国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

ヤギじゃないよ

2022-11-06 | 日記

読みかけになっていたスペインの小説を昨日読了しました。第2部(後半)には「余計な描写&無駄な会話が多すぎ」と思いましたが(人によっては却って好都合?)、「カルメン」(ビゼーのオペラもメリメの原作も)を思わせる展開は面白かったです。死ぬのは闘牛士の方ですが。

ところで冒頭の画像に載っている著者名ですが、裏表紙にはこの通り。偽名を使うにしても "Caballero" を選ぶとは! 絶対に素性を知られたくないという思いからなのでしょうか? ちなみにスペイン語によるトイレの表示はこうです。

その勢いで先月入手したメキシコ文学も(大きい字&ページの余白タップリの本だったため2時間足らずで)読破。邦題の赤いソースはやはり血を表すものではありませんでしたが、ドロドロのストーリーは結構楽しめました。(映画化されたというのも納得ですし、連続ドラマにしてもラテンアメリカ人には受けるでしょう。)

各章(1月から12月まで)には料理名のタイトルが付けられていましたが、7月は偶然にもこの前食べたばかりのものが。もちろん本文で紹介されているレシピは全く違っています。(市販のルーはもとより、ガスも圧力鍋もない時代ゆえ当然ですが。)そして次ページの(右画像)の材料も。なお、トマトから下の野菜はアメリカ大陸起源の作物で固められていますね。そうなると私が作ったのもカボチャとピーマンはOKながら、ニンジン(アジア原産)を入れたりするのは邪道なのかも?(それを言ったらタマネギとニンニクはアウトだし、そもそも牛肉が使えませんけどね。)

料理つながりという訳で続いてこれを。リンク先で述べたようにダブり買いを免れた2冊のうち、取りかかったのはもちろん左の第1作。もう半分読み終えているので今日中には。こんな私を見たLindaからは "Tú comes libro."(あなたは本を食べる)と時々言われています(苦笑)。

追記
 検索したところ過去記事でも2度使っていた「新大陸」について。大陸に古いも新しいもありません。「新旧は征服者による勝手な分類に過ぎず不適切」(注)という意見を思い出したので改めました。今後も使わないよう気を付けます。(注:「〜の発見」「西インド諸島」「インディオ」「インディアン」なども全てそうですが。)

追記2
 本文で述べた見込み通り、夕刻に「タルト・タタンの夢」を読み終えたのですが、その後手の込んだ料理が無性に作りたくなりました。何であれ人をその気にさせる文学というのは優れているというか、そういう力を持っているのだと思います。

かといって今更材料を買い集めに外出する気にはなれず、予定通り上のハンバーグになりました。手こねで上のスライスチーズ(明治)だけでなく中にもチェダーを入れてあり(注)、それなりの手間暇はかけましたけど。(注:それゆえ「チーズ・イン&オン・ハンバーグ」ということになりますか。ちと長いですが。)


ワインは前の晩に開けたシャトレーゼの白(ソーヴィニヨンブラン)。本来肉料理には赤ですが、上のアボカド入りサラダ、あるいはハンバーグ内外のチーズと意識的に合わせるようにしたら、とても美味しく飲めました。ここでも贅沢を言うと、チーズには白でもシャルドネのほうが相性は良かったでしょうね。こちらにある通り、(全ての店舗で販売はしていなくとも)製造はしているみたいです。もし一番下の甲州を見かけたら賞味期限(2週間)を無視して買いだめするところですわ。なお、私が知らなかっただけでこちらこちらで紹介されているように、あそこのワインのコスパが非常に高いのは間違いありません。

翌々日追記

実は日曜日にはハンバーグを5個焼きました。うちチーズ入りの3個はその晩に一人一つずつ。残り(チーズなし)の一つは私の月曜日の弁当に。そしてもう一つを使って今朝Lindaがハンバーガー(サンドイッチ?)を作ってくれました。仲良く半分ずつに。なお右の方はこの後スライスチーズを乗せてレンチンし私が食べました。ところでLindaは日本語で言うところの「ハンバーグ」「ハンバーガー」は、ともに "hamburger" です。和製英語の前者を使わないのは解るのですが・・・・・・

で、調べてみたらこうでした。なるほど、西語はそうか。

でも英語では必ずしもそうではないようなので(こちら参照)謎は残ります。それにしてもリンク先の "hamburger without buns" には笑わせてもらいました。なんと回りくどい言い方!

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