個室ビデオ店放火で１５人死亡

大阪・ミナミで起きた１５人死亡の個室ビデオ店放火事件は、０１年に死者４４人を出した東京・歌舞伎町の雑居ビル放火事件

　◇個室ビデオ店放火で１５人死亡
　１日午前２時５５分ごろ、大阪市浪速区難波中３の雑居ビル「檜（ひのき）ビル」（鉄筋コンクリート造り７階建て）１階にある個室ビデオ店「ビデオＤＶＤキャッツなんば店」から出火、同店約２２０平方メートルのうち約４０平方メートルが焼け、約５時間半後に鎮火した。この火事で同店の男性客１５人が死亡、男女１０人が重軽傷を負った。大阪府警浪速署捜査本部は同日、客の小川和弘容疑者（４６）を殺人と殺人未遂、現住建造物等放火の疑いで逮捕。借金を重ね、戸籍も売ったという小川容疑者は「生きていくのが嫌になった。ライターでカバンなどに火をつけた」と容疑を認めている。この火災を受け、全国各地で個室型店舗の防火体制や管理状況などの調査が進められている。【毎日新聞】