おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

携帯の罪悪

2011年03月01日 07時11分55秒 | 日記
京都、早稲田、立教大学で携帯電話を使った入試カンニング事件が起きている。

ひどい時代になったものだ。呆れてものが言えない。

入試という高校3年間の努力の結果を試す非日常的空間である試験会場は緊張の極点であるはず。

昔、国立高専の入試の時、泊りがけで受験に出かけた先で緊張の余り、試験の前日おねしょをしてしまった私は風を引いてしまい最悪のコンデッションで臨んだ。しかも、試験監督が見回る時に、受験票には眼鏡をかけていない写真だったのに、試験中眼鏡をかけていたので別人かと疑われはいないかと内心はらはらドキドキ、試験どころではなかった。結果は無惨

受験とはこれほど緊張を強いられるものなのに、この受験生堂々と試験中に携帯で問題をネットに載せ解答を求めていた。そして「時代」なのだ。数分で解答が寄せられていたというのだから何とも・・・

大学はそこで本当に学問を求める者だけが入るようにしなければ、時間とお金の無駄だ。カンニングして入学を果たしたとしてこの人間がそこで真摯に勉強するだろうか?先は見えている

中野次郎という医者の書いた「誤診列島」(集英社)という本を読んだ。

著者はアメリカのオクラホマ大学医学部の教授をされていた人だが、日米の医療の現状特に医学教育の比較を論じておられた。
アメリカで医者になるためには8年かかるという。特に感心したのは最初の4年間は一般大学教育を受けて学位をとることが必要であるということ。

書く時間がなくなった。続きを明日またー