国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

結局何も買わず

2024-05-05 | 日記
信楽作家市が5日まで開催されていると知ったのでLindaに「行く?」と誘ってみたら「はい」と即答。訊くだけ野暮でした。7年ぶり2度目となります。以下はその前回にも紹介したことですが・・・・・

常識的には左のJR&信楽高原鐵道ですが、料金順ではそれより安いルート(計1460円)が出てきてちょっとビックリ。石山まで行ってバス2本を乗り継ぐというのは盲点でした。当然ながら遅くとも5時には起床、そして徒歩移動も必要となりますが。

距離的には断然この近江鉄道(左)ながら、何せノロノロなので先のバス併用ルートよりも時間がかかる。にもかかわらず割高。ということで通常は「論外」なのですが、知る人ぞ知るのフリーきっぷ(右)がありました。

両鉄道線が全部乗れてこの値段というのはありがたすぎる。片道だけで元が取れてしまいますから、これを利用しない手はないでしょう。

ただし、こちらを読むと「終日(始発~終電)購入可能な駅」に米原駅が入っていません。(たしか以前は含まれていたはずですが、リンク先にある各駅営業時間 (PDF) によると米原は「7時30分~17時30分 (平日)、7時30分~17時20分 (土日祝)」でした。)7時発に乗らないと次は1時間後なので逃したくはありません。とりあえず切符なしで乗車し、最初の下車時に改札で購入すれば済むことなのですが、ワンマンカーなので無人駅では運転士さんに頼む他はなく、そのせいで定時運行の妨げになっても悪いし・・・・・などといろいろ考えた結果、RYDE PASSというアプリをダウンロードしてデジタル乗車券を買いました。

ついでの余談ですが、米原〜近江八幡は常識的に考えれば左のJR一択。右の近江鉄道も直通(乗り換え不要)ですが、八日市に大きく迂回するため割高で所要時間も4倍以上。これにわざわざ乗るのは愚の骨頂としか言いようがありません。

そして上の1デイスマイルチケット(金土日祝限定)を使っても単に往復するだけなら60円の安上がりに過ぎませんが、何度も途中下車して湖東をノンビリ旅したい人には強力なツールとなります。

閑話休題。やはり近江鉄道米原駅の改札口は無人でした。が、ここでアプリを立ち上げて「利用を開始する」をタップ。(ちなみに未使用のまま今月30日を過ぎた場合は手数料を引かれた額が払い戻されるとのこと。)

ホームから撮影。拡大しないと字は読めませんが、駅に最も近い駐車場の料金は1日600円で離れるほど安くなります。私はといえば、かつて好んで利用していた国道沿いの場所が最大料金300円から400円に値上げされてからは、少し奥まったところにある300円/24時間の駐車場(下は土)を使っていました。ところがところが・・・・・これは西国街道を歩いた日(先月29日)のことですが、そこに車を止めて精算機で払おうとしたところ、いつもと様子が違う。ディスプレイに表示されたのは「1日券1000円、2日券1000円(以下略)」で最初は何が起こったのか理解できませんでした。で、その機械の下の方に「4月28日〜5月6日まで特別料金として1日1000円とさせていただきます」云々の張り紙が。Lindaは「何と悪どいやり方!」と憤慨していましたし、私も「そうすんのは勝手だけど、んなら入口の前にハッキリ掲げとけよ!」と言いたい。もちろん直ちに出ました。(またしてもおまけ話ですが、今回のように近江鉄道に乗る場合は別として、私は前もって調べた運賃が同じ場合は2駅手前にある田村駅に停めます。家からの近さに加えて全日1日1回当たり200円なので。そして営業キロの差が運賃に反映される場合のみ米原まで来ます。往復&二人分の差額が駐車料金のそれを確実に上回りますからね。)

ホームに入ってきたのは一番よく見る黄色の車両(元は西武鉄道)でした。彦根駅で貴生川行に乗り換え。それも一緒だったので撮影なし。ここから100分の乗車ですが、途中で困ったことになりました。彦根駅で済ませてきたのに尿意が。そして2両編成のいずれもトイレはなし。しかしながら、各駅の発車時刻を調べて大丈夫だろうと思い、実際その通りでした。本線(米原〜貴生川)と八日市線(八日市〜近江八幡)の分岐点である八日市駅で乗り継ぎのため10分以上停車している間に駅の外に出ることができました。(で、先に述べた無人駅でのフリーきっぷの購入も判ってみれば考えすぎでした。また仮にここで降りなくても近江鉄道から信楽高原鐵道に乗り換える際には改札を通りますからね。)さらに日野駅でも対向列車の通過待ちでやはり10分強停まりました。トイレに関しては、その辺をちゃんと考えているのでしょうね。

貴生川駅にて。信楽高原鐵道も元はJR(信楽線)だったので草津線と向かい側のホームから乗車しますが・・・・

ガラガラの近江鉄道とは打って変わって大勢の乗客が入線待ち。ゴールデンウィーク中ゆえ予想というか覚悟はしていました。行先は皆一緒でしょう。(車内はギッシリで最後まで座れませんでした。)

先頭車両には目的地で開催中の展覧会の広告が。


そして車内にも。全然知らない名前だったので、帰路で気が付くまで「リサ・ソーラン」(民謡か!)と勘違いしていました(苦笑)。

終点(信楽駅)まで乗ると引き返すことになるので一つ手前で下車。(下りたのは私たちを含む数名のみでした。)そのホームから列車の進行方向と逆方向に歩くグループに分かれ、私は前者に付いていったのですが、そちらは判ってみれば朝ドラの撮影が行われた場所へ向かう山道。つまり聖地巡礼の観光客でした。それで少し時間をロス。

国道307号線を進む車のノロノロぶりから予測できましたが、陶芸の森の駐車場へ向かう車列が延々と。電車で来たのは正解でした。

この作家市に出品されていたのは一点物で値段もお高め。それでも一期一会的に気に入った品があれば買っても良いと思っていたのですが・・・・・私の目を惹いたツートンカラー(黒と青、黒と黄)の皿はLindaに却下されました(苦笑)。原色使いが「アフリカの民芸品みたいに派手」とお気に召さなかった様子。

例のドラマのタイトルにもなった緋色の陶器の数々。


Lindaは次作の題材を得るべく熱心にチェック。わざわざ濃いピンクのシャツを着ていましたが、時に作品と一体化しているような感も。

ここの茶器(桐箱付き)は素人目にも見事だと思いました。その値段はいずれも5桁でした。

全ての出店を一通り見た後はフードコートへ行って軽食&休憩。それから信楽駅の方へ向かいました。お昼は7年前と同じ店で(食後にコーヒーも)と思っていたのですが・・・・記憶を頼りに、そしてスマホに保存してあった当時の写真の撮影地点から判明した信楽伝統産業会館の内部はガラッと様変わりしていました。(先ほどGoogleマップで見たら頭に「旧」の字が付いていました。かつては陶器の販売コーナーとカフェ&レストランが併設されていたのですが。)




この通り「テレビドラマの世界」展の会場となっていました。(ずっと会期延長しているようですが、「5年前の朝ドラにいつまでもすがるというのも何だかなあ」と言いたい気持ちはあります。)それでしばらく歩を進めたら事前調査で候補の一つに挙がった飲食店の前に来たため入りました。(もうちょっと先にあるラーメン屋が第1候補でしたが、何にしても入店待ちは嫌だったので昼食は午前中に済ますつもりでした。)

ここでもカウンターの奥にはお洒落な陶器がズラッと。(2階にもギャラリーが。)

二人ともフライセットの定食(ただし中身の違うもの)を注文。

いかにも凝った食器に盛られていたためビフォー&アフターを撮影しました。

駅前に向かい、途中で安売り店を物色。(なお窯元巡りは4年前にしたということで今回はパスしました。)


「春のしがらき駅前陶器市」にも。(ちなみに上は名前がヤクルトスワローズのマスコットと似ているという理由だけで撮った1枚です。)

とはいえ、家には買ったまま未使用の品が少なくないし、とにかく暑かったので何も買わずに(ソフトクリームを食べただけで)見物を切り上げ、予定より1本(1時間)早い電車で帰ることになりました。(それも座れるよう早めに改札を通りました。)後で計算してみたら滞在時間は移動時間のほぼ2/3でした(苦笑)。

再び近江鉄道の車両。帰りも余裕で座れたため(行きは車窓からの景色を楽しみながらでしたが)読書に没頭しました。ただし途中で居眠りも。長距離を歩いた訳ではないものの雑踏に揉まれて疲弊したからでしょうか。

今日の午前中も外出しましたが。記事執筆と公開は明日。
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