チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

花自慢

2024年02月19日 05時13分31秒 | 

雨、18度、78%

 花のなかった季節からポツポツと庭に花が咲き始めています。あとひと月もすればチューリップが庭いっぱい、五月には薔薇が庭を囲みます。なのにこの季節のポツポツの花たちの方が私には誇らしく思います。私のブログ元は毎日一昨年の私の記事を送ってくれます。昨年の昨日もやはり庭の花の自慢でした。今年もお付き合いください。

 もちろん筆頭は黒の「クリスマスローズ」です。見出し写真の花です。深い紫と黒のちょうど境にあるような得も言われぬ色を纏っています。ココが匂った「クリスマスローズ」は赤紫、 これより黒は小ぶりですが、楚々としているのに艶かしく思えます。花芯の美しさは色濃い花の方が対照がはっきりとして目に映ります。同じ「クリスマスローズ」なのに飾り気のない原種タイプは、 花も小粒、緑の花です。でも花を覗くと紫をスッとひと刷毛引いたような趣のある花です。

 「シンビジューム」は今年は六本花芽が付きました。長い蕾の時期を過ごして咲き始めています。 昨年は霜に当ててしまい、凍傷を起こして花を咲かせることが出来なかった分、嬉しく思います。

 黄色い花は元気の元。友人から60歳の誕生日に頂戴した「アカシア」が咲いています。 7年経って見上げるほどの木です。

 真夏を除いて一年中花をつけているのが「ローズマリー」、咲いているのが当たり前なの見逃します。 ここ数日20度近くまで気温が上がりました。こんもりと大きな「ローズマリー」の木の周りは一際うるさくミツバチが舞っています。中央にミツバチが見えています。

 明日からは気温も下がりこの一週間は毎日雨マークが並んでいます。この雨がまた花を咲かせます。庭で過ごす時間が増えました。

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棒状温度計

2024年02月18日 05時02分25秒 | 身の回りのもの

晴、7度、70%

 先日、チョコレートを作りました。チョコレートをうまく固めたり艶を出すために、「テンパリング」という作業を繰り返します。湯煎にかけ温めて温度を上げ、下がって来たらまた温度を上げる作業です。その間、チョコレートに差し込んだ温度計と睨めっこします。赤いアルコール液がわずが10度以内を行ったり来たりするのを見守ります。寒い季節は温度が下がりやすく要注意です。

 温度を測る器具も測りたいものに近付けるだけで感知するものが今ではあります。棒状のガラスでできた温度計は鍋肌に触れると正確な温度が測れません。非接触型の温度計は精度が高く作られています。新しい器具があるにも関わらず、買わずにいまだに「棒状温度計」を使っています。頻繁に使うわけではありませんが、「生姜牛乳プリン」など温度が大きく影響するものを作るときは、必ず登場します。

 チョコレートに突っ込んだ「棒状温度計」を見ながら、この温度計との長い付き合いを思い出しました。小学校4年の時、理科の実験器具を揃えてもらいました。顕微鏡、フラスコ、ビーカー、シャレー、試験管、アルコールランプ、などなど。その中の一つが、この「棒状温度計」でした。大した実験をしたわけではありませんが、これらの実験器具は私の宝物でした。大学に入りこの家を出ても裏の部屋の什器入れに全部ありました。

 結婚して菓子作り、パン作りを始めました。菓子作りで温度計が必要なのはチョコレートを作るとき、パン作りもやはり生地の温度や仕込み水の温度を確かめるために使います。買えば数百円のこの「棒状温度計」を帰省した折、実験道具の中から東京に持ち帰りました。つまりこの「棒状温度計」とは半世紀以上の付き合いです。数日前、初めてその事に気付きました。おそらく台所にあるものの中で最古参だと思います。

 実験器具はこの家の改築時に全て捨てました。「棒状温度計」は香港にも持って行きました。海を渡る大きな引っ越し荷物の中の片隅に「棒状温度計」は入っていました。よくもまあ、この雑な私が割ることもなく長く使い続けているかと驚きです。 こんな入れ物に入っています。

  肉やパン生地に差し込んで温度を見るこんな温度計も持っていますが、出して来て使うのはほとんど「棒状温度形」です。

 長く働いてくれています。手に取るといろんな思いが湧きます。これからも大事に使います。「よろしくね。」

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薔薇の形のチョコレート

2024年02月17日 05時00分01秒 | おやつ

晴、4度、85%

 数年ぶりにチョコレートを作りました。私のおやつ用のチョコレートです。ヴァレンタインにチョコレートを渡すのが大流行していた頃はチョコ作りが盛んでしたね。先日のヴァレンタイン当日、どうしても外せない用事でデパートに出かけました。大混雑は覚悟の上です。ところがチョコ売り場に人はまばらでした。ヴァレンタインのチョコ騒ぎは収まったようです。

 古いチョコモルドは薔薇の形です。40年近く前、うんと奮発して買った覚えがあります。今では100円ショップでも手頃なモルドを売っています。チョコレートはテンパリングをしないと固まらなかったり、艶が悪かったり、口溶けの悪いものができます。湯煎にかけてチョコを溶かして、温度を上げて、冷ましまた上げる作業を繰り返します。温度計と睨めっこの作業です。 製菓用のヴァローナのチョコを使いました。ピンクのチョコも作りたかったのでホワイトチョコにイチゴの粉末で色香味をつけました。

 製菓用のチョコもいいものが出回って来ました。モルドも輸入品は精巧なものがあります。先日見つけたモルドはフクロウの形でした。可愛いのですがやはり驚く値段です。 この薔薇の形のモルドも輸入品だった記憶があります。

 チョコレートは作業中いい香りを発します。それに溶けたチョコレートを扱いますから、ちょいちょい指を舐めながら進めます。甘いイチゴのチョコとビターな薔薇の形のチョコができました。 今日は孫娘の10歳の誕生日です。つまり私のおばあちゃん記念日です。薔薇の形のチョコレートで祝います。

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ココと庭の花

2024年02月16日 05時10分51秒 | ここ

曇、9度、78% 

 香港から連れ帰ったモモは花が好きで良く匂いを嗅ぎました。モモを迎えて初めての散歩の時、道に落ちていた花を匂いました。私が花市から大きな花束を抱えて帰ってくると、生け替えた花を匂いました。この家に連れて来た時、庭には花らしい花はありませんでした。昔からある木だけでした。一番寒い時期に帰国しました。春になったらモモに見てもらう草花を植えようと思っていました。ところが帰国して八十五日で亡くなりました。モモが見た庭の花は大きなタンポポひとつだけでした。

 モモが逝ってすぐ我が家にやって来たココは花に興味を示しません。犬だって個性があります。ココはこの家の庭の成長と共に歳を重ねました。今年8歳になります。花に興味がなかったココが最近自分から庭の花を匂い始めました。今、庭はクリスマスローズが次々に開き始めています。 その花を私は地面に膝をつきで覗き込みます。ひとつひとつの花が美しい。花が開くと春を感じます。幸せだなぁと思っているとココが部屋から庭に出て来ました。私の足元に来たかと思ったら、クリスマスローズに鼻を寄せました。 クリスマスローズは香りがありません。なのに花弁に鼻を押し付けるように匂っていました。その横顔にモモを思い出します。

 座敷に面した庭には「沈丁花」が満開になり香りが満ちています。その庭に入ったココは鼻をあげて空気の匂いを嗅いでいます。花の在処がわからなくても鼻を上げて「クンクン」。

 ココがモモと同じ仕草をすることが増えて来ました。トイレの後地面を「ケリケリ」しなかったココですが、近頃時たま地面を蹴ります。モモとココは同じ毛色ですが、体つきも顔も違います。そもそも男の子と女の子ですから違って当たり前、私は見間違うことはありません。なのに春間近な庭でココにモモの姿が被ります。「今からもっと花が咲きますよ、モモ、ココ!」

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MDHのインドマサラ

2024年02月15日 05時08分13秒 | 使い続けるもの

曇り、14度、88%

 

 日本で今「スパイスカレー」と呼ばれているカレーを作り始めて40年近くになりました。香港に渡って本格的になりました。本場のスパイス、マサラ、パンニールチーズなどを売る専門の店を見つけたからです。香港島湾仔の市場の片隅にインド人がやっているその店はあります。独特な匂いの漂う店には無愛想なおじさんかおばさんがレジに座っているのは今も変わらないと思います。

 以来マサラはインドの[MDH]の品を使っています。その店にはパキスタンのマサラも売っているのですが私は[MDH]と決めています。マサラは大量に使うものではありませんが、カレーの風味付にいろいろな料理に使います。当然帰国する時の引っ越し荷物にも大量に入れました。でもすぐになくなります。ありがたいことに、主人はいまだに香港で仕事をしているので、買って来て欲しいと頼みます。主人が湾仔の店に入ってその薄暗い狭い店で、スパイスを手に取っている様子を思い浮かべます。ありがたいことです。

 インドデリーやコルカタでも必ず食材店に行きました。どの店も狭くて香辛料ばかりかアユーダのアロマの匂いが混ざってくらっとする匂いがあります。私はその匂いが心地よく、時には梯子をかけて品物を下ろしてもらいました。どの店も湾仔の店と同じようにお店の人は無愛想です。

 一振りのマサラは香り、味に彩りを添えます。日本でも[MDH]の商品は手に入ります。ネットで全ての商品が売られています。でもやはり、主人に湾仔の店で買って来てもらいます。何故って?箱に店のインドの匂いが染み付いているからです。封を切る前に箱の匂いを嗅ぎます。40年信頼の[MDH]のマサラです。

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庭のフェンスの小さな通り道

2024年02月14日 04時59分34秒 | 日々のこと

晴、12度、86%

 裏庭はフェンスで2つに区切られています。そのフェンスにはアーチ型の小さな通り道があります。ここを潜れば庭への近道、モモのための通り道でした。今ではココの通り道。

 天気が良くなり温かくなりました。庭に椅子を出して本を読んでいるとココは足元で日向ぼっこです。滅多に通らないフェンスの抜け道を潜って庭に出ました。追いかけてアーチから庭を見ると、 ぐるっと回ってこちらに戻ってくるココの様子が見えました。写真にはココのお尻しか写っていません。潜る瞬間を写真に収めるのは難しい。

 モモは用心深い子でしたから、容易にここを潜りませんでした。ちょっと失礼、 こうしてマーキングをしてしばらくしてやっと潜ってくれました。見出し写真はモモです。

 私が庭で用事をしていると、この通り道の向こうからココが私を見ていました。手にしていたスマホで急いでパチリ、 グッとこの穴に近寄りました。その時、私の中に悪戯っぽい気持ちがムクムク。スマホ片手に膝をついて「私も通れるかな?」難なくするりと抜けました。「面白い!」またひっくり返します。数回行ったり来たり。ココはそばで見ていました。

 穴を潜る、小さい頃はドカン潜りが楽しかった記憶があります。なんで7年間もここを抜けることを思いつかなかったのでしょう?小さいけれど穴を抜ける時微妙な気持ちの高揚があります。トンネル、隅っこ、押し入れ、どれも似たような気持ちを呼び起こします。孫娘はここを抜けようと思わないのかな?彼女はもうすぐ私より大きくなります。そしたらこの穴を抜けれなくなる。今度やって来たら、この抜け道を通ろうと誘うつもりです。私と二人で代わり番こ。二人で膝ついて、楽しいだろうなぁ。

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ロブスターのスープ 「ビスク」

2024年02月13日 04時58分40秒 | 昨日のお昼ご飯

晴、5度、77%

 主人が年初め帰宅した時、ロブスターのスープ「ビスク」の缶詰を土産にしてくれました。缶詰スープです。「ビスク」は海老の殻からとったスープ、殻を潰しながら作ります。以前は家でも作っていましたが、大量の海老の殻を必要としますので最近はご無沙汰です。深いコクのあるオレンジ色のスープができます。缶詰はイギリス製でブランデーが入ってると書かれています。煮立てず温めてクリームを落として啜るのが最良の食べ方です。

 蓋を開け、クンクンといい香りを嗅いでいると急に麺のスープにしたくなりました。乾麺はよりどりあります。頭を掠めたのはビーフン、しかも細いビーフンです。 ビーフンは米粉、米を主食の国には必ずビーフンが作られています。日本のものよりタイや中国のビーフンの方が腰があり種類もあります。私の好みは炒めるときは太めの中国製、スープ麺の時はタイの細いビーフンがいいと思っています。タイのビーフンの中でも最も細い「センミー」を使いました。 

 ビーフンを戻して、温かくしたスープと合わせるだけの簡単ご飯です。 海老と庭の三つ葉を添えました。濃厚なスープは確かに微かながらブランデーがかおります。細いビーフンにスープの絡まりがよく、箸が進みます。食べながら、「小さなマカロニ、細いスパゲッティでもよかったな。」「ビスク」に三つ葉の香りがフンワリのりました。

 ミスマッチかと思いながら、好きなもの同士の組み合わせることがあります。「ビスク」とビーフン、なかなかのお味でお腹がいっぱいです。ありきたりの食べ方でもいいのですが時には思いつくままの食べ物を食卓にあげます。

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新しい車でひと月

2024年02月12日 05時02分25秒 | 身の回りのもの

晴、8度、56%

 ひと月前まで私は20年前の年式のオートマチック車に乗っていました。新しい車に替えてひと月が経ちました。自動運転の車が発売されるようなニュースを実感してわかるようになりました。自動車技術は20年で大きく進歩しています。スマホが世に出て15年だそうです。15年前にはなかったスマホを今では世界中の人が使っています。世の中の進歩ですが、私には不思議です。

 私の車はしゃべります。話しかければ返事も返って来ます。私のスマホと繋がっているので、誰から電話がかかって来たと話してくれます。 ナビをかけていなくても、右カーブ、左カーブ、学校が近付いたことを教えてくれます。そうそう、私の古い車にはナビもついていませんでした。7年前帰国して取り付け式のナビをつけてもらいました。その時、代理店の方に「今では個別のナビは売っていません。探しましたよ。」と言われました。もちろんバックモニターもありませんでした。

 車が賢いと思います。私が知らなかっただけです。車を停めて買い物をしていると車から時折メッセージが入ります。 ロックがされていないとか、窓が開いているとか。そこでスマホを開けると、 どこの窓が開いていると教えてくれます。そういえばさっき、道路工事のおじさんに話すのに窓を開けたなぁと思い出し、駐車場に戻りました。

 賢いのですが、面白いことがひとつ。主人の名前は「博士」と書いて「ヒロシ」と読みます。主人から電話がかかってくると、私の車は「シモカワハカセから電話です。」と言い香港の長い電話番号を私に知れせます。「繋いで。」と言うと主人と話せます。「博士」間違いなく「ハカセ」です。それで、「ヒロシ」だと教えているのですが今だに「ハカセ」と言います。頭が良すぎる。

 ハンドブレーキもギアもありません。運転は楽です。ブレーキを踏むのに力なんか要りません。12個のセンサーでうるさいほどハザードを知らせてくれます。

 日本の家電もしゃべります。うるさいので全部切っています。静かに運転したい。運転が楽な分、ちっとも運転が楽しくない。車の技術の進歩をまざまざと見せられたひと月でした。

 

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いちじくとアールグレーのジャム

2024年02月11日 05時00分35秒 | 庭からの贈り物

曇、5度、67%

 昨年も庭のいちじくがたくさん実をつけました。ドライいちじくをたくさん作りました。市販のものよりしっとりしたドライいちじくです。早く使い切ろうとジャムにしました。

 濃く煮出したアールグレーの紅茶にドライいちじくをしばらく漬けて、砂糖を足して煮るだけの簡単なものです。ドライイチジクはフレッシュな時より甘みが強いので足す砂糖の量は控えめに。とろりとして来たら最後に「オールスパイス」をクラッシュして合わせました。いちじく、アールグレー、オールスパイスの香りが一気に立ち上がります。

 保存用に瓶をアルコールで消毒して熱いうちに詰めて蓋をしました。 すぐに食べる分は小分けします。 

 保存性を高めるためにいつもは「リキュール」などを足します。今回は最後まで「赤ワイン」を入れるか迷いました。いちじくと「赤ワイン」はいいコンビです。「オールスパイス」を足そうと決めたので赤ワインは取りやめました。どのスパイスを使うか?アールグレーの中でグツグツ言ってるいちじくの香りと相談します。一瞬「八角」が頭を掠めました。「う〜ん、香りが強すぎる。でもエキゾチックなジャムになるなあ。」控えめで名前通りに全てのスパイスの香りを持つ「オールスパイス」を粗く潰した状態で入れたのは正解でした。「オールスパイス」の粒が口に当たることを想定しています。

  パンに乗せるといちじくの粒々、ドライですので皮の部分がころりと残っています。「赤ワイン」を入れずともいい色に仕上がりました。口に入れると、いちじく、オールスパイス、アールグレーの順で香りが口に広がります。アールグレーは煮出して濃い液体を使います。たくさんの茶葉で短時間で煮出します。長く置くと紅茶の渋みが出ますから要注意。どのスパイスを使おうかと悩む時間が楽しい。その香りが思い通りにマッチすると大喜び。そして、「ああ、美味しい。」といただきました。

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春節 花が綻び始めました。

2024年02月10日 05時08分57秒 | 

曇、5度、85% 

 今日から中国は春節、一番大きな祝日が始まります。香港は春節に「花桃」を飾ります。一本の「花桃」の木をマンションやビルの入り口に建てます。この春節のために「花桃」が栽培されています。我が家の「花桃」も春節を祝うように綻び始めました。

 この「花桃」は7年前、モモが亡くなった後にモモの記念樹として友人から送られて来た木です。私が見上げるほど大きくなりました。ぽってりした花色はモモと過ごした香港を思い出させます。そして送ってくれた友人の気持ちに感謝します。

 雨が続いていたのでうっかりしていたら、「梅」は満開になっていました。 我が家の梅は剪定をしていないので箒のような趣のない木です。梅をよく知る人はポツポツとまばらにつく梅の花を讃えます。こんなに大きく成長しては歌にもなりません。まるで梅農園の梅の木のようです。私よりずっと歳行った古木です。

 裏にはにポツンと一本、毎年花を咲かせる「スノードロップ」 楚々としたその姿は可憐な少女のようで、覗き込むと花芯の緑までも美しい。

 「クリスマスローズ」がひとつまた一つと咲き始めました。 八重は見応えありますが、 一重のはにかんだような花姿は好もしく思います。 花開く前のプックリした蕾です。

 「沈丁花」も綻びながらいい香りを辺りに忍ばせています。薄ピンクの花が満開になるとむせるように香ります。この木の横にある「ミツマタ」もすっかり葉を落としました。そしてある日急に花を咲かせます。

 家に篭っていたので、庭の動きに気づきませんでした。「春節」いよいよ春に向けて花や木が色づき始めました。私も久しぶりに晴れた空の下、春の喜びでムズムズしています。

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