国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

あと44枚(増えました)

2023-02-09 | 日記

これからバックアップを取る予定のCDです。(全部ではありませんし、それでも並べられないので重ねました。)一部にマイナーレーベルも混じっていますが、大半はフィリップス(オランダ)、デッカまたはロンドン(ともに英国)、およびドイツグラモフォンという大手の製品。既に述べたように、いずれも旧西ドイツのハノーヴァーの工場で生産されていました(こちら参照)。そこだけが突出して寿命の短い粗悪品を作っていた訳ですから憤懣やるかたない思いです。さらに腹立たしいことに、当時ポリドール社が輸入していた黄色(グラモフォン)と青赤(デッカおよびロンドン)のレーベルは、カラヤンやバーンスタインなどを筆頭に超一流の音楽家を抱えていたため強気だったのか、"F35G〜"、"F35L〜" という番号を振ったCDを1枚3500円で売っていました。(その頃CBSソニーや日本フォノグラム、東芝EMIなど他社のレギュラー盤は3200〜3300円が相場でした。)その高価格ゆえ学生だった私はよほど欲しいものを除いて敬遠していたのが今となっては救いですが・・・・・・

西独製以外のディスクも念のためチェックしましたが、レーベル面の損傷は全くといっていいほど確認されませんでした。上はたぶん私が所有している中で製造年が最も古いもの。(ブックオフで格安中古を買いました。なおクラシックファンの間には初期盤は音が良いという噂が流れていますが、真偽のほどは知りません。)

ケース裏には「©1983」とあるものの、40年経っていてもビクともしていません。そういえばこんなのもありました↓

上は3大テノールが初めて勢揃いしたFIFAワールドカップ1990年イタリア大会決勝前夜の歴史的コンサートを収録したもので、ゴールドCDとして販売されました。(レーベル面にも "SUPERIOR GOLD" の文字が。)探してみたところ全部で3枚だけでした。後の製造技術の進歩によって結局普及することなく終わったということです。貴金属ゆえ蒸着は薄くスケスケですが、酸化しない材質の威力で劣化は皆無。それでいてアルミの通常品と比べてもとくに割高ということはありませんでした。金価格が高騰してしまった今は無理でしょうけど。

おまけ
 こちらこちらに出ていますが、世界で初めてCDが発売されたのは1982年のこと。うちクラシック音楽のものは "38DC〜" ということで1枚3800円でした。当時はプレーヤーもメチャ高かったこともあり、リアルタイムで買ったことはありませんし中古でも所有なし。劣化しているのか見てみたいです。

追記
 他社製ながら1980年代前半の発売で定価3800円のCDを2枚所有(中古で入手)していました。うち1点は手放しましたが、こちらの2枚目画像には「©1983」とあります。もう1点はこれですが、ケース裏に「©1981」と印字され、ここにも「1981/01/01」とあります。しかしながら、それが本当なら先の「おまけ」で貼ったリンクの記述と矛盾するので、おそらくはここの84年が正しいのでしょうね。こちらは今も保有しており、昨日盤面をチェックしましたが大丈夫でした。

追記2
 本当に危ないのは内側も外側もギリギリまでアルミ蒸着が施されたCDのようです。西独製でもそうでないものは劣化しているように見えません。とはいえ「やっときゃよかった!」と後悔したくないので、それらもデータ化することにします。

追記3

西独製の古いCD同様、処遇に悩んでいるのがいわゆる「ブート」「海賊盤」(注)と呼ばれているCD-R。クラシックでは主に欧州の演奏会のFMデジタル放送を収録したと思しき製品が出回っています。(注:ここここに示しましたが、ブートにはCDとして製造・販売されたものもあり、それらに今のところ劣化の懸念はありません。)


上画像から判るように、いかにもチープな作りなのですが、中身は時に正規盤より(演奏も録音も)高品質だったりすることもあるため決して侮れず、一時期セッセと買い漁っていました。(さすがに50枚も持ってないですが。)「CD-R 寿命」で検索したらトップに出てきますが、こちらには恐ろしいことが書いてありますね。勿体ないのでバックアップを取るか、それとも潔く朽ちるに任せるかを決めかねています。
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Unknown (Yasuhiro)
2023-02-25 05:09:43
https://audiof.zouri.jp/y-cd-07.htm

上記リンクにはCD最初期の西独プレス盤についての説明があり、ページ下には見たくもない写真が並んでいます。(おそらく痛々しいほど劣化が進んでいるはずです。)

ところで、第2段落に「日本フォノグラムはクラシックが4500円」とあり、私はそれを知りませんでした。(でっきり最高値は3800円だと思っていました。)

http://www.andiemusik.jp/classic/concertgebouw/my_choice/bruckner_9_haitink_1981.html

その中にはハイティンク&アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団によるブルックナーの交響曲第9番(輸入盤 410 039-2)もあり、そのジャケットは色違いの長方形を組み合わせた幾何学模様でした。(私もFM雑誌で見たことがあります。)

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k1076004161

今も時々オークションに出品され、落札されているようですが、「そんな怖いもんによう手ぇ出すな」というのが正直な気持ちです。

https://www.hifido.co.jp/sold/17-76364-55959-60.html?LNG=E

後に40CD121(定価4000円)という番号が振られて国内盤扱いとなり・・・・・

https://aucfree.com/items/s707424624

そのさらに数年後、ジャケット(楽譜を読んでいる指揮者の写真)を改めて発売された32CD121(定価3200円)が私が所有しているものです。そして以下で述べたように、再生に支障が出るのは時間の問題なので買い替えも検討しています。

https://blog.goo.ne.jp/matrimonio_internacional/e/83fd67a7807aa57ba68e3a333c82cd61
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