まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

『国宝 三井寺展』

2009-02-28 12:52:48 | モブログ

雑誌で、近江路の仏像の旅なんかをつらつら見ていたのですが、向源寺の『十一面観音立像』にばかり気をとられて、三井寺(正式名は園城寺)なんて全く見向きもしませんでした。

今回の帰り道は美術館に寄ろうと計画していて、どこが一番いいかなと・・・
(あそこであれ食べようが優先されて、決定した次第でして)
そんなわけですから、三井寺のなんたるや、何が展示されているか、なんて遠いとおい彼方のことで、私にしては珍しい決め方でした。
智証大師帰朝1150年、狩野光信没後400年 特別展 国宝 三井寺(みいでら)展【2009年2月7日(土)~3月15日(日)】

会場に入った途端、2体の彫像がでんと座っておられて。
その姿かたちに、ちょっと衝撃を受けました。何だあの頭は!ってな形の頭なのです。ピーナッツか?茹で卵か?とすぐに浮かんだくらい。
で、顔がチョイと怖い。薄く目をを開けてられる方のお顔はなおのこと怖い。
この2体が、天台宗園城寺を中興した智証大師円珍さんでらして。
後で調べたら、この頭の形は「霊骸」と呼ぶそう。目も特別な形だそう。笑ったりしたら罰があたるってものでした。無知は怖い!

無知になりたくない方は こちら からどうぞ。

この2体を含めて、普段は拝観できない秘仏が4つも展示されていました。
軸や巻きもの関係は全部パスしました。興味は彫刻だけ。

秘仏の一つ、円珍さんに大きく影響したと言われる『新羅明神』の坐像。
一目見たとたん、夢に出てきてうなされそうなくらいの異形の像。
密教のなんたるやも知らないけれど、字ズラとぴったり結びつくくらいのお顔。
でも惹きつけられたので、もういいだろうというくらい眺めました。

それにしても三井寺、国宝や重要文化財が多いんだね。
そっちの方にもびっくりさせられて、結局、何を見たんだろう状態でして・・・
お持ち帰りするには、あまりに大きいものばかりでした。

 

 

 

 

 

 

カレンダーを見ながら父が
「今月は家におるのが少なかったなあ」と言ったのには大笑い。
ほんとです、1週と4週はお泊りですもの、中2週しかいなかったことになります。

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