このところ旅番組をちょこちょこ観ている。紅葉特集。
あまりの美しさにため息つくことしばし。山々の紅葉、お寺の紅葉、そして京都の紅葉・・・
そうか、嵐山のあそこのお寺も紅葉の名所だったのね、来年はぜひ行きたいものだ、なんての感想。
だがしかし、待てよ、なんといったって人が多いのはほんとに疲れる、それだけで意欲半減だわと。
金閣寺
今秋の京都旅行で、たった二日なのに疲れのため夫が不機嫌になったことは報告済み。
慣れてないのよ、大観光地の人の波に、個人旅行に。そのためにお土産探すなんてとんでもない。
京都駅の新幹線待合室でひたすら待つこと1時間。
もったいないなあと思うけれど、私もお土産探しは好きじゃないからすぐにまあいっかとそのまま。
そんな我らのお土産がひとつある、これが優秀なのなかなか。
『わく子さん』
そう、電気ケトルのわく子さん。
平等院
ホテルの部屋で、夫が家の習慣そのままにお茶を飲もうと、備え付けのケトルでお湯を沸かした。
あっという間に沸いてびっくり仰天、天地が引っくり返るほど。
なんといってもアナログ製品に囲まれているわが家だから便利なものを見ると驚く。
で、夫がすっかり気に入って「いいなあいいなあ」連発。めずらしい。
それほど言うならと、帰ってからすぐに家電量販店で購入。
今やわく子さんは朝昼晩大活躍しているの。
やかんで沸かしていたときは、沸くまでの時間は夫のトイレタイムだったのが、
わく子さんがせかすのでトイレに行く暇もないとぼやく始末。
京都土産のわく子さんが思い出の品になるなんて、ね。
知恩院
私はときどき、やかんでお湯を沸かしていたときの待っているぼんやりした時間の方がいいなと思う。
そんなに早く沸かなくてもいいのに、とも。
なんてことは内緒。