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おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

心臓病の天使

2015年10月20日 07時20分48秒 | 社会

阿蘇のあか牛

10年前、狭心症の発作を起こして入院手術。カテーテルで梗塞箇所にステント留
置する身になった。

55歳の時だ。

この山田倫太郎君は生まれながらに心臓に障害をもって生まれてきた。

今年の24時間テレビでこの少年の放送だけを見た。

昨夜、「1分間の深いい話」に再登場した。

この子はすごい感性と表現力、想像力をもっている。かれの発言を聞いていると
まさに弟子である私が師匠の倫太郎君の教えを受けている姿を想像する。

ご両親の教育の賜物といってしまえば何とも簡単だけど、かれの生い立ちに秘密
がありそうな気がする。


心臓の左心室と右心室が分かれていない「フォンタン術後症候群(房室交差)」
という1万4千人に1人の難病を抱えて生まれてきた倫太郎君。

生と死が生まれた時から隣り合わせにあった。
生きるということは、かれにとっては他に健常者と違う意味を持っている。

この生きる条件を背負って毎日を暮らすかれが思い巡らすこと、手に触れ目で見
、耳で聞こえるいろんな情報に接したときに生まれる感懐は他人とは違う筈。

言葉は深い意味をもつし、人生の深部を抉ってくる。

そういえば発達障害を持った少年画家の放送を見たけど、やはりその絵は深かった。

これは何だろう?何にも不自由なく、豊かに安全で安心して暮らせる環境に育つ多く
の日本の子供達。大学卒業するまで1000万円以上の教育費が掛かるらしい。

塾にも通わせなくてはならないし、スマホも持たせている。

一方でさっきタイの保険会社のコマーシャルを見て涙を流してしまったが、貧しくて
もこの少年のような発想力、感じ方、選択される行動を見ていると、「豊かさ」の意
味を考えさせられる。