同県柏崎市、長岡市、刈羽村・長野県飯綱町で震度6強を観測しました。
15時37分に震度6弱の余震もありました。
被害状況の説明です…
16日午後9時現在:これまでに死者7人、44ヶ所の避難所に4,900人あまりが避難、700人以上が手当てに当たっています。数時間前より数人増えています。
ライフライン
新潟県柏崎市を中心に電気やガス、水道、のライフラインに大きな被害が出た。
東北電力によると、地震直後に3万5000戸以上が停電した。その後一部で復旧し、午後3時現在、柏崎市や上越市、刈羽村で計約2万3800戸が停電。
また柏崎市によると、各地でガス管が破損したため、市全域と刈羽村の計約3万5000戸のガス供給を停止した。火災の発生はなかった。柏崎市では水道の供給も全域で止まり、約4万戸が断水。復旧のめどは立っていないという。
ほかに上越市の約8600戸、長岡市の約3300戸などが断水した。
NTT東日本によると、柏崎市で約300回線が通話できなくなった。電話線が切断された可能性もあり、原因を調査している。
このほか幹線道路では、国道8号が上越市内の海岸沿いの2カ所で斜面が崩落。長岡市でも路面が崩れ、広い範囲で通行止めとなった。
刈羽村では飲み水の提供が始まりました。被災者に夕食10,000食を新潟県に要請しました。
しかし、依然として多くの避難所で水が無く、生活に困っています。
新潟県内ではこれまでに柏崎市新花町の中村エツ子さん(81)・刈羽村井岡の五十嵐キヨさん(77)・高橋三作さん(83)・中村典子さん(78)・下條克一さん(76)などが亡くなられています。
柏崎市では450人が、長岡市では136人が手当てをしている。
県内だけでも560棟の家屋や建物に被害が発生しています。
少なくとも柏崎市301棟 刈羽村20棟 三条市1棟 計108棟が被害
停電 25,198戸
断水 56,000世帯
ガス停止 34,000戸
交通機関の影響
交通機関では上越新幹線 越後湯沢ー新潟間が運転見合わせ。
東京ー越後湯沢 折返し運転
JR在来線では 只見線 信越線 東三条ー妙高高原間 上越線 宮内ー水上間 越後線 吉田ー柏崎間が運転見合わせです。
北陸自動車道 上越ICー長岡JCT間が通行止めです。
JR東日本によると、東北、長野新幹線は地震の約20分後に運転を再開した。上越新幹線は東京―越後湯沢間で正午すぎから折り返し運転を始め、長岡駅で停車した列車の乗客約300人をバスで代行輸送。越後湯沢―新潟間は、魚沼トンネル内でコンクリート片の落下が確認されたことなどから復旧が遅れた。
在来線では、新潟県柏崎市の柏崎駅で停車していた普通電車の1両目が脱線。信越線米山トンネルでも貨物列車(17両編成)の機関車が脱線し、動けなくなった。両事故で国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は調査官4人を派遣した。
信越線の青海川駅付近では土砂が崩れ、線路に流入する被害も。
JRは北陸線糸魚川―直江津間、信越線東三条―黒姫間など新潟、長野両県の各地で運転を見合わせ、16、17両日発の夜行列車計32本が運休。
高速道路では、北陸自動車道の長岡ジャンクション―上越インター間で道路に二十数カ所の亀裂や段差が見つかり、通行止めが続いた。関越、上信越自動車道でも新潟、長野両県の一部区間が一時通行止めになった。
災害用伝言ダイヤルは「025」「026」「276」で始まる地域で、利用する場合は171ダイヤルにおかけください。
気象庁では「17日午後から雨、土砂災害に注意」と土砂災害を予告しています。
危険な場所には近寄らないように気を付けてください。今後1週間は震度5弱以上の余震が連続します。今日の情報はここまでです。【情報は変更することがあります】