マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

「パラサイト・半地下の家族」を見てきました。

2020-06-20 | 映画
久しぶりの映画。
「パラサイト・半地下の家族」をイオンモール内の映画館で観てきました。

入り口で体温を自動的に検温、手も消毒して中に入りました。
中の座席も一つ置きでしたが、
何とその日、その時間、この映画を観ている人は、たった7~8人、
国際的な賞をいくつも取った話題の映画ですが、
余りの観客の少なさに驚きました。

(半地下の家族、主人公たち。写真はパンフレットから)

映画を私はとても楽しく観ましたが、夫は面白さがよく分からなかったと言います。
最初はシリアスな感じで始まりますが、
途中でファンタジーになった、と思いました。
(夫はファンタジーに慣れていない・・・)
そもそも大学入試が上手くいかない主人公の青年が「石」を手にしたところから、
なんだか、ちょっと違うぞ、という感じがしました。


(写真はパンフレットから、
青年チェ・ウシクの父のソン・ガンホが手にしているのがその開運?の「石」)

田中裕子似の妹役のパク・ソダムが天才的に偽造が上手いのも、
めちゃめちゃ強い母親も、絵を描きなぐる子どもも、
登場人物が皆コミカルでファンタジーっぽい。

貧富の差が「住宅」と「住宅環境」と「匂い」であからさまに表現されています。
そして半地下、地下、そしてもっと地下・・・
途中からジェットコースターのように話が転がっていきます。
雨、洪水が半地下に住む人々に襲い掛かるシーンはすごい迫力でした。
さらに雷!

私は続きが見たい。
あの石を持って現れたチェ・ウシクの友人はいったい何だったのでしょう?
チェ・ウシクは、石を抱いて、まだあらぬ夢を見ています。
夢は犠牲を伴って砕けたはずなのに。
ここからまたアッと驚く展開が始まることを夢想しています。
・・・あの豪邸の地下にはさらに抜け穴があって・・・
チェ・ウシクは石の呪縛から抜け出すことができるのでしょうか?
新たな世界へ旅立つことができるのでしょうか?







コメント
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