まろりんこの気まぐれ日記

趣味のダイビングやワンコ、好きなこと、日々のことを超~気まぐれに綴ります♪
最近は寺社仏閣巡り(ご朱印)話が多いです☆

GW島根~鳥取旅行2016☆3日目 開運八社巡り1

2016-06-28 17:21:17 | 旅行
今日の天気はのち


では昨日の続き

今回の旅の目的は、
一つは『美味しいのどぐろを食べる事』
もう一つが因幡伯耆國開運八社巡り

鳥取県の西南部(伯耆國)に鎮座する
「福」「富」「豊」「金」「栄」という縁起の良い名が付く神社八社と
その年の干支の神社の計九社を巡り、
開運を祈願するのです

米子鬼太郎空港で開運八社巡りの手ぬぐいをGetしたまろりんこ夫妻。
八社巡り開始です


一番目に訪れたのは、
米子鬼太郎空港から南へ向かった所にある

富益神社
その名の通り、「富貴が増す」神社です
萬延元年(1860年)に勧請、創建された神社で、
当時は「富益大神宮」として鳥取藩の崇敬を受けていたそうです。
現在は集落にある小さな神社ですが
地元の方に大切に守られている神社です。


可愛い狛犬さん達
阿形の狛犬は顔が笑ってるみたい

旅の無事と開運を祈願し

手ぬぐいに一つ目の朱印を頂きました
こちらは無人の神社で、
社殿に扉付きボックスが置いてあり
その中に印が置いてありました。

道を挟んだ向かい側も神社の敷地のようで、そこに

芋代官碑があります。
江戸時代中期に西日本一帯が大飢饉に見舞われました。
その時、石見国大森(石見銀山のある所)代官・井戸平左衛門正明が
領民を助ける為に
薩摩からサツマイモを取り寄せて領内の村々へ移植させました。
山陰地方へサツマイモの恩恵をもたらした井戸平左衛門正明は、
その遺徳を讃え『芋代官』と呼ばれるようになりました。
その碑が島根と鳥取に何基もあるそうです



大山 ええ風景やなぁ~


がばっと移動し次に訪れたのは

樂樂福神社
『ささふく』と読みます。


プリケツ風な可愛い狛犬さん達

鳥居をくぐり進んで行くと

森林の中に本殿が見えます。
草木の香りに包まれながら歩く参道は、心が落ち着きます


神門には造り酒屋の様な杉玉が。

ここ樂樂福神社は第七代孝霊天皇を主神とし、その御一族を祀る神社で
創建は千年以上前だそうです。
樂樂福の「ささ」は砂鉄を、
「ふく」は溶鉱炉への送風を意味するそうで、
古くは鉄生産の祖先神として崇敬された
日野郡開拓鎮護の総氏神だったそうです
出雲もやけど、この辺りは
砂鉄により栄えた一大勢力があったんやもんね~。


境内にあるこの石は、鬼林山に陣取る鬼が
対峙する孝霊天皇の軍目がけて投げた石なんだそうな
石に入っている線は鬼の爪痕なんやて…


社務所にて印を頂きました

なお、こちらでは

ご朱印も頂きました
あ、日付を書くのを忘れてたわ


九社中、まだ二社です
まだまだ巡りますよ~続く



GW島根~鳥取旅行2016☆3日目 ゲゲゲがいっぱい♪

2016-06-27 16:32:05 | 旅行
今日の天気はのち
今にも降って来そうや…


では前回の続き

島根県にある美保神社を後にし、

次はあの橋・境水道大橋を渡りますよ~
この橋から見る境水道の景色が凄く良いんよね~

いよいよ鳥取県に入ります。
境港の街が見えます


次に訪れたのは

米子鬼太郎空港

「鬼太郎」の名が付くだけあって
ターミナルには鬼太郎と仲間達がいっぱい

まずは、鬼太郎と一反木綿がお出迎え


飛行機に乗る目玉おやじと鬼太郎親子。
これええなぁ


天井も。


窓も。


天井からぶら下がってるやつも。


ステンドグラス素敵~


入ったらアカン所はぬりかべが阻止可愛い~


ぬりかべ、めちゃ可愛いよなぁ
まろりんこはぬりかべが好きやねん一反木綿と


タクシー乗り場にも。


案内板にも。


そして柱にもゲゲゲがいっぱいでいろいろ探したくなるね

ゲゲゲ探し、楽しかった~
…がここに来た本題じゃなくて

鳥取の名産梨を使ったお酒などをお土産に買うて、
美味しい梨ソフトを堪能して~
…それもここに来た本題じゃなくて

鳥取中西部にある、縁起の良い名の神社八社と干支の神社を巡る
リンクしてます)
というのがあって、

神社を参拝してこの手ぬぐい(福紗もあるよ)に朱印(ハンコ)を集めるねん
この手ぬぐいをここ米子空港でも手に入れられるので来たというわけです。

次回から、いよいよ開運八社巡りが始まるで~
続く



GW島根~鳥取旅行2016☆3日目 美保神社

2016-06-23 17:07:54 | 旅行
今日の天気はのち
夜中、雨戸に打ちつける大雨の音で目が覚め
朝方は大雨+強風の音で目が覚め…
今はそれがウソの様にめちゃくちゃ快晴です


では昨日の続き

お宿で朝からひとっ風呂浴び
美味しい朝御飯をたらふく頂き、
出発です

松江を越え、この日最初に訪れたのは

美保関にある美保神社
稲佐の浜のお話に登場した
大国主命(大黒様)の息子・事代主命(恵比寿様)を祀る神社で、
全国のえびす神社の総本社と言われています。


お目目が大きくて可愛らしい狛犬さん達


本殿。立派です
こちらの神社は珍しいことに、
大社造りの二つの社殿がくっついているのです。

本殿裏からの写真です。
この造りは『美保造り』と呼ばれています。
千木を見ると、それぞれ男神様・女神様が祀られているのが分かります。
女神様の方は、大国主命の奥様・三穂津姫命が祀られています。
三穂津姫命は、高天原から稲穂を持ち降りられ
農業を広められた女神様で、
農業及び子孫繁栄の守り神様です。


頂いたご朱印です


境内から二の鳥居越しに海が見えます


マンホール柄は美保関の鯛
恵比寿様も鯛持ってはるもんね
能登沖で遭難した船が大鯛に導かれて
ここ美保関に辿り着いて助かったというお話もあるのよ~
それも明治時代の話やて


二の鳥居を出てすぐ左手にある

青石畳通りが何ともレトロな雰囲気で素敵
ほんま、石が青いです
美保関の海石を切り出して敷かれたんやて~。


この地を訪れた高浜虚子や与謝野鉄幹・晶子の歌や句の碑があります。


青石畳通りを抜けた所にあるお醤油屋さん・太鼓屋
甘醤油「みほ太鼓」がとっても美味しくてお買い上げ
ぽん酢とつゆ醤油も
なんと、かの北大路魯山人もその味を絶賛したそう
そら美味しいはずやなぁ


太鼓橋越しに、美保湾と弁天波止場常夜灯
ええ風景ですよ~


石見銀山で見つけたポスター。

そんなこと言わんと…
島根県、大好きやで~

楽しかった島根を後にし、

いよいよ次は鳥取に入りますよ~
続く



GW島根~鳥取旅行2016☆2日目 石見銀山その2

2016-06-22 16:35:01 | 旅行
今日の天気はのち


では前回の続き

早めに会場に着くと、舞台には

八岐大蛇
そう、お題目は観たかった『八岐大蛇』 めちゃくちゃ楽しみです

いよいよ、始まり始まり~
神楽の音に合わせて、先程の八岐大蛇が登場
いやいや、もっともっと大蛇が登場してきて

舞台いっぱいに八岐大蛇が
大迫力で素晴らしいです
おまけにこの大蛇、目が不気味に光るし
舞台から降りてくるわで

あまりの迫力に子供が泣くし
お客さんも大盛り上がり

素戔嗚尊が用意したお酒を

めっちゃ美味しそうに飲む大蛇達
あ、セリフは言うてないですよ(笑)


酔っぱらって寝てる大蛇を退治
…するかに見えて

酔っぱらっても強い大蛇達に素戔嗚尊大ピンチ
チビッコスサノオ?も加勢します(笑)

ピンチを脱した素戔嗚尊が
めちゃカッコよく大蛇を1匹ずつ退治していくと、
大蛇の体内から

『天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)』が出てきました~
この剣は後に、倭建命が東征の折
燃え盛る原っぱの草をこの剣で薙ぎ切って窮地を脱したことから
『草薙の剣』とも呼ばれるようになりました。
三種の神器の一つです

思いもかけず、素晴らしい石見神楽を観れて
めちゃくちゃ嬉しかった~


御神楽の余韻に浸りながら
再び町並みをプラプラ散策

城上神社の拝殿の天井には『鳴き龍』が描かれています
真下で柏手を打つとビィィィ~ンと鳴きますよ~。


有馬光栄堂銀山飴
黒糖の飴の中には何と、大豆が入ってるの
これが香ばしくってめっちゃ美味しいねん
昔鉱夫さん達も食べてはったそうです。

最後に訪れたのは

羅漢寺
亡くなった銀山鉱夫の霊を弔うために
25年かけて造られた501体の羅漢像が安置されています。
本堂の道をはさんだ向かい側に

いろんなお顔の羅漢さんが居はる窟があります。
表情豊かな羅漢さんを見ていると思わず笑みがこぼれます


頂いたご朱印です


石見銀山の街並みを散策して、
いろいろお店やお寺などもあるんやけど…
正直あまり商売っ気が無いと言うか…
「石見銀山へ行って来ましたー!」的なお土産が無いんよね…。
土鈴コレクターのまろりんこは
丁銀型の土鈴があったら欲しかってんけど
見当たらなかったし、
お寺もお留守なのかな…入って良いのかな…という所が多くて。
それが素朴な町の雰囲気でいいのかもしれんけど、
う~ん、なかなか難しいねぇ。


この日は晴れたけど物凄い強風で目が痛いし、
風に体力を奪われ疲れました…。
石見銀山を後にし、この日のお宿

はたご 小田温泉へ。
このタイルの表札は、ご主人が作りはったものです。
温泉の浴槽も手作りのタイルが敷き詰められていて素敵です
メタケイ酸泉のお湯は、お肌がすべすべになって
めっちゃ気持ちイイですよ~


心づくしのお料理も美味しい
気さくな若女将との会話もとっても楽しかったです
ええお宿ですよ~はたご小田温泉HP

疲れた体をゆっくりと癒し、2日目が終了。
3日目へ続く~



GW島根~鳥取旅行2016☆2日目 石見銀山その1

2016-06-20 16:48:06 | 旅行
今日の天気は

先週末、録画してたドラマ『重版出来』の最終回
(正確には8話・9話・最終回)を観ました。
もうホンマ、めちゃくちゃ感動した~
物凄い良いドラマで、毎回泣きまくってたよ


では前回の続き

旅行2日目は、前日とはうって変わって快晴
ただ、この日もめちゃくちゃ風が吹き荒ぶ日で
目が開けてられんくらい大変やった…

そんな2日目に訪れたのは
世界遺産 石見銀山

石見銀山はパーク&ライド方式をとっているので、
石見銀山世界遺産センターに車を停めて(無料でした)
そこから10分程やったかバス(有料でした)に乗って向かいます

大森でバスを降り、すぐに観光案内所へ。

可愛い丁銀の絵や~
こちらでは石見銀山ガイドの会の方が
ワンコインガイドをやってはるのですぐに申し込みました。
訪れたGW期間中は予約要らずで15分間隔くらいで出発
さらにラッキーなことに、夫婦二組だけという少人数チームだったので
じっくり色んなお話が聞けてめちゃくちゃ良かったです~


『大久保長安のお墓』など、見どころもたくさんです。
ガイドさんは旅行本等に載っていないような事もたくさん教えてくれはります。


道の脇至る所に間歩(まぶ)の入り口があるので注意
草むらにはマムシも出るので注意


メインの龍源寺間歩に到着。
間歩というのは、銀を掘っていた坑道の事。
龍源寺間歩は代官所直営の間歩の一つで中に入れます。
当時のノミの手掘り跡が随所に残っています。
掘ってみたけど銀が出なくて途中で止めた穴の跡も。

さて、現代は真っ暗な間歩には蛍光灯が点いてるけど
採掘当時はどうしてはったのか?
それは…

コレ。サザエの殻を利用していました。
どうやって?

サザエの殻に油を入れ火を灯し、
このように手で持って入ってたそうです。
上の絵じゃちょっと分かりにくい?

こんな風(?)に灯して。
石見銀山のある大田市のマスコット『らとちゃん』 可愛~い
この灯りを『螺灯(らとう)』といいます。


銀鉱脈のある所に生えるシダ
一攫千金を狙う山師達は、このシダを目印に銀鉱脈を探したんだとか。
凄いよなぁ~


柱かと思ったら、間歩の中に出来た鍾乳石やて

ガイドさんと約3時間の散策。
とっても分かり易く、興味深く、面白く、
めちゃくちゃ楽しかったです
有り難うございました~
まろりんこ夫妻的には、
初めて石見銀山を訪れる方にはガイドさん必須やと思うな~。
なかなか自分達じゃこんなに調べて行けんもんね


ガイドさんとお別れして、
続いては大森の街並みを散策しました

大正時代に出来た石橋「羅漢町橋」
風情があります


古い街並みが良い感じです


レトロな物や、お家に飾られたお花がホントに和みます


西性寺の経蔵にある「鏝絵」。素晴らしい彫りです


観世音寺からの眺め。赤い(黒もあるけど)石州瓦が映えて美しいです
この石州瓦、よく見ると

恵比寿様?大黒様?のお顔付きのが多いの

この日、町並み交流センターで

念願の『石見神楽』が観れるって
今回の旅行で是非観たかってんけど
公演される場所に行く予定が無くて
泣く泣く断念しててんけど、
思いもかけず観れるなんて
めっちゃ嬉し~いっ

次回は石見神楽を観ますよ~
続く



GW島根~鳥取旅行2016☆1日目 日御碕神社

2016-06-16 11:48:46 | 旅行
今日の天気は

昨晩、ダンナと近所の川に蛍を見に行って来ました
毎年見に行ってるんやけど、年々数が減ってるような気が…
それでも3匹見れました
綺麗やった~


では昨日の続き
暴風雨に車をユサユサ揺らされながら、日御碕に到着。
お腹ペコペコ~ まずは腹ごしらえや
前回も訪れた花房商店

日本海丼~
この日のネタは、ヒラマサ・鯛・カツオとイカ 美味しいっ
青海苔がまた美味しいんよね~
そしてそして、丼に付いてるお味噌汁
わかめの様な「かじめ」(やったっけな?)という海藻が入ってるんやけど、
これがめ~っちゃネバネバで、
かき混ぜると納豆みたいにさらにネバネバがアップ
それがめちゃくちゃに美味しいっ
お土産に買うて帰りたかってんけど、日帰りじゃないと無理やて…残念

前回食べて絶品やった鮑を店のおばさまに勧められたけど、
この日は晩にスペシャルディナーが待っていたので
心で泣きながら「今日はいいです…
花房商店に行かれる方は、おススメやから是非食べてみてね


お昼ご飯を頂いてる間に、物凄い突風が吹き荒れるように
先にお店を出はった老夫婦は
お店を出るなり差した傘がぶっ壊れるという悲劇…
日御碕灯台に行くのは止めました…。

風がマシになるのを見計らって少し移動して
次に訪れたのは

日御碕神社


木造の屈強そうな狛犬さん達

楼門をくぐり、右手階段の上にある神の宮
素盞嗚尊(すさのおのみこと)が鎮座してはります。
素盞嗚尊は、出雲大社に祀られる大国主大神の正妃・須勢理姫の父上です。
出雲の国造りをした素盞嗚尊が
「吾が神魂はこの柏葉の止まる所に住まん」と柏の葉を投げて占うと、
柏葉は風に乗りこの神社のある「隠ヶ丘」に止まりました。
そこで、素盞嗚尊の子孫である天葺根命(あめのふきねのみこと)が
この地に素盞嗚尊を奉斎したといわれています。

楼門の正面にあるのは、素盞嗚尊の姉上・天照大御神を祀る

日沈宮
この日沈宮は
「伊勢大神宮は日の本の昼の守り、
 出雲の日御碕清江の浜に日沈宮を建て日の本の夜を守らん」
との神勅により祀られたのが始まりと言われています。

この二社を総称して「日御碕神社」と呼びます。
現在の社殿は江戸幕府3代将軍徳川家光の命により建てられたもので、
荘厳で素晴らしいです
彫刻も凄いよ~


頂いたご朱印です


絵馬も素敵でしょ
八岐大蛇を退治中の素盞嗚尊の絵です。カッコイイ


日御碕から、宿のある出雲市駅へ

大社風の駅舎や~
この屋根の下には

因幡の白兎と大国主命の絵と

八岐大蛇から稲田姫命を救い出す素盞嗚尊の絵が

駅構内のお土産物屋さんの入り口には

大国主様

顔出しも FMVって出雲生まれやったんや

駅構内にはさらに、出雲と言えばこの人

出雲阿国
あれこのポーズ…

京都四条の阿国さんと一緒や~


晩ご飯は

久鶴さんへ。
もう…物凄い『のどぐろ』を頂きました…
あんなぶ厚い『のどぐろ』…初めて見ましたし食べましたよ…
なんせ、この旅行のメインイベントと言ってもいいくらい楽しみにしていた『のどぐろ』
折角なのでフンパツしましたよ~。
大将が振り塩をし遠火で約30分かけて焼いてくれはったその『のどぐろ』は
今まで食べた事のない絶品のどぐろ
「ええ塩梅」とはまさにこの事…と隣のお客さんが言うてはった受け売りやけど
ほんまその通りやねん
気の良い大将と女将さん&和気あいあいのお客さん達で
とっても美味しく楽しい時間を過ごしました~
また行く絶対に行くすぐにでも行きたいっ


こうして、ようやく1日目のお話は終了
次回は世界遺産に行くで~
続く



GW島根~鳥取旅行2016☆1日目 稲佐の浜

2016-06-15 18:37:31 | 旅行
今日の天気は


では前回の続きです
(前回のブログはちょこっと編集し直しました

出雲大社を後にし、雨風が強まる中

稲佐の浜へ。…波が高い
ここ稲佐の浜は出雲大社から西へ約1kmにある海岸で、
「国譲り」「国引き」の神話で知られる浜です。

ではまず『国譲り』のお話を。
大国主命は少彦名命などの協力を得たり
地方の姫達と結婚したりして勢力を拡大し
中つ国(地上の国)を治めるようになりました。
ある時天照大御神が
「中つ国をそろそろ我が子孫が治める時だわ」と
建御雷之男神(たけみかづちのおのかみ)と天鳥船神(あめのとりふねのかみ)を
名代にたて地上に遣わし
大国主命と交渉させました。
(その前にも他の二人を遣わしはってんけど帰って来はらへんかってん
その交渉が行われた場所が稲佐の浜です。
この交渉で大国主命は「私の一存では答えられないから息子たちに聞いて下さい」と
美保関に居る息子の事代主(ことしろぬし)命に答えさせました。
簡単に言うと「分かりました」という事で話はついてんけど、
後にこの大国主命が大黒様になり、
息子の事代主命が恵比寿様になったのよ~
で、大国主命は国を譲る代わりに
大きな神殿=(古代の)出雲大社を建ててもらった…というお話です。
ちなみに、この時「力づくで奪ってみろ」と言うたもう一人の息子・建御名方(たけみなかた)命は、
建御雷之男神に追いかけられて信濃まで行ってしまったそうな…


続いて「国引き」のお話。
出雲の創造神・八束水臣津野命が
「出雲の国は小さいから、もっと大きくしよう」と
朝鮮半島にある余った土地に三つ編みにした丈夫な綱をかけて
「国来、国来(くにこ、くにこ)」と言いながら力一杯引っ張り、
出雲の国にくっつけました。
その時の綱が、稲佐の浜から南へ続く長浜海岸(薗の長浜)になったそうです

…もう、雨風が強くて
写真を数枚撮るのが精一杯やったよ
稲佐の浜を出る頃には雨風はさらに強くなり、
海は大荒れやわ道路には枝は飛んでくるわでなかなかに怖かった

そんな中、次回は大国主命の奥様の父上を祀る神社へ行きますよ
続く



GW島根~鳥取旅行2016☆1日目 出雲大社その2

2016-06-13 18:01:33 | 旅行
今日の天気は


では前回の続き

銅の鳥居をくぐり、拝殿でお参りしてから

御本殿へ。
本殿の手前にある門は八足門です。
大国主大神は、こちら八足門のある南側を向いてらっしゃいません。
西側を向いて鎮座されているので
本殿の西側に回ってもお参りします。

その西側にある長~い建物

西十九社
東側にも同じように東十九社があります。
10月になると、日本全国から神様方がここ出雲に大集結され
会議が行われます。
神様がお留守中の諸国では10月の事を『神無月』といい
ここ出雲では『神在月』というのはその所以です。
この東西の十九社は、出雲に来られた神様方のお宿なのです


本当に立派で荘厳な本殿で、あまりの素晴らしさに息を呑んでしまいます…

本殿の裏には

可愛いウサギさん達が居るよ~

本殿裏には大国主大神の奥様・須勢理姫の父上である
素戔嗚尊が祀られる素鷲社もあるので参拝しましょう
えっ?前回言うてた因幡の白兎に登場した八上姫はって?
…そうです、大国主大神には(に限らずやけど
奥様が沢山いらっしゃるのよ~。
八上姫は最初の奥様で、須勢理姫は正妃です。

本殿をぐるりと回り、檜皮葺の大屋根めちゃカッコイイなぁ~
千木凄いなぁ~と見惚れながら再び八足門の前へ。

地面にあるこの3つの丸は、
むか~し昔、古代の出雲大社の本殿の柱があった所。
当時の本殿は何と高さ48メートル()という巨大神殿やったそう
いやいや、もしかしたら高さ96メートルやったかも
どうやったんでしょうね~?それにしても凄いよなぁ
その古代御本殿の模型や発掘された柱などが
島根県立古代出雲歴史博物館に展示されているので、
すっごい面白いから是非行ってみてね


御本殿で頂いたご朱印です


続いて神楽殿を参拝

こちらの大注連縄は圧巻です
この大注連縄、前回7年前に訪れた時は硬貨がいっぱい刺さっててんけど
もう出来んように金網が巻かれていました。
注連縄は神様の鎮まり給う神域の結界でとても神聖なもの。
神様に失礼にあたるのでやっちゃダメよ

神楽殿の横にある鏡の池・島台の松

藤がとっても綺麗でした~


神楽殿で頂いたご朱印です
念願やった出雲大社のご朱印を頂けて嬉しいっ


再び松の参道をてくてく

大国主大神と八上姫の結婚式のシーンの碑
ウサギさんも三三九度してて可愛い~


「ケナゲ」と名付けられた松が
この松は、東日本大震災の津波に耐えた岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」の苗です。
残念ながら一本松は塩害で枯れてしまったので
この苗は落ちた枝をクロマツに接木して育てはったものです。
その苗を、漫画家のやなせたかしさんが「ケナゲ」と名付けはったそうです。
スクスク元気に育って欲しいなぁ


相撲の祖といわれる野見宿禰を祀る野見宿禰神社の前に居る力士ウサギ
可愛い


出雲大社を後にし、神門通りでお買い物してると
雨が本降りに
…てか、もともとの強風に相まって嵐のように
そんな荒天の中、次回は神話で知られる浜へ行きますよ~



GW島根~鳥取旅行2016☆1日目 出雲大社その1

2016-06-10 18:59:40 | 旅行
今日の天気は
まるで夏…暑い


では前回の続き

八重垣神社を後にし、出雲大社へ向かいます
めちゃくちゃな強風のこの日、お天気もどんどん下り坂へ。

大鳥居 
車の中から撮りました
ここから出雲大社の参道が始まります。
石(コンクリート)造りの大きな鳥居の上にかかる額は
何と約6畳分の大きさがあるんだとかデッカい


勢溜の大鳥居
こちらは二の鳥居で木の鳥居です。
写真には写ってないけど、この鳥居の横っちょは広場みたいになっています。
昔はここに芝居小屋などが建てられ
大勢の人がそこに溜まって賑わったのだとか。
それで「勢溜」。なるほど~(諸説あり)。

勢溜の大鳥居からは、参道は下り坂になっています。
これは全国的にもとっても珍しいんやて
確かに、平坦もしくは階段を上って行く神社はたくさんあるけど
他に覚えが無いかも。
この下り坂の途中にある小さな祠祓社
必ず参拝してから本殿へ行きましょう。
この祓社の神様は、人が知らぬ間に犯した心身の穢れを祓い清めてくれはります
先日TVで紹介されたからか、沢山の人が参拝してはりました。


松の参道
この三の鳥居は鉄製。残念ながらくぐる事は出来ません…。

松の参道の横ではこの日

神楽が奉納されていました。
お神楽、とっても素晴らしかった~

松の参道の西側にある

御慈愛の御神像
『因幡の白兎』のお話のワンシーンです
八上姫へ求婚する為、大勢の兄達と因幡の浜を歩いていた大国主命。
兄たちの荷物を一人で持たされ、とぼとぼと歩いていました。
そこに居たのが、サメを騙した為にカブられ傷だらけになっていたウサギ。
まずは先に来た兄達がからかって酷い処置の仕方を教えたため、
余計に傷が酷くなったウサギ…。
遅れてきた大国主命は、ウサギに優しく治療法を教えてあげました。
この像はそのシーンですね
傷が治ったウサギは喜んで、大国主命にこう言います。
「私は予言します。あなたが八上姫と結婚します」と。
そしてその予言通り、大国主命と八上姫は結ばれました

松の参道の東側には

ムスビの御神像があります。
とっても物知りな少彦名命と力を合わせて国造りをしていた大国主命。
ところがある日、頼りの少彦名命が帰ってしまって
この先どうしたものかと困り果ててはりました。
そこに突然、日本海から「幸魂奇魂(さきみたまくしみたま)」という魂が現れ
その魂の「おかげ」を頂き、大国主命は「ムスビの大神」になりはります
この像は大国主命が幸魂奇魂を授かるシーンです。


いよいよ最後の四の鳥居、銅の鳥居

青銅で出来たこの鳥居は、触ると金運がUPすると言われているので
ちょうど鳥居の足の人の高さ辺りが色変わってるでしょ?
もちろんまろりんこもいっぱいい~っぱい触って来ましたよ
そろそろ高額宝くじ当選をお願いします~


次回はいよいよ本殿参拝です
続く



GW島根~鳥取旅行2016☆1日目 八重垣神社

2016-06-07 17:06:30 | 旅行
今日の天気は
大阪も先週末に梅雨入りしたよ
今日も朝から梅雨空で…
でも、やっぱり雨は面倒くさいなぁ


今日からようやく始めます今年のGW旅行話
今年は3泊4日で島根~鳥取へ行って来ました

7年ぶりの島根&鳥取。
前回2009年に訪れた時はまだご朱印集めをしていなかったまろりんこ。
今回の旅の最大の目的は
出雲大社などでご朱印を頂くこと
あとは…
島根と言ったらやっぱりのどぐろ
はてさて、どうだったのでしょうね~


では1日目のお話

風がめ~っちゃくちゃ強かった5月3日の朝、
朝イチで訪れたのは

八重垣神社
八岐大蛇(やまたのおろち)を倒した素盞鳴尊(すさのおのみこと)と
奥様の稲田姫命(いなたひめのみこと)を祀る
縁結びで非常に有名な神社です。


狛犬さん達は、もうお顔が分からんくらいになってます…。

高天原から追放され放浪の旅をしていた素盞鳴尊が出雲を通りがかった時、
嘆き悲しむ老夫婦に出会いました。
話を聞くと、その老夫婦には8人の娘がいましたが
八岐大蛇という大蛇に毎年一人ずつ娘が生贄として食べられている…
そしてとうとう、今年は8人目の娘・稲田姫命の番だと…。
そこで素盞鳴尊は、大蛇を倒した暁には稲田姫命を妻に下さいねということで
大蛇退治を請け負うことに。
現れた八岐大蛇にお酒を飲ませ、酔っぱらって眠っているうちに
八頭ある頭を次々と切り落として退治した素盞鳴尊。
そして稲田姫命を妻に迎え、
八重垣神社のあるこの地に新居を構えはりました
その時素盞鳴尊が詠みはった歌が、かの有名な
「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」
の歌です

境内にこの歌の碑があります。

そして、神社入口の向かいにあるのが

夫婦椿という大きな木。
この椿は「稲田姫命が植えた2本の椿の枝が成長して1本にくっついた」と言われており
一心同体・愛の象徴として神聖視されています
資生堂の花椿会のマークはこの椿がモチーフになってるそうです

そしてなんと、同じような夫婦椿が境内にもあるのです
年によっては二葉の葉…言うたらハート形の葉が出たりするんやて
凄い神秘的です…

神社の奥には、大蛇から身を隠していた稲田姫命が
ご自分の姿を映してはったという鏡の池があって
良縁占いが出来るんよ
社務所前にある占い用の和紙を引いて
鏡の池に浮かべて上に硬貨を乗せるねん。

前回(2009年)訪れた時に占った際の写真です。
こんな風に池に浮かべて
沈むまでの時間の早い遅いで
良縁に結ばれるまでの早い遅いが占えるというもの。
また、手前で沈めば近くの人と、
遠くで沈めば遠くの人と結ばれると言われています


今回の旅行で一番に八重垣神社を訪れたのは

こちらのご朱印帳を頂きたかったから。
白地に金の椿柄で素敵でしょ


頂いたご朱印です

もうほんま、この日はめちゃくちゃ風が強くて
ほんま難儀しながら
次は出雲大社へ向かいます

続く