上半期、輸出入とも過去最高を更新…九州経済圏（嘘）

門司税関は２８日、九州経済圏（九州・沖縄・山口）の今年上半期（３～9月）の貿易概況を発表した。輸出は前年同期比８・８％増の４兆１８５１億円、輸入は２４・７％増の４兆６８４５億円で、ともに上半期の過去最高を更新した。

　輸出では、自動車が２７・５％増の９３１７億円、船舶が３０・８％増の３１６９億円となったほか、鉄鋼も微増ながら３４０３億円と堅調に推移した。主に韓国向けの半導体製造装置は４７・７％減の４７０億円に落ち込んだ。

　輸入は原油高騰の影響で原粗油が５４・５％増の１兆８９５９億円、石炭も３６・３％増の２７５６億円と大幅増となった。

　国別の取引額では、輸出先のトップは中国の８２３７億円で全体の約２割を占めた。輸入はサウジアラビアの５８４１億円が最も多く、次いで中国の５２７９億円。ただ、中国は冷凍ギョーザ中毒事件の影響で、食料品の輸入額が２２・０％減の４９３億円に減った。

（2008年９月29日 読売新聞）