おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

時間についてー世の中、急ぎすぎていないか

2011年03月06日 07時24分45秒 | 日記
昨日は素晴らしい天気だったが、一転今朝は曇っている。どうも午後には雨になるらしい。

ニュースを見ると、カンニングやら幼児殺人やら余りいい話はない。幼児殺人はここ熊本で起こった事件で、若かりし頃住んだ熊本市内の清水町高平という所で起こっている。
近郊型大型スーパーはとても便利で、それだけ中心部の集客力が落ちているという反動もあるのだが、何でもあって楽しいしよく使う。そこに盲点があったとは・・・都市型の事件だ。
大学の学長の会見があっていたが、まるで「アサッテの話」のようで教育機関としての責任感を感じなかった。そこは社会福祉を学ぶ所ではないですか?学生は恐らく精神状態が普通ではなかったのではないかと思う。大学にはあまり来ていない・・・
考えてみれば福祉の学問的な原点は、人が何らかの事由で落ち込んで、悩み、歩みを止めている。そういう人のことを考えていくことからこの学問ははじまるのではないのか?

京大のカンニング事件は「犯人」が見つかった。これも田舎の青年だった。いろいろ聞いていると、この子まじめで、純朴な性格だったのではないか?浪人している。性格が弱い子で受験に不安と焦りがある。傍にいつも使う文明の利器がある。ネットもよく使っていたのだろう。それに頼ってしまった。そして溺れた!
携帯=利器の恐ろしさと「便利」に溺れていく近代人の倫理性の弱さ。社会の責任でもあるし、現代教育の重大な欠陥を物語っている。
昨夜、番組でビートたけしが「犯人」に同情して、お笑いに来ればいいのに・・・と救いの手(象徴的な言辞)を差し伸べる発現をしていたのがホッとする。

近代社会は工業化と情報化、そして人口の都市集中、東京中心の文化が遂行されていく。
新幹線は東京を基点に全国にネットが張り巡らされ、九州で鹿児島まで、昨日東北新幹線が開通し青森まで300kmでぶっとばす。

そんな急いでどこに行くのだろう?時間を短縮したからといって仕事が楽になりましたか?経験上、時間の短縮は決して業務の短縮にはならなかった。余った時間の分新しい仕事が齎されるのだ。

一方でゆっくり時間をかけて旅行していた夜行列車がなくなっていく。九州ではもう寝台列車に揺れながら大阪や東京などに旅することができなくなった。まさに時代を明示している。

寂しいなあ