今回も写真多め、長文なので、お暇な時にご覧ください。
私の従弟は沖縄県在住で海洋生物の研究者です。
私の方が一回り近く年上で、飛行機に乗れない私のままでは、もう一生彼とは会わないだろうと思っている間柄です。
ちょうどトップ写真を撮影中に叔母(従弟の母親)から電話がありました。
叔母は「会いに行ったら?」と言ってくれましたが、従弟も私も接点がほぼないので従弟も突然私が尋ねていっても困るだろう…との思いから会わずにやり過ごしました。
結局、彼と今後会うとすれば誰かのお葬式くらいでしょう。
今回はトップ写真にある美ら海水族館には行ってみました。

悠々と泳ぐジンベイザメ。
今年は大阪市の海遊館でもジンベイザメを見たなぁ、と思い出しました。

美ら海水族館の大水槽の上網の向こうにダイバーさんが1人見えますが、ちょうどお掃除に向かう姿です。

大水槽のお掃除ダイバーさん達。

マナティーが愛くるしかったです。

ウミガメ達の餌争奪戦がなんとも可愛かったです。

イルカショーを見ている間中、ここは沖縄なのか?と思うくらい寒かったです。
半袖+長袖シャツ+ウィンドブレーカーを重ね着していても震える程寒かった…。
ホットコーヒーを飲んでも鼻水が止まらなくなってきました。
※私は寒暖差が大きいと鼻炎が酷くなります。

美ら海水族館は、ネットでは知っていても、まるで要塞のような造りだと思いました。
現地のテレビニュース番組で、観光客自体は増えているけれど、韓国からの観光客が激減していると取り上げていました。
確かにハングルの言葉を耳にしなかったのですが、中国や英語は時々耳にしたし、多くは日本語でした。
韓国からの観光客が減っても、日本人でカバーできているように思えたのですが、それではダメなのでしょうか?
日本人よりも韓国人に観光してもらいたいのかな?と思うような報道で少し違和感がありました。

今帰仁城(なきじんじょう)に行きました。
私が学生の頃、日本史を専攻している友達の間で、田村由美さんの「BASARA(ばさら)」という漫画が流行ったことがありました。
その登場人物の1人が「今帰仁(なきじん)」という色黒の男性でした。
漫画「BASARA」自体は日本史とファンタジーと恋愛と運命モノをいろいろ織り交ぜた物語なので、純粋な日本史ではないのです。
でも登場人物の今帰仁は、物悲しい背景を背負っている人物であり、石頭キャラだったので印象に残りました。







石垣好きでもある私には、本州ではなかなか見かけないタイプの石垣で物珍しい風景でした。
野面積みとも少々違い、どちらかというと西洋の城郭のような部分を感じる一方で、中国の影響も感じられました。
何よりも石垣の石は薄くはいだような形を積んでいるので、節理にそうなったのか、興味深いところです。
残念なのは、一部が崩壊していることです。
城郭の保存の難しさを感じました。

こちらは無料エリアの発掘調査地点。
3人の方が発掘をしていました。
今帰仁城の隣にある今帰仁村歴史文化センターに立ち寄りました。

先日ブログでご紹介した足踏み脱穀機。
左側の文明式も普及型の足踏み脱穀機ですが、こちらは鹿児島県に本社があります(現在も実在する会社です)。
左側のミノル式は、神奈川県川崎市に本社があり、すでに廃業した細王舎(さいおうしゃ)の製品ですが、各地の資料館で見かけます。

戦後、兵器を改造して作ったボート。

去年古宇利島に流れ着いた、岩手県の震災被災船。

戦後、兵器を改造して作ったボート。

去年古宇利島に流れ着いた、岩手県の震災被災船。
ニュース番組で知っていたのですが、ここに展示されているとは知りませんでした。
岩手県からどうやったら沖縄まで流れ着いたのだろうか?と太平洋黒潮の不思議を思いました。
歴史文化センターは、小規模な文化施設ですが、歴史文化を知るにはとても分かりやすい展示でした。
ただ、やはり琉球王朝時代以前の歴史の年表がなく、どんな時代だったのか分かりづらいことが残念です。
これは中国の影響が強かった割に中国の正史には登場しなかったのかとも思います。
沖縄は東南アジア諸国や中国と貿易はしていたハズですが、書物に残らないとその歴史はなかなか解明できないことでもあります。
その点からも文字文化は、劇的な文化革命だったのだとしみじみと感じました。
ここから古宇利大橋に向かいました。

前方に橋が見えました。

橋の手前の浜でビーチコーミングを楽しみました。

橋の手前の浜でビーチコーミングを楽しみました。
ここでは、シーグラスが多く拾えて楽しかったです。
でも前日にもまして、プラスチックごみが多いことには驚きました。

やはり橋は下から見上げるのが楽しいです。

やはり橋は下から見上げるのが楽しいです。
海に架かる橋は規模が大きいので、圧倒的な大きさに感心してしまいます。

橋の上から、対岸の古宇利島を望みました。
島に到着したら、古宇利タワーに行ってみました。
貝の博物館が併設されているので、こちらも見たことがないような形の貝があって、ついつい見入ってしまいました。



古宇利タワーから見た風景。



古宇利タワーから見た風景。
最上階は吹きさらしで腰が抜けるくらい怖かったです。
ここから万座毛(まんざもう)に向かいました。






夕陽をみたいと思いましたが、曇っていてまったく見られなかったです。






夕陽をみたいと思いましたが、曇っていてまったく見られなかったです。
でもダイナミックな海食崖を見られ、面白かったです。
2日目の今日は、曇り時々小雨で終始どこへ行っても北からの強風でした。
この時期の那覇市の気温は20度は超えているのですが、強烈な風で体感温度は低めです。
半袖+長袖でも寒く、一方で日が射すと暑いという感じで、衣類選びは少々難しく感じました。
さて旅の最終日は、「その3」に続きます。