まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

生活

2009年11月14日 07時09分22秒 | Weblog
日々の生活が最も大事。
世の中で一番小さい集団、家族。これが乱れると世の中が乱れるように思える。

サラリーマンの時は仕事がとても大事なことだと思えて、私の仕事が上手くいかないと生活できないと思えて・・。どうしても仕事中心。仕事場の人もそう。どうしても仕事中心の生活。

農業を始めて特に感じることは今は家族一体であるという事。
まずは生活を大事にする。

もちろん農業は忙しい時はとてつもなく忙しいけど農閑期もある。1年目と違い段々体の中にリズムが出来てくるのがわかる。まだ必死な部分、追われる部分、先が見えない部分は沢山あるけど。
ただ四季折々の仕事があって、四季折々の食べ物がある。身体全体で四季を感じ呼吸する。
こういう「生活は心地よい」とやればやるほど思えてくる。

お金の切れ目が縁の切れ目。
これは友人、知人には当てはまるけど家族は果してどうだろうか?就農前は良くこのようなことを言われた。お金がなくなってくると夫婦関係もギクシャクするって。

でもそんなこと無いのではと最近自信から確信に変わってきたような気がする。

お金も体力も気力も能も無くても深い愛情さえあれば夫婦は繋がっていられる。それはやはり生活を整えることから始まる。


家族経営が基本である農業。恐らく本来は子供はおばあちゃんが見て嫁さんは労働力であると思う。
ただ新規就農で核家族ではそれが出来ない。
来年は人手が減る。嫁さんもまだまだ子供の手が離せない。
どれだけ効率化出来るか、その土地にあった栽培、販売が出来るか。他と同じことをしていれば必ず成り立たない。
農業の難しさはこういうところにもある。

自分達の生活を守りながら続けられる形に持って行く。少々時間が掛かっても生活という基本さえ崩さなければ先は見えてくる。