
今朝の日の出。
東京駅の喧騒と実家の大量クモの巣の歓迎を受けて、昨晩は早々に寝床に。
いやあ疲れました。
15:55新潟港出航から実家まで、端折りますがご一緒にどうぞ。

出航すると間も無く見える弥彦山、角田山。

両津湾に入るところでカーフェリーとすれ違い。

両津湾 小佐渡を眺める


佐渡汽船ターミナルから

実家に向かって歩いています。


ネズミの額くらいの庭の始末をしたので、これから墓掃除に。
私だってやる時はやる^_^
昨晩の寝苦しかったこと。
さすがに「熱中症で高齢者がなくなりました」ってなことにならないようにとエアコン初出動させて。
ニュースではその手の事故があるとエアコンつけてたかどうかしつこく追及するものね。
ありますってことを見せておかねば、とつけたはいいが「誰が消すの?」なんて初歩的なことでなすり合い。
タイマーがあったんだわ、と適当にスイッチを押すもアナログの二人はたったそれだけでお手上げ。
仕方ないやっぱり説明書みようと。なあんだ簡単じゃないのと納得するも。
夫は気持ちよくグーグー寝てしまうが、私はほんとに消えるか不安でタイマー切れ時間まで起きている始末。
いやはや。
11時にベッドに転がったのに2時近くまで目が覚めていた。
エアコン切れて結局窓を開けて風をとり込んだりしてのおまけつきよ。あああ。
わが家の夏の庭も青息吐息。
「わたしもう限界です」と西洋オダマキ2株がくずおれてしまって。励ましも効果なし。
花はない、が片隅に3年前の貧弱な百合
たったの1本がようよう見てください状態。ところがこれが思いがけずアップすると美人なのよ。
いやあめずらしい。クローズアップすると美人度が増すなんて。人間様は逆よね、残念ながら。
今までの私に輝く時間なんてあったかしら、なんて寝ぼけたこと言って。
ま、なにをもって輝くと捉えるか分からないけれど、オリンピックでメダルをとった選手を見ると文句なく
「キラキラ輝いているなあ」なんて思うわけでして。
で、そこまでのゆるぎない目標も並大抵じゃない努力もしてない根性なしの君が「輝いているときがあったか」
なんておこがましいこと言うんじゃない!と叱りつける声もしっかり頭の隅で聞こえています、はい。
我が家の庭に根を張っている彼らは、間違いなく夕日に輝いています。きらきら光る一瞬。
ハツユキカズラ
カラミンサ ワイルドオーツ
ペアグラス
ギボウシ
イソギク ロータス
メラレウカ
ニューサイラン
「夕日に輝く」
うーん、もしかして、
私も沈みゆく夕日に向かって今がいちばん穏やかに輝きながら(自分比)歩いているのかもしれない。
きざかしら。
今朝は涼しい、庭仕事も終わって、頭も冴えている。
撮り置いた写真もぱっとしないしなあ。
と、ちょっと遊んでみた。
まずは自画自賛、お気に入り。
金魚は化粧するとちょっとシュールになって
背景をいくら変えてもいまひとつぱっとしなくて・・・
今日も暑くなる。
食欲はある。
食べた分だけ順調に体重も増える。
が、いかんせん暑い。
暑いから食事作りは時間をかけたくない。いやいやふだんからかけていないけれど、更に。
で見つけたのよ、簡単レシピ。
なんといっても簡単、超がつくレベルだから嬉しくて。昼飯にぴったり。
*納豆パスタ そうです、ご飯がパスタに変わっただけ。紹介しますね。
大丈夫もう分かった!なんておっしゃらずにまあ。
(2人前)
材料 パスタ180g 納豆2個 シラス 大葉 量は適当に
作り方
納豆に しょうゆ・からし(納豆についているやつ)シラス・オリーブオイルを入れて
ねばねばが出るまでぐるぐるかき混ぜる。
そこに茹でたパスタを入れてあえる。
細かく刻んだ大葉をトッピングして出来上がり。
どうよ、簡単でしょ。が。
納豆が絡みついたパスタをずるずる食した我ら夫婦の反応はまことに微妙。
紹介しておいてなんだが微妙な(-_-;)
そういえば、ためしてガッテンでオクラのつけ汁が紹介された時も早速試してみたんだったわ。
そん時も二人して微妙な反応だった。
そういえば、同じ出所のレシピ*オレンジアイスティーを作って横浜友と試飲した時も「微妙!」のひと言だったわ。
考えてみれば、私はねばねば関係はそんなに好きじゃなかったんだわ。
納豆なんて月1回食べれば上等だったんだわ。微妙は私の好みの問題かもしれないね。
だから、海苔なんか加えてさらにひと工夫したら、納豆好きなかたはいいかもしれません、はい。
では。
ずるずるで終わりそうなので、軽井沢レイクガーデンの写真を清涼剤に。
そういえばオリンピックが始まったのね。
閑である、1日中暇である。暇の極み。クラス会以降ずっとずっと暇である。
「ひま」とキーボード叩いたら「閑」と出て、次に叩いたら「暇」と出た。なんじゃいこりゃあ、と思って。
ひまだから意味検索してみた。
『閑』
のんびりとしている。また、ゆったりとしていて静かに落ち着いている。たいせつでない。どうでもよい。
用事がないとき。ひま。 実用的でない。むだ。 ひっそりと静か。いいかげん。
『暇』についてはネットじゃどうでもよい扱いなので、ひまゆえ国語辞典で調べた。
連続して行われる動作の合間、また事物の隙間。仕事に追われないゆとりのある自由な時間。
ですと。
そしてこんなことも教えてくれてある。
「今日はヒマだ」という場合、「今日は忙しくない」ということで、この“ヒマ”には「忙」の反対語の「閑」(忙中閑あり)を使います。
「用事がないとき」「落ち着いてのどかなさま」という意味です。
「ヒマをとって海外旅行に行く」という場合の“ヒマ”は、レジャー(leisure)=「仕事のない時間。仕事のあい間」を意味し、「暇」を用います。
そうか。そうかいな。
現在は閑は使用されず、暇と表記だと。でもな私のひまはこっちの方がぴったりくるな 『閑』
閑でも退屈とはまたちょっと違う気持ちだからな、いっか閑に任せよう。夏は閑。
陽が沈む。
18:26
18:35
19:04
晩酌も終わって、1日がすべて終了。
ああ、ついに新潟市がブラタモリに登場。
近江アナに「新潟ってどんなイメージですか?」と聞かれたタモさん(ここはナレーションのツヨシクン口調)。
「申し訳ないけど、新潟ってイメージないんだよね」と答える。
いやいやタモリさん、ほんとにそうなのよ。私もそう思うわ。
観光でも何でも、特に新潟市が取り上げられるってほんとに少ない気がする。
きっと全国の皆さん、新潟にはいろいろあっても、新潟市そのものについてはご存じないよね。
かくいう私も学生時代4年間も暮らしていて、おまけにおばさんが新潟で住まいを持っていたから、
子どものころから遊びに行っていたのに。今回の放送で初めて「新潟は砂の町」と知ったってわけで。
そういえば、と、当時の思い出は恥と共に次から次へと浮かんできて懐かしくなった。
叔母さんちは日本海と信濃川に囲まれ、しかも河口近くにあった。
で、海に行こうとすれば坂道を上って崖の細道のようなところに出て、それから砂浜に下りていく、そんな感じだった。
どうでもいい話だけれど、そのころ昭和30年くらいかしら、親戚に泊めてもらうときはお米を持って行ったものだ。
そうだ、小林幸子さんの実家の精肉店も近くにあり、いとことよくコロッケ買に行った。そんなこともあった。
大学も海の近くにあり、何をとちくるったのかサークルは軟式テニス部に入っていて。
テニスコートは砂浜近くにあるから、そこへ行くにはえいこらと坂道を上がっていってた。
夏になるとサークル仲間と泳ぎに行くことも多々。
青春ど真ん中、グループサウンズの時代だから棒切れ持ってそれこそ砂浜で
♪踊りに行こうよ シーサイドバウンド~
なんて歌ってタイガースの真似していたわけよ。いやはや。
近くに行ったからって、連絡して男子先輩の下宿を訪ねたら、
「○さん、よくひとりで男の部屋に来たね」って言われたけれど。
私は人生相談しに行っただけだったから、えーっなに言ってるのかしらシオカワサン(覚えているのよ)てなもんだったけれど。
そうよね、何考えてたんだろうね、おかしいね。
砂の町痕跡の案内人さんはこちらから姿を現しましたよね。
遠くに見える橋は萬代橋より河口側 柳都大橋
信濃川(ごめん、信濃川には何の思い入れもない) 朱鷺メッセの高い建物 奥に佐渡汽船
(「みなとぴあ」の端っこに堀が再現されている)
そうよ、小学1年か2年ころ8月の川開きを見に、はるばる佐渡から叔母さんちに行ったときは確かに堀が
まだあった。気がする。
学生の頃、下宿へは古町を通って料亭の鍋茶屋さんの建物の裏を見ながら帰って行ったから、
夕暮れになると時々芸妓さんにも会っていた。
わっぱ飯で有名な田舎家さんも横目で見ながら帰っって行った。学生には躊躇する佇まいのお店だったからね。
佐渡暮らしのため行き来をするようになり、ランチは田舎家さん、がふつうにできるようになったときは嬉しかったわ。
さすがにね、鍋茶屋さんでお座敷遊びはちょっと、だけれど。どなたか連れて行ってくれないかしら。
ハラショハラショの新潟小唄も見たいもんです。
いやいやすみません、思い出話に付き合っていただいて。ほんとはいくらでもあるのよ。
ヒロミチャンじゃないけれど、話せば1日はかかる。
次のブラタモリは佐渡、楽しみだ。オリンピックより楽しみだ。
裏表紙に残りのお二方
奥の細道」刊行300年を記念して、赤瀬川原平、藤森照信、南伸坊、林丈二、松田哲夫の路上観察学会5人衆が
「徘徊は俳諧に通ず」を合言葉に「奥の細道」へ。
ちなみに、
路上観察学会(ろじょうかんさつがっかい)とは、路上に隠れる建物(もしくはその一部)・看板・張り紙など、
通常は景観とは見做されないものを観察・鑑賞する団体。だそうな。
頭が固い私もこの団体に入れていただければ柔らかくなって、違う目線で路上を見ることができるかしら。
豪雨のみちのく路、吹雪の越後路、猛暑の加賀路を1997年7月7日から2001年1月18日まで1年半の歳月をかけて膝栗毛。
道中で採集した珍品奇景。
詠んだ奇句怪句に、泉下の芭蕉翁も腹よじる?数千点から238点を厳選した新機軸のフォト句集。
そうそう、1頁に写真があってエッセイ風な短い文章があって俳句がある。
多々のフォト句な中で私のいちばんのお気に入りは、石巻にて南伸坊さん、俳号南方さんね。
石巻が一望できる日和山公園に、奇妙な芭蕉主従の像がある。
曾良の手が俳聖の背中を貫いているように見える像だ。
(いやいや写真をお見せできなのがつらいところ、まさかコピーするわけにはいかない。
ここは皆様の豊かな想像力で補ってくださいませ)
おそらくは、山道をこのような形でのぼっていくところをうつしたものだろう。
しかし、像のあるのが頂上であるために誰もが怪訝な顔をしてこれを見ている。
そこで南方さん、「これはネ、芭蕉の背中がかゆくなったところです」と言い切っての奇句。
『ここですかそうそうそこがきもちいい』
こういうの、大好きよ。
大変楽しく読ませていただきました。はい。
閑話休題
佐渡の海
巻末に建築探偵・藤森照信教授の『奥の細道』特別講義が掲載されていて。そうなんだと思ったところ
怪説!「海の細道」は名句を生まない!?
藤沢周平「海坂藩」のモデルは鶴岡じゃない村上だ。鶴岡、村上と続けて歩いた体験からいうと鶴岡じゃなくて村上だって。
城山の臥牛山の上までのぼり今はなき石垣の端に立って
「江戸時代に生まれて、村上の殿様になりたかった」と思ったそうな。
芭蕉と曾良が歩いた村上から糸魚川まで日本海沿いを歩いてみて、村上が一番印象深い街になるような気がするって。
日本海沿いの小藩の城下町の知られざる魅力を存分に味わうことができたそうな。
海道・越後路ならではの情感。
出雲崎、親不知、市振とつづく道は、日本海沿いにしかないような情感があった。
古い宿場町がつづくのだが、脇道の向こうにはすぐ海があり、波の音が聞こえ潮風が吹いてくる。
海を意識しながら人家が軒を連ねるなかを歩いていく。こういう空間の体験は、山形県から新潟県にかけての
海沿いの道でしか味わったことがない。少なくとも太平洋側や山陽路にはなかった。
あああ、藤森教授、よくぞ言ってくださった!私の日本海側贔屓理由を代弁してくださって嬉しい、なんだかスッキリ。
そして、海の細道で読んだ句があまりに少ないことから、海に俳句は似合わない!?
山道は名句を生むが、海道は名句を生まないという法則でもあるんだろうか。
それって芭蕉も曾良も山国生まれに起因するんじゃないか、と結論付けているところがこれまたそうなのかと納得して。
高校クラス会の宴会で近況報告しようということになって。
各自それなりに。
いやあ、みんなじっとしていないのね特に男子は、とつくづく思ったわ。
自分研究活動したり月1回上京して会議出席したり。
はたまた請われて再度の就職なんて。
車で借りている畑地まで出張しての農作業、
中には農協が指導してくれての本格的なブドウ栽培をして今や細々とではあるが収益を上げている男子もいる。
月に1,2度飲み活動していますという可愛い男子もいる。
女子もま、そこそこ身の回りの報告して。
締めは今でもキンチャンの愛称で呼ばれている男子になった。席は目の前。
キンチャン、交通整理のボランティアをしていますって。らしくないから、えーっと驚きの声があがって。
このボランティアになるには3つ条件があると。ふんふん。
ひとつは 品行方正なこと。(皆ニヤニヤして聞いている)
ふたつめは言ってはなんだけど 生活が安定していること。(生活が安定していることに謙遜は要らないよ)
そこまで言ってみっつめがなかなか思い出せない、うーんとかえーとか四苦八苦している。
大丈夫待っているからゆっくり思い出せと目の前でエールを送ると、あっ、思い出したって。
みっつめは前科がないこと。ですって、いやはや。
何でこんな3条件が必要なんだ、なんて野暮なことは聞くまい。
{品行方正、生活安定、前科なし} これが交通整理ボランティアの3条件なんだ。そうなんだ。
「交通整理の旗持って横断歩道とかにいるの?」と聞いた。
道行く人に交通事故にあわないよう気を付けてとか言いながらティッシュ配ってるんですって。
(しばらくティッシュ配りの話になったが省略)
「月に何回くらいやってるの」
1回だよ、四谷の交差点で4時から30分くらい。俺がその時間にしてくれってお願いしたの。
その後の用事が待ってるものね、4時から30分、ちょうどいい時間だわ。
周りからそんな質問受けているものだからぐだぐだになったキンチャン。
「締まらない話になったけど終わります」と。宴会近況報告は終わった。
ありがと、キンチャン、ぐだぐだでなんかほっとする。
そのボランティアなら私もできるかもしれないわ。
3条件満たしている、月1回30分、ティッシュ配り。お得意よ。
今度誘ってくださいな、ほんとに。