まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

助けられて

2024-02-11 09:08:03 | くらし

今朝も気持ちのいい天気。
きっぱりの空ではなく東の空にはかたまりの雲、午後は曇るかな。

昨日、夫は出身集落の会出席のため東京へと出かけて行った。
3時集合の会だから、どんなに遅くとも7時ころには終わり9時ごろには
帰宅するだろと踏んで。私はセブンで買ってきたドリアをチンして。
「おっ、これって美味いじゃないの」とのんびりブラタモリを観ていた。

ところがどっこい、こまわりくん最終の9時を過ぎても帰ってこない。
あちゃあ、やったかな。飲みすぎてどこかへ行ったかなとそろそろ気が揉めてきた。
前歴があるのよ、多々。あっちの方まで行ったり、遠くからのタクシー帰還だったり。
本を読んでも数独やっても上の空。
9時過ぎなんてよその家では宵の口だろうが、夜が早い夫にとっては真夜中。
私も気分は真夜中。気が揉めてもスマホがない夫とでは連絡の取りようがない。
テレビつけて気を紛らす。ちょうど島津亜矢さんがバイオリン演奏とギター演奏で
♪帰らんちゃよかをしみじみと歌ってくれて、切なくなって。いいなあ、なんて。

と、10時を回ったころ外で車の音が。ん、あれは、でもタクシーの音じゃないから
違う家か、と思ったら「ただいま」って酔っ払った声。第一声が、
「おれ方向音痴だと思ってたけど、こんなだったか、駅からも帰れんなった」

電車は、会場居酒屋から一緒に帰った女性が降車駅で声をかけてくれて降りたんですって。
もう偶然とはいえ一緒になった女性に感謝よ。そうでなきゃ寝たまま終点まで行っちゃうわ。
まあともかく最寄り駅には降りることができた。
で、こまわりくん乗り場に行ってもバスがないことに気が付いて、駅行きのもう一つのバス
に乗って、適当にここだなというバス停で降りたそうだ。さあて分からない、家の方向が。
どの道を行ったらいいのか分からなくなったそうだ。酔っ払っているおまけに夜だからね。
ましてや名うての方向音痴だ、その辺うろうろしてたんだそうだ。
ここまでの経緯だって曖昧なのに、ここからは全く覚えてないと言うから
切れ切れの記憶をたどってのふたりしての推察ね。


ともかく、うろうろしていた夫は、その男性に声をかけたのかかけられたのか。
覚えてないけど、ここに行きたいとその人に住所を言ったんですって。自分の
住所は覚えていたんだ、それだけは忘れてなかったんだからまだよかったじゃないの、なんて。
そしたら、その男性が「そこなら近くだから」ってんで車で送ってくれたんですって。
男性が車に乗っていたのかどうかも覚えてないと言うけれど、乗ってたら声なんて
かけられないわよね。わざわざ車を出してくれたのよね、きっと、と親切な男性に感謝する。
で、夫が教えたわけでもないのに、分かりにくい自宅の前に何の迷いもなく止めて
降ろしてくれたと言うからGPS入れて分かったのかしら、と。あくまでも推察。
なにしろ何もかも覚えてないと言うんだから、どこぞの国の大臣みたいだ。
まあ10時過ぎに無事に帰ってきた夫。
「おれもこれからは人に親切にする、ばかだなんだって喚かない」
なんてやけに神妙になっているのよ。いつまで続くかしらね。そんな昨夜の出来事。

 

 

コメント (3)
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