ママが好きだから

リトルが幼稚園に入って、クラス分けで離ればなれになってしまったプレスクールのお友達と、会う機会がありました。


やんちゃで、ママに甘えてはなれなかったので、とにかく大変とお母様が悩まれていたのですが、今日の、そのK君は、誰もいない廊下で、じっと一人で椅子に座っています。

「あれ？どうしたの？」

「ママまってんねん」

そこにお友達がわ～～っときて、ちょっとK君は席を離れ、わ～～っと騒いだり、おしゃべりをしてましたが、また、椅子に戻りました。


へ～～～～～～～～～？？？
きっとママが、ここに座っててね、っていったんやね、すごい、素直な子になったなぁ、、、。



以前は、ママと片時も離れる事ができなかったのに。。。

ほんの２ヶ月で、こんなに物事を理解できるお兄さんになっているなんて！


廊下から、扉をあけると、K君のお母様が書類の手続きをしていました。


「すごいお兄さんになったん違う？なにかあったん？」


「そうやねん！それがな、、、、」


と話してくれたのが、インフルエンザで休園になった一週間、どこにも出かけず、ママと水入らず、べったり過ごしたら、話を素直にきいて、信頼して離れてくれるようになったそうです。

幼稚園に入って、急にお子様の態度が変わって、戸惑うママ友の話をよく耳にします。

リトルも最近、ママが好き！と抱きついてくることが多くなりました。

お腹のベイビーにママをとられる、という危機感から、軽いあかちゃん帰りなのかな？とも思いつつ、わざと失敗をして、走ってきます。


どうして失敗しちゃったのかな？と聞くと、
「ママが好きだから」

という理屈。


着替え、トイレ、手洗い、、なんでもないことと私が感じている生活のなかで、今までいつもママが一緒だったことが、自分で完璧に出来てしまうと、ママが離れていく。

あ～、やっと一人でできるようになった、と安心していた時だったので、唖然。

そんな風に子供は感じるのね。。。


ママが、離れていかない、ということを理解してもらうために、今月からリトミックとピアノのレッスンを毎日三十分することにしました。

習いたてホヤホヤのリトミックを実験してみると、くいつくのなんのって、すごいです。


私の小さい頃の、古いアルバムをめくると、いつもほっぺたを膨らませて怒った顔。

きっと、甘えん棒で、母を困らせていたのでしょう。


でも、考えてみたら、大人だって、恋人にもっと甘えたいとき、気持ちとは裏腹に、変な態度になってしまったり、困らせたりしますよね。


受け取る側が、気がついてちゃんと向き合っていけば、関係は修正できるってことなんでしょうね。