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マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

『地形から見た歴史』

2021-08-12 | book

いつも同じように見える山も、川も、海も、
昔の人が見ていた姿とは違うのかもしれない、とふと気がつくことがあります。
川の流れが変わり、海岸線が変わったり、山の形が変わったり、
意外なほど、どんどん景観は変わっているようです。
土地の沈降、地震や火山の爆発、降雨(洪水)などの様々な自然現象に加え、
人とのかかわりの中で景観は変わっていきます。

この本は、昔の地名、古地図、記紀や万葉集などの古文書を基に、
地層、岩石や土や砂、住居跡などを丹念に調べ、
現在の山の形(標高)や河川の様子、山の植生などと比較研究して、
その場所がどのように変遷してきたかを考え、
生活の場、生産の場、消費の場、などの章にわけて
過去の姿を推理しています。


上の図は(京都府、山城盆地)木津川が何度も氾濫を繰り返した平地で田の位置に比べ畑は高くなっていて、
住居地はさらに高く土を積み上げています。しかも何度もそれを繰り返した跡があり、
今では居住地はまるで島のようになっているそうです。
かつては屋根裏に舟が吊るしてあったそうです。
(今は、河川改修が進み、氾濫の恐れはなくなっているそうです。)
また別の地域(大井川扇状地)では、家の建つ台地が三角形になっていて、
その鋭角の部分が川の氾濫の際の上手になっていて、
そこに、何本も大木が植えられているそうです。


上の図は日本一雨が多いと言われる大台ケ原から流れ出る川が海に注ぐ所、
海岸線の変遷の激しいところだそうです。
図だけではよく分かりませんが、
かつて大きく蛇行していた川が、今は直線的な流れになっていることが分かります。



『 地形から見た歴史 ー古代景観を復元するー 』
 日下雅義 著  
    講談社学術文庫  2014年第8冊(2012年第1冊)
(表紙は6~7世紀ころの摂津・河内・和泉の景観)
























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ギンヤンマ

2021-08-11 | 自然
ギンヤンマが家の前から、道路までの間、縄張り飛行を繰り返しています。
さっと眼の前を通り過ぎる瞬間、
綺麗な水色と緑色がきらめきます。
適当にカメラを振り回していたら、

かろうじてトンボが飛んでいる、ということだけはわかります。
もう1頭どこから飛んで来て、2頭が絡み合いながらあっという間に空高く舞い上がり、
また1頭だけ戻って来て、また旋回を繰り返しています。

いつかどこかに止まるのだろうけれど・・・


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日向と日陰

2021-08-10 | Weblog

昨日は台風の影響なのか、昼頃まで、雨混じりの強い風が吹きました。
その前の日は、朝からカンカン日が照りつける暑い日でした。

ふと、いったいどれくらいの温度なんだろうと思って、
家の前の日の当たる場所に温度計を置いてみました。
サツキの枝の間に立てて、しばらくして見に行ってビックリ!
温度計がふり切れて読めません!50度超?


温度計が壊れそう・・・
一旦家の中に持ち帰り、温度計が正常に動くのを確かめて、
次は裏の栗の木の下に置きました。

そしてまたしばらくして見たら、
30度は超えていたけど、少なくとも日陰は18度以上低い!


かつての街道沿いの並木が、「みた目」ではないことがよく分かります。
夏は暑い日差しから、冬は雪や風から人や馬や牛を守ったことでしょう。

アブラゼミは暑くても平気みたいです。羽化したばかりに見えます。


こちらは日陰で見かけるクロヒカゲ

同じく日陰が好きなサトキマダラヒカゲ



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赤紫蘇

2021-08-08 | グルメ
毎年勝手に、畑の方々に赤紫蘇と青紫蘇が生えてきます。
今年は梅が穫れなかったので、
梅干には使いませんでしたが、
なんだかんだと赤紫蘇も青紫蘇も重宝しています。

でも、こぼれ種で育ったものは、
色が混ざって、鮮やかさがなくなって、徐々に葉が固くなります。
来年は、種を買ってきて、赤と青と離れた場所で育ててみたいと思います。
去年作った赤紫蘇のシロップ。
ソーダで割って!


赤紫蘇でキュウリの柴漬けを作ってみました。
常温で約1週間塩漬けして、乳酸発酵をさせます。
その後は良く絞って冷蔵庫へ。
カリカリで、とても美味しい。
赤紫蘇があるうちに、ナスやミョウガも入れてもう一度作りたいと思っています。


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この虫、なんだった?

2021-08-06 | 自然

昨夜はクツワムシも鳴いていました。
網戸にカブトムシがぶつかって騒いでいました。
夏は夜もにぎやかです。

そして、朝、
今日はちょっと曇りかげん。

花が咲き始めたコスモスにいた、一見蛾のようで、ちょっと違う小さなこの虫、
確か以前にも見つけて名前を調べたはずだけど・・・
忘れた!
再度検索、スケバハゴロモ、でした。
ハゴロモの仲間は植物の汁を吸うので多くが害虫とされています。
拡大してよく見れば、
顔はセミによく似ていて、針のような口を茎に差し込んでいます。



スケバハゴロモは桑の害虫だそうですが・・・
近くに桑の木は見当たりません。
スケバハゴロモの幼虫もおしゃれで、体よりずっと大きいくて長い真っ白な綿毛をお尻にくっつけているようです。
まだ見たことがありません。たぶん・・・

ブログ内検索(マリヤンカの)をして見ると、去年も8月の始めにスケバハゴロモを発見しています。

庭のあちこちに雑草の中からにょきにょき茎をのばしていたユリ(タカサゴユリ)の最初の花が咲きました。
やはり去年も同じ頃、咲き始めています。
昨日の夕方、夕焼がきれいで、
「ユリ」と「空」と両方画面に入れたいと欲張った結果、ピンボケ・・・




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久しぶりにカレー

2021-08-04 | グルメ
ちょっと久しぶりにカレー。
ショウガのかけらや、ニンニク、ピーマン、タマネギ、ニンジンも一緒に
全部フードプロセッサーで一瞬でみじん切り、よく炒めてから、バナナや擦ったリンゴも入れて煮込む。
ジャガイモと肉は別に切って炒めてから合わせて更に煮る。
香辛料やルーも入れて煮込んで出来上がり。
ナンも作りました。
イーストで発酵させてフライパンで焼きました。


「カーライス」という時と「ライスレー」では
アクセントを置く場所が違います。
「カレー」と単独で言う時、
私は語尾を上げて「レ」を強く発音しますが
名古屋では逆に「カ」にアクセントをつけるので、
魚の「カレイ」かと思ってしまいます。
名古屋地方以外でも、そのように発音する所はあるのでしょうか?










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医療崩壊

2021-08-04 | Weblog

中等症は自宅療養って、完全に医療崩壊です。
マスコミは、オリンピック、オリンピック・・・
昔、父が使っていた言葉「くるくるぱー」とはまさに今のマスコミのことです。
(「くるくるぱー」 気が変であること、頭がカラッポのこと、馬鹿であること。)
海外のメディアは
「日本はIOCとのゲームに敗けた・・・」とか
「こんなパンデミックのさなかにオリンピックなんて見るわけないよ・・・」とか
「日本可哀そう・・・」などなど、
冷静な市民の声を伝えています。


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夏まっ盛り

2021-08-03 | 自然
朝から蝉の鳴き声のシャワーが降り注いでいます。



木陰をハグロトンボが羽を振るわせてふわふわ飛び回っています。
このハグロトンボは体に緑色の金属光沢があるので雄かな。
長い脚だな。



イトトンボはさらに静かに、
そっと、葉陰に身を寄せています。
アオイトトンボ?


これはマイコアカネの雌でしょうか?



タラの木が満開です。



夏まっ盛り!

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柿の木

2021-08-01 | 自然
どの樹も季節ごとに違う姿を見せて楽しませてくれますが、
中でも柿の木の変身は楽しいです。

この辺りには柿畑が沢山あって、
冬に、葉を落として、ごつごつと幹だけになった古い柿の木が、
緩やかな山の斜面に並んでいる様子は、
行ったことが無い、南欧の風景もこんな感じかもしれないと思わせるのです。

今は緑の葉をこんもりと茂らせて、葉の間から、丸い緑の実を覗かせています。
これは我が家の渋柿の木。



何本かある渋柿の内、一番大きな実を付ける木です。

ふと下を見たら、
葉が一枚落ちていました。
まるで誰かが葉の絵を描いて、切り抜いて、置いたみたいです。




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