旅のお話のつづきです。
秋田から弘前(ひろさき)に到着しました
弘前駅の改札を出ると、大きなりんごのオブジェがありました
弘前はりんご王国なんですよ
駅を出てホテルに向かう途中、なんと五所川原の立佞武多(たちねぷた)がありました
間近で見ると、迫力ありますね
なぜここにあったかというと、私が弘前に入った日から3日間、「あおもり10市(とし)大祭典inひろさき」が開催されていました。
青森県内10市のお祭りと食が弘前駅前に集結するというお祭りでした
弘前駅前で五所川原の立佞武多が見られるなんて、本当にラッキーでした
こちらは私が泊まった駅前のホテルから見た景色
ここでも岩木山がきれいに見えました
お部屋に荷物を置き、一休みしてから活動開始目指すは津軽藩ねぷた村。
弘前駅からねぷた村まで行くバスは時間が合わず、 土手町循環バスを使い、最寄の停留所から歩くことにしました
この循環バスは10~18時(12月~3月は17時)まで10分間隔で運行していて、料金は100円なかなか便利なバスです
床が木のバスに久々に乗りました
停留所で降りて、歩いて10分程でねぷた村に着きました
木に何か成っている?と思って近づいてみたら、りんごでした
敷地内の数か所に、りんごの木が植えられているのだそうです
まずは「弘前ねぷたの館」へ。
ここには数台のねぷたが常設展示されています
笛と太鼓による、弘前ねぷたのお囃子の実演もあります
弘前ねぷたは、青森ねぶたと比べると、ゆったりとしていて荘厳な雰囲気でした。城下町弘前だからなんでしょうね。
ねぷたの中には、こんな金魚ねぷたもありました
現在では、お祭りで子供たちが提灯のように持ち歩くために作られているそうです
弘前のねぷたは、扇の形をした「扇ねぷた」が中心だそうです。
正面に描かれるのは、勇壮な「鏡絵」。
「弘前ねぷた」の文字の間に描かれている「卍(まんじ)」ですが、これは藩政時代の津軽氏の旗印として用いられた由緒あるもの。
今も弘前市の市章として使われているそうです。
ねぷたの裏に描かれる女性の絵は「見送り絵」 。
やはり暗いところで見ると絵が映えますね
さて、ここからは、今回の旅の柱のひとつ、津軽三味線の体験演奏のお話です
敷地内にある山弦堂で体験してきました(体験は1週間前までに要予約。詳しくはこちら)
幸運にも、生徒は私1人先生とはマンツーマンで1時間、色々と教えていただきました
三線とは違うことだらけ
三線と津軽三味線は、そもそも楽器の大きさが違います(津軽三味線の方がかなり大きい)。
当然、棹の長さも違いますし、ばちの扱いは全く違います。胴の部分の皮も違います(三線は蛇、津軽三味線は犬など)。
私が三線と一番違うな、と感じたのは、左手の指使い。三線では、左手は人差し指、中指、小指を使います。
一方の津軽三味線は、人差し指と薬指、時々中指。一番大事なのは薬指なんだと教わりました。
しかし…私の三線の流派では、薬指は使いません
普段使わないものだから、余計な力が入ってしまって…終わる頃には薬指の指先が真っ赤になっていました
演奏するのは難しかったけれど、とても楽しかったです
最後に先生が「津軽じょんがら節」を弾いてくださいました
実はこの曲、リゾートしらかみの車内でも聴いたんですが、至近距離で聴くとより迫力があって、本当に素晴らしかったです
体験が終わった後、先生に津軽三味線のお話を少し伺うことができました。
三線との違いなど、あれこれお話ができて、とても有意義な時間となりました