
雨、10度、90%
5日間も家を空けて帰ると、郵便受けにはたくさんのカードやら不在配達、小包が入っていました。私の誕生日を忘れずにいてくれた友人たちです。雨戸やカーテンを開けてすぐにココさんのお迎えに出ました。たった数日ですが家を開けると用事が溜まります。郵便物を仕分けして、カードや添えられた手紙を友の顔を思い出しながら読みます。一つの小包から出てきたのは2冊の絵本でした。
絵本を贈り物としてもらったのは何年振りでしょう。小学の頃までは事ある毎に母が本を贈ってくれました。本の包み紙を開ける時の気持ちの高まりはいつまでも変わりません。頂いた小包、まさかの絵本でした。贈り主にお礼のメールを入れると、「大人の絵本です。書評が良かったから。」とお返事が来ました。実はこの歳になっても時折絵本を買います。「大人の絵本」ではなくて「子供の絵本」だって求めます。
両親からもらった絵本、息子に買い与えた絵本、自分が自分のために買った絵本、孫のためにと買う絵本、絵本との付き合いも少しずつ変化して来ました。息子が小さい頃、東京の自由が丘に「アリスの部屋」という子供向けの本屋がありました。本の並べ方も集められた本も子供ばかりか親たちだって十分に楽しめた空間でした。本屋そのものの数が減っている昨今、本だって電子書籍が出回る時代になりました。あんな素敵な本屋があったことすら忘れられています。
絵本だってキンドルのような電子書籍で読むことができます。文字の本なら電子書籍でも構わないと思うようになった私ですが、絵本ばかりは紙の本で読みたいと思います。大きさも様々、紙の質感もいろいろ、印字の色までも気を配られた絵本の温もりを感じたい。
昨日は座る時間がなく本を紐解くことができませんでした。今降ってる雨は昼前には上がるそうです。雨が上がればお墓掃除に出かけます。その前のひととき雨音を聞きながら、私のために選んでくださった2冊の絵本を読むつもりです。
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