曇、9度、66%
毎日食べるリンゴ、茶色の種に白い根っこが出ているのを見ると土に植えたくなります。今まで発芽しても数カ月ですぐに消えるように無くなりました。香港にいる頃は暑い気候のせいだと思っていました。2年前、そんなリンゴの芽が冬を越して庭の片隅に緑を見せました。2本、一本は15センチほどもう一本はわずか2センチ。昨年の春陽当たりのいい場所に移植しました。大きい方葉ををたくさんつけて背丈も伸びました。ところが残暑の暑さが続きリンゴは2本ともすっかり葉を落としました。リンゴの好きな寒さに向かう時に落葉です。様子を見ていると大きい方は細い茎にシワがよりポキンと音を立てて折れました。枯れたのです。脇の成長しない小さな方はまだ弾力があります。この半年、地面からちょこんと突っ立っている爪楊枝よりも小さな「リンゴ」を見守りました。
寒の戻りの昨日、「リンゴ」のトッペンに緑色が見えました。「生きてたのね!」よくよく見ると地面際にはこれまた小さな緑の芽が2つ。子供(脇芽」を連れて春に戻って来てくれました。
「アボガド」のように大きな種は容易に発芽します。地面に下ろしても大きく成長してくれます。庭のアボガドは4年目。すでに私の背丈です。果物を食べていると、その種を植えたくなります。ジャムを作るために取り寄せた「アンズ」も種を土に植えました。今年で3年目、 冬はすっかり葉を落とします。新芽が茎に付き始めています。まだ60センチの幼い木です。福岡では柑橘系の苗木は売られていますが、「リンゴ」「アンズ」などの苗木は見たことがありません。木が育っても実がなるとは限りません。それでも、果物の芽が地面から顔を出した時の喜びは殊更です。
家の椿の実から取った種が発芽した苗です。 冬中この状態5センチほどです。しばらくしたら移植予定です。
前日まで裸だった木の枝に葉が吹き始めるこの季節、寒さが戻る中、季節の歩みは前進中です。 リンゴの横には「ブルーベリー」がもう花をつけました。今日はどんな喜びを庭がくれるのかしら、春を実感する日々です。
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