日記のブログ

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枚方・京都連続刺傷、石津容疑者を埼玉で逮捕

2008年05月30日 22時35分08秒 | Weblog
大阪府枚方市と京都市で少年2人と女性が相次ぎ刃物で刺された事件で、大阪府警が殺人未遂などの疑いで指名手配していた枚方市村野南町、無職石津淳容疑者(40)が30日未明、埼玉県上尾市内で見つかり、県警が同容疑などで逮捕した。逃走から17日目。同日午後、身柄を府警に移送した。

 発表によると、石津容疑者は30日午前1時ごろ、上尾市内の荒川河川敷で自転車に乗っているところをパトカーで巡回中の警察官に発見され、自転車を捨てて逃げたが、取り押さえられた。所持金は数百円で、自転車の前かごに包丁2本を袋に入れて所持していた。

 石津容疑者は14日午後8時30分ごろ、枚方市の府営住宅で、自室階下に住む無職少年と友人の高校生(いずれも15歳)の頭や背中などを包丁で切りつけ、重傷を負わせた疑い。調べに対し、容疑を認め、「包丁の1本は大阪の事件で使った」と供述しているという。

 21日朝にも、京都市南区で自転車のパート女性(45)が襲われ、約12万円入りのかばんが奪われる事件が発生。現場に石津容疑者の運転免許証が入ったリュックサックが落ちており、京都府警も強盗殺人未遂容疑で逮捕状を取っていた。

 両事件では凶器が発見されず、両府警は石津容疑者が刃物を持ったまま逃走しているとみて警戒。27日に東京都新宿区内に潜伏していたことが確認され、大阪府警が都内に捜査員約30人を派遣していた。

            ◇

 ◆「よかった」被害者ら安堵

 大阪と京都で3人に大けがを負わせて逃走していた石津淳容疑者(40)が30日、最初の事件から17日目に、自宅のある大阪府枚方市から約400キロ離れた埼玉で逮捕された。持っていたのは包丁2本とわずか数百円。〈第3の犯行〉の可能性もあっただけに、二つの事件現場近くの住民や、捜査関係者らは胸をなで下ろした。

 ■川辺の逮捕劇

 人通りの絶えた荒川河川敷のサイクリングコースで、たった1人、赤い自転車をこぐ男に、パトカーで巡回していた埼玉県警自動車警ら隊員が気づいた。

 野球帽を目深にかぶり、半袖Tシャツにグレーのズボン、肩にはえんじ色のリュックサック。「止まって」。男は制止に応じず自転車を放り出して逃げたが、川沿いの土手で隊員に取り押さえられた。抵抗する様子はなく、名を聞かれて「石津です……」と力無く答えた。

 京都で女性を刺した現場と似た、川沿いのサイクリングロード。両府警幹部らは「新たな事件を起こそうとしていたのか」と表情をこわばらせた。

 ■なぜ上尾?

 石津容疑者は捜査員に付き添われ、午前7時45分ごろ、同県警上尾署を出発。東京駅で新幹線を乗り継ぐ合間に報道陣が「東京へどうやって来たのか」「なぜ上尾に」と質問を浴びせたが、無表情のまま。午後1時過ぎ、「ひかり367号」で新大阪駅に到着、大阪府警の車で枚方署に向かった。

 捜査関係者によると、石津容疑者は広島県生まれ。枚方の事件現場となった府営住宅には3年ほど前に母親と2人で転居してきた。

 住民らによると定職に就いている様子がなく、近くの女性は「あいさつをしても目を合わせようとしなかった」と話す。深夜に外出し早朝に帰宅するなど不審な行動も目立ち、騒音を巡り、住民とトラブルになることもあったという。

 枚方の事件で頭や顔、手の指などに重傷を負った少年(15)は、再び石津容疑者が現れるのを恐れて近くの祖母宅で生活しており、「放っておいたら、何をするかわからなかったので、捕まって良かった。刑務所から二度と出てきてほしくない。許せない気持ちは変わらない」と話した。

 ■公開捜査徹底

 3月23日、殺人容疑で指名手配されていた無職男が茨城県土浦市のJR荒川沖駅で、8人を殺傷する事件があり、大阪、京都両府警は石津容疑者の〈第3の犯行〉を警戒して徹底した公開捜査を行った。

 両府警は大量の捜査員を投入。さらに、大阪府警は、指名手配した石津容疑者が写った防犯カメラの画像を公開したほか、大阪や潜伏先の東京などで顔写真の入った2万枚のビラを配布。京都府警も専用のフリーダイヤルを開設し、情報提供を呼びかけた。

「演歌の殿堂」新宿コマ劇場、閉鎖へ

2008年05月28日 22時43分47秒 | Weblog
阪急阪神東宝グループのコマ・スタジアムは28日、東京都新宿区の「新宿コマ劇場」を年[度]内(今年2月中)で閉鎖すると発表した。1956年(昭和31年)に開場し、大人から子供まで楽しめる庶民的な劇場として親しまれたが、近年、客足が遠のいていた。半世紀余り 53年間の歴史に幕を閉じる。

氷川きよしさんのコンサートも開かれた新宿コマ劇場
 新宿コマ劇場は美空ひばりさん、北島三郎さん、五木ひろしさん、小林幸子さんら大物歌手の座長公演で知られ、「演歌の殿堂」の異名をとった。エノケンこと榎本健一さんの喜劇や「マツケンサンバ」の松平健さんの座長公演、「ピーターパン」「アニーよ銃をとれ」などミュージカルの上演も多かった。

 コマのように回りながらせり上がる3段の円形舞台が劇場名の由来になった。ギリシャの古代劇場を模した円状のスタジアム型の客席も特色で、2088席と首都圏最大級を誇った。

 1970年代に全盛期を築いたが、近年、演歌の人気が下火になり、新ジャンルのミュージカルなどの企画公演も不振だった。築50年が過ぎて建物の老朽化も目立っていた。

 この夏には「モーニング娘。」と宝塚歌劇のOGが共演する「シンデレラ」を予定するなど若者の集客にも力を入れ始めた矢先の閉鎖決定となった。2月の「愛と青春の宝塚」が最後の主催公演となる。

 閉鎖後は東宝が主体となり、隣接する新宿東宝会館と一体として再開発する予定。新施設に劇場ができるかは検討段階だという。

 コマ・スタジアムは劇場の撤去費用などの再開発事業費に、東宝の全面的な支援を仰ぐ。今後も演劇興行は規模を縮小しながら、他の劇場を使って続ける。同社は2003年、従業員を3分の1程度まで減らすことなどを柱とした経営再建計画を発表。2005年には大阪市北区の「梅田コマ劇場」を閉鎖するなどし、経営の立て直しに努めてきた。

 コマ劇場がある歌舞伎町商店街振興組合の城克(まさる)事務局長(54)は「歌舞伎町を全国区にしたランドマーク的存在だった。無くなるのは寂しいが、新施設が町の起爆剤になれば」と語った。

 都内で飲食業を営む男性(48)はコマ劇に何度も通った。「回転式の舞台がとても印象に残っており、残念でならない。コマ劇の名前でも残せないものか」と語った。

東京・江東区女性行方不明事件 星島貴徳容疑者、部屋で待ち伏せし計画的に犯行か

2008年05月26日 23時01分43秒 | Weblog
東京・江東区のマンションで23歳の女性が4月から行方不明になっている事件で、住居侵入の疑いで逮捕された男は、「ドアが開く音を聞いて、部屋に押し入った」と供述していることがわかった。
住居侵入の疑いで逮捕された星島貴徳容疑者(33)は26日夕方、東京地検に身柄を送られた。
星島容疑者は4月18日、会社員・東城 瑠理香(とうじょう・るりか)さん(23)が帰宅した直後に、部屋に侵入した疑いが持たれている。
調べによると、星島容疑者は、仕事を終えて午後6時半ごろに帰宅し、午後7時半ごろ、「東城さんの部屋の玄関ドアが開く音を聞いて、自宅を出て、部屋に押し入った」などと供述していることがわかった。
その際、星島容疑者は覆面などはせず、無言のまま東城さんの部屋に押し入ったという。
警視庁は星島容疑者が自分の部屋の中で待ち伏せし、計画的に東城さんの帰宅を見計らって犯行に及んだ疑いが強いとみている。
また、星島容疑者は「遺体を細かく切断してトイレに流した」と供述していて、部屋からは複数の刃物が押収されており、警視庁は刃物を鑑定するとともに関連を調べている。

麻薬樹脂の訓練

2008年05月26日 22時20分18秒 | Weblog
麻薬犬の訓練中、大麻樹脂を紛失・東京税関
 東京税関麻薬探知犬訓練センターは26日、麻薬犬が成田空港の旅客手荷物のなかから大麻を見つける訓練中に、大麻樹脂124グラムを紛失したと発表した。大麻樹脂は旅客の手荷物に紛れ空港外へ出たため、税関では訓練に使った香港からの旅客便の乗客に連絡を取るなどしている。

 税関によると、麻薬犬訓練センターは25日午後、大麻樹脂をダミーの旅客手荷物に紛れさせ、麻薬犬に発見させる訓練を実施。この際、男性インストラクター(38)が、ダミーでなく、本物の旅客手荷物に箱を隠したが麻薬犬が発見できず、そのまま旅客が持ち去ってしまった。(16:00)

中国・四川大地震:発生1週間 壊れた515万戸、うめく1000万人(その1)

2008年05月19日 21時07分53秒 | Weblog
あのときめきで激動の地震から、丸1週間!!!

12日 午後3時28分に起こったに中国南西部の四川省を震源とした大規模地震は、19日で発生から丸1週間を迎える。時間の経過とともに被害の規模は拡大し、犠牲者数も増えるばかりだ。生き残った被災者は、先の見えない避難生活を余儀なくされ、北京五輪を目前に控えた中国政府は対応に追われる。一方、日本をはじめ世界各国からは支援が寄せられている。未曽有の大災害となった四川大地震をまとめた。

 ◇少ない鉄筋、もろく--震度5弱でも耐えられず
 四川大地震の損壊建物・家屋は515万戸以上。大勢の子どもが下敷きとなった小中学校など、3・4階建ての建物が崩れた事例が目立つ。都江堰(とこうえん)の聚源中学校3年1組では、60人のうち、授業を休んでいた李力君(16)ら4人以外で助かったのは9人だけ。授業に出ていて助かった生徒は机の下に潜り、がれきの間で難を逃れたという。

 都江堰で倒壊した建物は、日本の建物と比べて鉄筋が少ないように見えた。全壊したアパートの4階に住んでいた中年の女性は、外に飛び出し難を逃れたが、「建物がしっかりしていないから、こんなことになるのよ」とまくし立てた。

 中国で建設現場を視察した経験のある東京工業大の和田章教授(耐震工学)は現場の写真や映像から、「れんがを積み重ねて壁を作っているが、壁の中に鉄筋がほとんどないため耐震性が低い。柱は約20センチ四方で日本の3分の1ぐらいと非常に細く、中の鉄筋の量も少ない」と分析する。

 中国の耐震基準は、死者約24万人を出した76年の河北省唐山地震を機に見直され、90年代に整備された。求められる強度は、地域ごとに最大の震度を予測して定めるが、成都(せいと)では日本の基準が東京で求めているレベルの40~50%程度。日本の震度で4~5に耐えられることを求めるにすぎないという。

 和田教授は「倒壊した建物の多くは、耐震基準が未整備な時代に建てられたために強度が不足していた可能性が高い。だが、コンクリートを作る時にセメントの量を減らすことなどが行われた可能性もある」と指摘する。

 一方、一般家屋はどうか。震源地のシ文川(ぶんせん)では、木造住宅やれんがを積み上げただけの建物は、すべて原形をとどめないほど崩壊。他の地区でも被害は大きく、自宅が崩壊した安県の農民は「外にいたから助かった」と声を震わせた。

 名古屋工業大の岡田成幸教授(地震防災学)によると、中国内陸部での家屋は、木の枠組みの中に石やれんがなどを積み重ねて壁を作るタイプが一般的。材料が安いうえに、断熱性が高いからだ。

 しかし、石や煉瓦をモルタルで接着するか、そのまま積み重ねる工法のため、耐震性は低い。過去の研究からは、日本では大きな建物被害が出ることはまずない「震度5弱」でも、全壊率が50%に達すると考えられるという。岡田教授は「木の枠組みは揺れに追随して動くが、石やれんがの部分は動きについていけずに崩れてしまう。壁全体が崩れるので人間が生存できる空間が少なく、犠牲者を多く出す」と指摘する。

 ◇世界最大級の規模--2断層、300キロにわたり破壊
 内陸で起きる活断層型の地震としては世界最大級といえる中国・四川大地震。日本と中国の専門家による解析結果から、地震のメカニズムの全容が明らかになってきた。ヒマラヤ山脈を形成し続ける地球のプレート(岩板)運動が引き金となり、阪神大震災(95年)の約30倍ものエネルギーを持つ地震を起こした。300キロにわたり断層面が動き、揺れは大陸東端の北京、上海まで及んだ。

 地球上の地震はプレート運動によって起こる。四川大地震は、日本で起きる典型的な大地震の海溝型地震とは異なるメカニズムだ。

 加藤照之・東京大地震研究所教授(固体地球物理学)によると、インドを乗せたインド・オーストラリアプレートは北進し、中国大陸があるユーラシアプレートと中国西南部の地下で衝突している。

 その影響で、ヒマラヤ山脈は現在も年間数ミリずつ隆起し、この力はユーラシアプレートを東方向に押し続けている。このため、中国大陸内部にはひずみがたまり、部分的にひび割れ(活断層群)を生んでいるという。

 四川大地震を起こした断層はこれらの一つで、北東-南西方向に300キロ以上にわたって延びる「竜門山(ロンメンシャン)断層帯」だ。

 断層は実際にどう動いたのか。

 八木勇治・筑波大准教授(地球変動学)らは地震波を解析。竜門山断層帯の二つの断層が連動し、2分間かけて約300キロにわたり壊れたと推測した。

 最初の破壊はシ文川県南西部の震源から断層帯に沿って北東方向に伝わっていった。シ文川県などが乗った西側の地盤が東側の成都がある地盤に乗り上げたとみられる逆断層型。約50秒間かけて100キロ近く破壊が伝わった。

 その約10秒後に震源から約100キロ北東で2段階目の破壊が始まった。断層を挟んだ東西両方の地盤が水平方向にずれる横ずれ型とみられ、約1分間続いた。

 被害は断層に沿った地域で深刻で、中国・四川省地震局の観測した余震分布とも重なっている。特に乗り上げる側の「上盤」に位置する〓川県、北川(ほくせん)県で被害が大きくなっている。

 一方、日本周辺では、太平洋プレートやフィリピン海プレートが、ユーラシアプレートに潜り込んでいる。ユーラシアプレートの先端部は、潜り込む海のプレートに引きずられてひずみがたまり、限界がくると先端部が元に戻ろうと動き地震が起きる。周期的に発生するのが特徴だ。

 東京大地震研究所の纐纈一起(こうけつかずき)教授(強震動地震学)らは、世界各地で観測された地震計のデータを解析した。その結果、地震の規模をより正確に示すモーメントマグニチュード(Mw)でみると、四川大地震は7・9。Mw6・9の阪神大震災を上回り、地震のエネルギーは約32倍となる。纐纈教授は「内陸で起きる活断層型の地震では世界最大規模だ」と話す。