ちょうどいい季節になった
今朝の7時過ぎ。南郷谷は朝霧に包まれている。
昨日は盛んに噴煙を上げていた中岳もその姿を隠している。
室温でも20度を切ってまさに秋酣(たけなわ)。
最近、カライモとカボチャが美味しく思えて、妻に強請して料理してもらう。
昨夜はカボチャを煮つけて貰った。カボチャの料理は単純なのがいい。
甘くてホクホクしていて、何とも美味い
この頃テレビは「特番」ばかりで、それに面白くないから秋の夜長ちっともツマンナイ
何で興味もないのに「UFO」なんて今頃やるのだろう・・・局の都合を押し付けるな!!
特集ものが多い。3時間、中には4時間って馬鹿長い。番組「モニタリング」は中には
面白い奴もあるが(ベッキーを除いて!)、4時間続けられたら堪らない
いつも見ているトキオの「ダッシュ」は他の危なくなっている番組と接続されていつも
の中味を失い、 特番放送。これで多くの支持者を失った。
こんなテレビを離れて、ベッドに入り読書三昧。
昨夜は池波正太郎の「雲ながれゆく」を読了。よかった
女性が主人公の時代物。商家の主が亡くなって残された妻お歌が、夫の後を継いだ弟を
支えて切り盛りしていくのだが、この男が「ドグラ」。女に博打、商売に背を向けて
遊び続け、商いを次第にだめにしていく・・・
ストーリーは武家の敵討ちが副流する。
この父親を殺されて敵討ちで江戸に来た若い侍をお歌は支援する。
そして、外出したお歌を突然強姦する名も知れぬ浪人。その1回の交わりで操を奪われた女お歌が
深く傷ついたかというと、お歌はその「味」=その時の男の手練が忘れられなくなっている。
そして、この手管に長けた男が滅法強いのだ。相手が刀を抜いて立ち向かってきても剣を抜かずに
簡単に倒してしまう。
どうしようもなく惚れてしまうお歌、敵討ちの三沢又太郎、仇中西豪右衛門剣術道場の主。豪傑だ。
これらが絡み合ってストーリーを展開させる。読んでいて飽きない。
テレビは一方的に感慨を押し付けてくるが、本は違う。ゆっくり咀嚼しながら、筋が不明になれば遡って
読み返すことが出来る。
秋の夜長には「読書」が一番だ。