おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

いつまで続く悲しく辛い日々

2011年03月13日 07時21分10秒 | 日記
二日経って新たな映像が現れ、さらにリアルに惨状が映し出される。

阿蘇のカルデラの中=南郷谷に住んでいる私は、津波の脅威というものについて奥尻島の時、日本海中部地震をあくまでテレビの映像で見ているのだが、どうしても実感が伴わない。

津波という語感から安易だがサーファー憧れのハワイの高波をイメージするのだが、どうもそうではなく陸地付近の海が急上昇して港や浜にどーっと押し寄せてくるような感じだ。波が高くなるというよりも、急激に潮位が上り、圧倒的な水量の海水が渦巻きながら押し寄せてくる。

高い所に逃げた人々が恐る恐る海の状況を見ている。予報通り大津波だ。堤防を破壊させ、岸壁をなんなく乗り越え、漁協の事務所、倉庫を軽々と押し流しながら、町全体を飲み込んでいく。

映像を見たのだが、高台に逃げ延びた住民で何故か安全な高いところから低い所へ降りて行くのを見た。
まさかここまでは来るまいという高を括るというか、自分の家に残した物を取りに行ったのか、映像を見続けると直後水がその付近まで押し寄せていた。
あの人達はどうなったのか心配だ。
確かフジTVに提供された現地住人が移したビデオだった。

NHK,朝日、TBS,NTVとチャンネルを次々に切り替えるが、報道として最もリアリティーを伝えていたのはフジだった。そして人間として感じる。事実を伝えることと、伝えるものは単なるロボット=機械ではなく生身の人間なのだということ。
冷静で、より客観的にという職務的自制があるのだろうが、古館の話は言葉を選びすぎて、練りすぎで文飾があり、それだけに人間の生身の姿が見えてこない逆説があるように感じる。


ー祈りー
南三陸町という地名だった思う。昨晩、17000人の町民の内非難している7千人以外の1万人の所在が確認されないという。
早く、何とかして全員を救助していただきたい。
もちろんこの町だけでなく、行方不明になっている方の救助救援、遠くなにもできないもどかしさはあるのだが、心から祈るばかり。
八戸の「サーモの海」さん、どうかご無事で!