おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

日本の救世主になって・・・

2011年03月20日 07時20分37秒 | 日記
天気は下り坂に入った。今にも雲が破れ、雨が落ちてきそうだ。

TVに釘続けになっている。恐らく日本中がそうだろう。馬鹿笑いするお笑い芸人のバラエティーを放映しているが見る気が全く起こらないし、局の無神経さに憤りさえ覚える。

今福島原発では「必死」の放水活動、復旧活動が夜を徹して行われている。

世界中がこの動向に注目している。東電の本社にぬくぬくとして命令だけしている幹部達(「ダラ幹」という言葉が昔使われた)ではなく、現地で不眠不休で働いている原発労働者、そして自衛隊、消防隊、何故か素早い撤退だけが印象に残ってしまった警察機動隊の放水車。放射能の数値が高く危険であるということで途中で取りやめたらしい。

しかし、自衛隊、消防隊ハイパーレスキュ-隊の活動に対しては画面に手を合わせて祈るしかない。「どうぞ日本を救ってください」と。

復興への向けての第一歩は口先だけの政府首脳ではなく、あなた方の手に握られています。strong>

昨夜遅く、その東京消防隊の記者会見があった。その隊長の発言には心の底から慟哭した。
部下を思い、「申し訳ない、深く感謝している」という短い言葉を詰まらせながら涙を流しながら言われた姿は苦渋に満ちていた。

そして家族に当てての連絡はと聞かれて、皆メールで「これから現地に行く」と短い文章で送り、その返信は・・・

あなた、日本の救世主になって下さい

そうだ、あなた方こそが日本の現在(いま)と未来を支えているのだ。

戦争中、数え切れない若者が身を捨てて祖国のために戦ったようにー
多くの特攻隊で死んでいった若者達は決して無駄死にではなかった。あなた方の存在あって戦後日本の精神的支柱になったのだ。

現地で働いている方々は「子や孫達の未来のために」、そして「日本のために」と放射線を浴びながら利他そのももの活動を続けている。
画面で見るしかない自分を恥じながら、日本の社会の立ち直りへの一歩を彼らの活躍で原発が危機が回避されることを祈っている。

どうか、無理をされないように安全には万全をきして欲しい。

菅首相は即刻現地に入って、その活動を激励し隊員を慰労すべきだと思う。
東電の本社に乗り込んで叱責したというが、怒りを爆発させるだけじゃ何もならない。