まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

玉ネギを植えに行って

2009年11月24日 17時55分46秒 | Weblog
実家に玉ネギを植えに行く。
玉ネギって無農薬で出来るもの。そう思っていた。
 
ある人は無農薬で一番難しい。と言う。

答えは田んぼの裏作だから無農薬で出来るのだ。そういうことで今年は場所の都合もあって大阪の実家で植えることに。
何度も通うわけにもいかないのでマルチ栽培に。

普段太陽がいると畑が出来ない嫁さんも太陽をおばあちゃんに預けて二人で植える。
一人だとイヤになってくるけど二人は楽しい・・・。
 
普段テレビの無い生活をしているが実家戻った時は見たりもする。ちょうど八ッ場ダム住民反対のドキュメンタリーをやっていた。
現在の祝島の上関原発と住民を追い出す方法が全くと言っていいほど同じ。

大阪府知事は「何を行なうにも反対する人は必ずいる。全員賛成はありえない。だから選挙があって多数決で物事を決めている。」
選挙は大事で皆が真剣に選挙をすれば世の中は良い方向に向かうらしい。

知事は府民に支持され当選したと思っているらしい。
同じリンゴが机の上にあって片方は栽培履歴から生産者の情報を載せたら同じ物でも情報をある方を選ぶ人が多いと思う。ただそれだけのことだと思う。
もし情報がない方が無農薬であったとしても人は情報が無ければ片方が腐っていない限り選ばないでは。

多数決と言ってもこの世の中の多くはサラリーマンとか会社員と言われる人たち。
小さい時から右向け右の教育を受け、なるべくしてなった人たちで上司が右を向けと言ったら右を向く。
自分の意思とは別の世界で生きている。だからストレスを感じる。
こういう世の中その見返りはお金と保障と便利さ。

だから八ッ場ダムで起こるかどうか分からない洪水に保障されるのは東京、利水だって圧倒的多数の東京の人間。上関原発だって同じで電気を使用するのは多数派の都会。
都会の人たちは自分達が汚した水を飲めば良い、水をキレイにするエネルギーだって都会に原発を建てれば良い。
自分達は水も食べ物もエネルギーも何も生産しない消費するだけなのに何故田舎が潰され汚されなければいけない。そこを故郷として生きている人たちを追いやらなければいけない?

自然と向かい合い伝統・文化を大切にし永続的に続けられる社会を作ろうとしている意識高い人たちが少数派で社会的に認められない。

これはネイティブアメリカンを追い出し(殺し)自由の国を作ったアメリカとそう変わらない価値観、世界観。
権力、武力ある者が植民地を作った時と何も変わらない感覚なのだ。

なぜ自分の意思で世の中を生きていない人間が正しい判断が出来よう。
便利さの裏には必ず苦しみや不幸があることを知ろうとする世の中でなくてはいけない。

私達に本当に必要なことは選挙に行くことではなく、自分の意思で生き、真実を見極める力を育む生活、伝統・文化を大切にし自然を畏れ敬う心を持つことだと思う。