今期はドラマ3本見ている。
まずは月曜7時BSフジ「鬼平犯科帳」は長年の視聴、もう何回も同じのを観ている。
このところ惰性でだらだら観ていたけれど、今放映中のシリーズ4になったら俄然シャキッとしてきて。
脂の乗り切った吉衛門さんや大好きな佐嶋役の高橋悦史さんの活躍が嬉しい。
それにしてもすでに亡くなった役者さんが多いなあとしみじみ。今晩もお目にかかります。
中井貴一さんの演技は好きじゃないなあ。
いやいや、演じています感が強いというだけでして。大げさだなと感じる、それが好みじゃないの。
そう、好みじゃないと言うだけで、そりゃあ上手いなあ迫力あるなあさすがだわとは思っている。
なんて勝手な上から目線の好き嫌いを言いつつ観ていた「雲霧仁左衛門」
シリーズ3はもう終わった。中井さんが好きじゃなくても重厚で見応えあったわ。面白かった。
シリーズ4をお待ちしています。
もちろん火曜日はクサナギツヨシクンの「嘘の戦争」
私はハラハラドキドキどうなっていくんだ!ってこの手の類のドラマは好きじゃない。
淡々と過ぎていくちょっと退屈めのドラマが好み。ツヨシクン主演じゃなきゃあ観ていない。
ストーリーがどうのこうの何がどうのこうのって、そんなもん蹴散らしていくツヨシクンの演技にロックオンでそれ以上はない。
いやあ素晴らしい絶賛、特に8話は凄かった。ネット上でも大絶賛。
「不惑」が読めなくてもいい。
(ラジオで言ってるのよ、慎吾君が不惑になったって、でも漢字が難しくて読めなかったって。
ブラタモリでナレーションしているのにね。きっと1から10まで読み仮名ふってもらってるね)
でもそんなの関係ない、観ている人に響く心を打つ演技でして。もちろんひいきの贔屓目線。
ツヨシクンのなんて言っていいのかわからないけれど、お芝居していません腹の底からの熱で演じています。
の演技を堪能しているわけよ。火曜日、楽しみにしているからね。
このところ通っている地区センターで借りた本3冊。
内容紹介の文章を拝借して。
『君の膵臓を食べたい』 強烈なタイトルに惹かれて手に取ったわ。
偶然、僕が病院で拾った1冊の文庫本。タイトルは「共病文庫」。
それはクラスメイトである山内桜良が綴っていた、秘密の日記帳だった。
そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて――。
病を患う彼女にさえ、平等につきつけられる残酷な現実。
【名前のない僕】と【日常のない彼女】が紡ぐ、終わりから始まる物語。
ちなみに「名前のない僕」は「日常のない彼女」から、秘密を知っているクラスメイトくんとか?????くんとか呼ばれて、
最後まで本名は明かされていない。
数十年ぶりくらいに読んだ闘病もの青春小説、主人公の二人がなかなか魅力的でした。
名前のない僕に神木 隆之介くんを当てはめて読んでいたことは内緒。
『夜行』 「有頂天家族」以来ずっとご無沙汰していた森見登美彦さん
私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。
十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。
十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。
夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。
私たちは全員、岸田道生という画家が描いた「夜行」という絵と出会っていた。
旅の夜の怪談に、青春小説、ファンタジーの要素を織り込んだ最高傑作!
「夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜なのよ」
うーん、残念ながら私にはなんともでして。
『あの家に暮らす四人の女』 三浦しをんさん、好きです。
謎の老人の活躍としくじり。ストーカー男の闖入。いつしか重なりあう、
生者と死者の声―古びた洋館に住む女四人の日常は、今日も豊かでかしましい。
谷崎潤一郎メモリアル特別小説作品。ざんねんな女たちの、現代版『細雪』。
この内容紹介はちょっとそうかいなと思うわ。読後はちょっと物足りない。しをんさんには厳しい。
そうは言いつつ、返却するときカウンターの方に「若冲」含め「4冊全部大当たりでした」と報告。