週末山に行くなら、今日しかないだろう、そんな思いで目覚めたのが午前4時半。
でもなんだかどんよりと重たい空のよう。
目覚めてからコーヒーを飲んで新聞を読んでだらだらしていたけれど、雨が降らないようなので出かけました。
テレビやネット情報でももうとっくにエゾエンゴサクが咲いていると聞いているのに、時代に乗り遅れているわたし(←おおげさ)
やっぱり野の花を見て春を感じたいな。
毎年恒例のようになった春山登山の第一歩は藻岩山。
そして飽きもせず旭山記念公園登山口から出発する。
登山口付近の雪解けは進んでいて、まあまあ普通に出発。
一つ目のピークに行く前にエンレイソウを見つける。
うんうん、やっぱりかわいいですねぇ。
そしてピークまで行くとエゾエンゴサクが咲いていました。
お馴染みジンチョウゲと同じ種類のナニワズです。
やっぱりこれらを見ないと春が来た気がしないです。
登山靴は半年ぶりの夏靴。
スノーシューから変わると足の安定感がないので変な感じ。
途中雪が残る箇所あり。
んで、慈啓会病院からの分岐手前日当たりの良い場所に、毎年ミヤマスミレが群生するのに今年は咲いていない。え?まだ?うーーん。
あっという間に分岐まで来てしまった。
そこで一人の男性に話しかけられたのだが、なんと、この男性は、昨年の地図読み講習登山会に参加された人で、私のことを覚えてくださったのだ。
「なんか似てるなぁと思ったんですよ」。
友人に顔も話し方もそっくりで、印象的だったのでしっかり覚えてました。
そのあとは雪解けのドロドロを行き、山頂まであっというま。
1時間13分でした。
残雪の砥石山から北ノ沢の裾野まで、ノスタルジックな春の風景がいい。
藻岩山って531mの山なのに展望がいいですねぇ。
そして誰も気にとめない古い三角点がある。この三角点が藻岩山の歴史を知っているんですね。
山頂から平和塔越しに札幌の街を望む。
バナナ2本だけ食べて下山開始。
木々の隙間から見える木々がピンク色だ。エゾヤマザクラの蕾だろう。
もう少しで桜の時期ですね。
下山は1時間。12時半にはもう登山口まで戻ってきてしまいました。
下山し終わる頃には日差しが強くなってきた。
あんまり疲れもしなかった登山ですが、やっぱり春山は良いなぁと思ったのです。