Ombra Mai Fu ~ 優しい樹の下で

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 増田 いずみ ~ OFFICIAL BLOG

6月6日

2009年06月09日 | masudaizumi.com
古典芸能の世界では、数え6歳の6月6日にお稽古初めをするそうです。

リトルは、まだ3歳なので、正式にはまだですが、私がパパさんの尻を叩いて、今年6月6日からお稽古を始めました。


引っ越しした今年2月から、リトルはいつもピアノを「叩きながら」歌っていて、レパートリーも膨らんできました。

私より、よっぽど練習しているかも。


西洋音楽と古典芸能とでは、味がある、といわれる音のピッチや、リズムの取り方が違うし、ピアノに馴染みすぎてしまうことが、ちょっと怖かったのでした。



幼児教育者として名高いモンテッソーリの本を読んでいると、0歳から2歳、3歳から6歳の脳の発達は違うそうです。

2歳代までは、漠然とすべての情報を、吸収していくそうで、いい、悪い、好き、嫌い、関係無く、模倣することが、3歳になると、それを自分の脳の本棚に整理しはじめるそうで、6歳までに、その作業は一段落、最終的に10歳で完結するそうです。


5月には、正座の練習で長唄を聴講してみましたが、15分でダウン。
そんなときは恐竜の卵を足の下において、「これを暖めておいてね、恐竜ママ」といいながら、がんばらせていました
古典芸能のためのリトミックがあればいいのに、、、と心から小さな夢が芽生えました。

ところが、心配ご無用、自分のお稽古のときは、まったく問題なく30分集中することができました。



で、そこから、が問題発覚。



問題は、わたし、わたしです!


自宅練習をするのに、私の知識がないことで、大変なのです。
オペラのフルスコアみたいな状態の録音で、一本の「カセットテープ」を渡されて、この時代に資料がカセット???というところも、文楽の業界がアナログであることにびっくりでしたが、お稽古した部分を、そのテープから頭だしするにも、45分の演奏のなかで、どこに、その「一節」が入っているやらわからない、歌詞カードもないので探し出せず、、、、


画用紙のノートに、歌詞(といっていいのか、台詞?というベキか)を書いてください、とお願いしたものの、あれ?確か「お~~~」っていっていたところに「ほふ」って書いてある????


わからん。


カルメン全曲版のカセットを渡されて、闘牛士の歌、「トーレーアドール オーン ギャ~~ルドゥ」という有名な一節を、歌詞カード、譜面もなしに、音だけで、耳の記憶をたよりに探すようなものです。


はぁ、、、先が思いやられます。



私も、これから一緒に勉強です。