まろりんこの気まぐれ日記

趣味のダイビングやワンコ、好きなこと、日々のことを超~気まぐれに綴ります♪
最近は寺社仏閣巡り(ご朱印)話が多いです☆

琳派~京を彩る~展☆

2015-11-09 12:05:05 | 日帰りお出かけ
今日の天気は 霧が凄~い
昨晩はよ~降ったわ


第51回京都非公開文化財特別公開の信行寺を後にし、
バスに再び揺られて向かったのは京都国立博物館

今月23日(祝)まで開催されている
琳派誕生400年記念 琳派 京を彩る展に行って来ました。

まろりんこは美術超~ド素人です。
そんなド素人の観点で書くので、その辺どうぞあしからず

『琳派』って何ぞや???
本阿弥光悦や俵屋宗達、尾形光琳の名は知ってるまろりんこ。
日本史の授業でも習う超有名人ですね
琳派とは、安土桃山時代後期~江戸時代初期の本阿弥光悦や俵屋宗達から始まり
近代まで続く同傾向の表現手法を用いた芸術流派…って感じ?
一つ言えることは、
例えば運慶の「慶派」や有名な「狩野派」は
師匠が弟子に直々に教えたり伝えるアトリエ集団なのに対し、
琳派は弟子スタイルではないということ。
年月も何十年も間が開いていたりします。
まろりんこ的に簡単に言うたら、
「わ~この人の絵素敵やわ~私もこんな風に描きたい」と
昔の人の絵をなぞったり真似たり勉強したり…で継承された流派です(合ってるのか?笑)。

何や難しそうやけど…

この俵屋宗達の「風神雷神図」は皆さんどこかで観たことあるでしょ?
まろりんこは建仁寺で観たよ

さて、まろりんこが今までそない興味を持ってなかった琳派の作品を
何故観に行こうと思ったのか?
それは少し前にTV「美の巨人たち」をたまたま観た時に
『鶴下絵三十六歌仙和歌巻』の話をやっててん。
俵屋宗達が金銀泥を使って沢山の鶴の絵を描いた紙に
本阿弥光悦が三十六歌仙の和歌を書いた…というものです。
美の巨人たち 琳派HP
文章で見ると、どこもまずエエ事しか書いてへんねんけど、
何と光悦さん
三十六歌仙のうち2人分を書き忘れちゃった~
おまけに、最初の「柿本人麿」の「人」の字も書き忘れちゃった~
こんな素敵な下絵に、それはアカンやろ…光悦さん(笑)
忘れた分はちゃんとこちょこちょっと書き足してあります。
私はそのミスしはった箇所をどうしても観てみたかってん(なんじゃそりゃ


これがその例の鶴の絵の一部。

会場で実際に観て来た感想は…
TVで観た時より、これはアカンわ~感が満載(笑)。
いや、でも「失敗したからもう一回描き直してくれへん?」なんて言われへんやろうしなぁ~。
絵描いた宗達さんは「こいつ失敗しやがって」とか思ったんかな~?とか
光悦さんは「失敗したから隠しておこう…」とか思わんかったんかな~?とか考えたら
ニヤニヤ笑いが止まらんかったわ
でもお蔭で(?)とても人情味あふれる素晴らしい作品に感じたよ


例によって、観た記念に絵葉書。 例の鶴絵の一部。
左はこちらも有名な、光悦作の『舟橋蒔絵硯箱』 素晴らしかった


さて、もう一つの目玉は

俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一がそれぞれ描いた『風神雷神図』の3作品(ホンマモン)が同時公開
…は昨日(8日)までやったみたい
てか、3人が同じ絵を描いてはったんやね
どうりで今まで違和感を感じてたはずや…
酒井抱一さんなんて、私ついこないだまで知らんかったし
さぁ、上の絵葉書の写真見て、どれが誰の作品か分かるかな~?
左の絵は、建仁寺で観たから分かるねん宗達さんのや。
真ん中の光琳さんのは、宗達さんの絵を上からなぞって写したらしいよ
そんだけリスペクトしてはったって事やな~



左は酒井抱一『四季花鳥図巻』の一部。
抱一さんの特徴は「べた塗り」。でも、この赤い葉っぱのようなぼかしもめちゃくちゃ上手で綺麗
鈴木其一の『三十六歌仙図屏風』もやけど、
現代に通じるグラフィックアート的に感じて
当時これらを家に飾ってたら粋で斬新でめちゃくちゃカッコ良かったやろな~と思った
右は尾形光琳『竹虎図』
何この可愛いゆるキャラ感
それもそのはず、京都国立博物館のマスコットになってるんやもん


他にも見どころ満載琳派展HP 京都国立博物館HP

あ…そや…、
ショッキングやったことが…
今年の京の冬の旅で観に行った頂妙寺のたらしこみの牛の絵
2枚並んで展示されていました…。
まぁ、同時に観ることが出来て良かってんけど


その後はダンナと待ち合わせして

大好きな听 本店でガッツリ熟成肉
ブリスケブリスケ
大好きなブリスケやけど、流石に1/2ポンドはアゴがだるくなった(笑)
ラムも赤みで軟らかく好みの部位やったわ


熟成中のお肉達 肉肉~


奥の坪庭も素敵ですよ