで使われたカットもやはり多用している、それが気にならないほど、ストーリーで見せている。

虫プロではあらためてスタッフ替えがあったため、パイロットの関係で「あしたのジョー」班にいた、作画の小川隆雄さん、 上梨壹也さん 新田敏夫さんなどが「クレオパトラ」班へ戻った。

これを見ていただければお分かりになって頂けるのではないでしょうか、とても制作が大変であったことがわかります。これでは現場を動かしている、網田靖夫製作担当の手足となる人手があまりにも少ない。彼は3人の進行さんと、死ぬ思いをしたのに違いない。 

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あしたのジョー

2006年12月20日 00時41分55秒 | 虫プロあしたのジョー
まずは「青山編」と称しこの年10月25日、パイロットフィルム「青山編」が原画イン、11月6日に動画アップというスケジュールで作られている。キャストは、矢吹丈 富山敬さん、レフリー 立壁 和也さんナレーション 名古屋 章さんなどであった。

まえに紹介した、昭和44年11月8日の虫プロ社内報「企画室ニュース」完成予定11月14日と書いてあるのがこれである。

パイロットフィルム「力石編」

昭和44年12月ジャガードへ杉野 昭夫さん金山明博さんがジャガードへ出向して
ジャガードの荒木伸吾さんなどとパイロットフィルム「力石編」の制作を開始していた、こちらは12月22日に動画アップしている。
主なスタッフ

制作 富岡 厚司さん シナリオ 丸山 正雄さん 演出 出崎 統さん 絵コンテ 斉藤 博さん 原画 杉野 昭夫さん金山 明博さん荒木 伸吾さん 動画 菊田 武勝 さんなど アシスタントプロデューサー網田 靖夫さん 美術監督 明石 貞一さん 美術 渡辺 毅さん タイトル文字 特殊効果 橋爪 朋二さん 撮影監督 熊谷 幌史さん 編集 松浦 典良さん 制作協力、ジャガード であった。

声優陣は、矢吹丈にあおい輝彦さん丹下段平は藤岡 重慶さんサチに白石 冬美さん平田 が渡部 猛さん鬼姫会 立壁 和也さんなどで、ナレーションは名古屋 章さんであったという。
そしてこの力石編はTVシリーズのスタート直前に番組宣伝スポットとして利用され、深夜枠で盛んに放送されていました。
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あしたのジョー

2006年12月19日 16時40分52秒 | 虫プロあしたのジョー
「あしたのジョー」 は、高森朝雄(梶原一騎)の原作で、ちばてつやが漫画を描き、講談社の週刊少年マガジンに、昭和42年12月15日発売の昭和43年1月1日号から昭和48年5月13日号にかけて連載された、ボクシング漫画であった。
虫プロダクションでテレビアニメ化され
昭和45年4月1日から昭和46年9月29日までの間、毎週水曜の午後7時から30分間79話が、フジテレビ系で放映された。
 テレビ化は、フジテレビの指導で行われた。
昭和41年から昭和46年まで、おなじ『週刊少年マガジン』に連載され「あしたのジョー」と、人気を二分した梶原一騎原作、川崎のぼる漫画の「巨人の星」がアニメ化され昭和43年3月30日から、昭和46年9月18日まで全182話が東京ムービー制作により、よみうりテレビ系で放送され、高視聴率を、取り続けていた。

テレビアニメの先駆け、老舗のフジテレビとしては、指をくわえてみているわけに行かず、フジテレビ局プロデューサーの別所 孝治さんは、人気を二分していた、「あしたのジョー」
を、虫プロで企画するよう、指導した。昭和44年秋、富岡厚司プロデューサーのもと、大忙しで、絵コンテ、出崎 統さん、当時雑誌の漫画で、売れっ子になっていて忙しかった北野 英明さんを苦しい時の北野頼みで、作画監督に、原画を川尻 善昭さんや上梨 壹也さんなど中心にして、スタジオも、新たに豊島園近くの、電気やさんのビル2階全フロアーを借りて豊島園スタジオとして、あしたのジョー班として、辞令を受けたスタッフによって、「あしたのジョー」のパイロットが作られていた。
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