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スシ外交勝負あり 安倍はオバマにTPP品目投売り(豚482➔50円、牛38.5➔9%)

2014-05-02 | Weblog

安倍は今回のオバマとのスシ外交(TPP交渉)に先立ち、豪州ともEPA交渉に入り、豪州の要求を丸のみして、日本の輸入牛肉の関税をいまの38・5%から20%台まで15年かけて引き下げることを容認した。

この容認には、「牛肉の関税ゼロと同制度の撤廃」を掲げる手強いオバマを押さえ込む狙いがあった。日豪の交渉結果をオバマに見せつけ、20%台で納得させる腹積もりだった。要は日米交渉をその程度のものと甘くみていた。

ところが20%台どころか9%にまで押さえ込まれてしまった。これでは、アメ横の投売り、もってけドロボウの大バーゲンセールだ。安倍のスシ外交は完全に失敗だった。管理人


TPP基本合意の内容判明

TBS系(JNN) 5/2

 オバマ大統領来日時に決着したTPP=環太平洋パートナーシップ協定をめぐる日米両政府間の基本合意の全容が、JNNの取材で明らかになりました。焦点だった「豚肉」の関税を現在の最大482円から「50円」に、「牛肉」の税率を「9%」に引き下げるなど、全ての項目で合意しています。

 TPPの交渉をめぐっては日米双方とも「重要な進展があった」としているものの、合意したことや内容については明らかにしていません。しかし、焦点となっていた農産品5項目全てと自動車について日米が具体的に合意していたことが、JNNの日米関係筋への取材で明らかになりました。

 まず、豚肉は安い豚肉により高い関税をかける「差額関税制度」を維持する一方、現在1キロあたり最大482円の税率を15年程度かけて「50円」に下げることで合意。また、牛肉は現在38.5%の関税を10年程度かけて「9%」にします。

 コメ、麦、乳製品については、関税を維持する代わりに特別な輸入枠を拡大したり、新たに設定し、国会が求める「関税維持」に沿った合意内容となりました。

 唯一、調整が残っているのは、豚肉の輸入が急増した場合に関税を復活させる「セーフガード」の発動条件についてですが、これによって他の合意内容が変わることはないということです。

 さらに、自動車分野も、関税に加えて市場へのアクセス・安全基準といった非関税分野でも対立していたすべての課題で具体的な合意に至りました。

 日米両政府は今回、抵抗が予想される生産者団体や議会関係者らへの説得に十分な時間をかけたいという思惑で一致し、基本合意に達した事実を公表していません。

 しかし、実際には細かい点まで具体的に合意できたことで、日米双方で慎重に国内調整を進める一方、TPP全体交渉の早期妥結を目指し、取り組むことになります。