行ったつもりで駅弁を買って食べるのは心弾む行為です。
今日、買い物に行ったら、東華軒(とうかけん)のお弁当がありました。
東華軒は、神奈川県小田原市の駅弁屋です。
私が住む川崎市では駅弁屋といえば、シウマイ弁当で有名な崎陽軒(きようけん)がたぶんトップに思い浮かべる駅弁です。
次に鎌倉市の大船軒(おおふなけん)の押し寿司。
いずれも神奈川県東部に分類されます。
一方、神奈川県西部出身のMIFさんは、駅弁と言えば東華軒の鯛めし弁当なのだそうです。
パッケージ。
鯛めし弁当の鯛めしは、なんと炊き込みご飯ではなく、鯛でつくったでんぶです。
おかずがいろいろ入った「こゆるぎ茶飯」も良かったのですが、「鯛めし」がとても美味しかったです。
思わず「私、東華軒のお弁当は初めて食べた!美味しかったんだね」と言うと、MIFさんはそんなことはない、前に食べたことがあるはずだよ、と言います。
たぶん元々私はでんぶが苦手なので、忘れていたのかもしれません。
鯛めし弁当を食べた記憶は全然無いけれど。
私、ピンク色のでんぶは物心ついたときからまったくダメ。
昔は太巻きにピンク色のでんぶがチョロッと入っていたのですが、これが苦手で仕方が無かったのです。
苦手な理由は、食品らしからぬどぎついピンク色、原料は魚なのに甘いこと、ご飯のおかずらしくない、ことかな?
こんな感じで、でんぶは消極的にしか食べて来なかったです。
ところが鯛めしのでんぶは、その甘さがクセになりまして美味しかったです。
そして小さなカップに入ったわさび漬けが美味しかった!
私、わさび漬けもちょっと苦手でした。
大人の味だからでしょうね。
久しぶりに食べると、うわー美味しい!と思うのに、いざ買ってみると四苦八苦して消費することになっちゃうんだよねぇ。
駅弁はコンビニ弁当や惣菜屋のお弁当とは違って、冷めても美味しいし、ご当地の食材を使っていて特別感があってとても嬉しいです。
東華軒のお弁当は、同じ県内であっても滅多に食べないお弁当なので特別感がひとしおでした。