郷土料理の本に出てきた鹿児島の「地酒」を手に入れました
といっても、この地酒はいわゆる日本酒とは少し違いがあって、
醸造した「もろみ」に木灰を加えてお酒の保存性を高める「灰持(あくもち)」という製法で造られた
「灰持酒(あくもちざけ・あくもちしゅ)」というものです。
火入れをせずに造られるので、酵素が活きている生酒です。
「さつまあげ」や「酒ずし」、「お雑煮」などを作る際の調味料の他、
祝い酒やお屠蘇として飲まれることもあるのだとか
少しとろっとしていて、このまま飲むと甘みを感じます
このお酒を手に入れてから、我が家では調味料としてお酒やみりんの代わりに使うだけでなく、
魚料理や肉料理の下ごしらえに塩麹の代わりとして使ったりしています。
塩麹だと食材によっては塩が効きすぎてしまうこともあるのですが、
灰持酒を使って漬け込めば、焼いたときに塩麹と同じように柔らかく仕上がりますし、
あとから塩などで味付けができるので、使い勝手がよく気に入っています