小泉元首相 引退

２５日、自民党の小泉純一郎元首相が次期衆院選に出馬せず今期限りで引退し、次男を後継候補とすることが明らかになりました。

小泉政治の評価は功罪半々です。構造改革は一方で地方の疲弊や格差問題など生じさせました。小泉元首相は「自民党をぶっ壊す」と言いましたが、世襲の構造を壊すことはできなかった様です。

麻生内閣発足

９月２４日、麻生太郎内閣が発足しました。首相を始めとして多くの閣僚を二世や三世の議員が占めているのに驚きました。世襲議員が国民の本当の生活を知っているとは思えません。しかし、今回の内閣を選挙管理内閣と割り切れば関係ないのかも知れません。

自民党総裁選挙スタート

退陣表明をした福田康夫首相の後継を決める自民党総裁選が10日に告示され、5人が立候補しました。

安部晋三前首相、福田首相と二代続けて政権を途中で放り投げたのは、自民党に政権を担う力量がないという事の証明です。自民党離れも進んでおり、民主党への政権交代も現実味を帯びて来ました。
そこで、派手な総裁選で有権者の関心を引きつけ、その余韻が残るうちに解散・総選挙を行おうと仕掛けました。しかし、「劇場型政治」に騙された有権者の政治を見る目を侮るとひどい目に遭うでしょう。

自民党の総裁選は「自民党」というコップの中の争いに過ぎません。自民党員以外には投票権がありません。有権者が自らの意思を投票できるのは近々実施されるであろう総選挙です。有権者の投票行動によっては政治を変革することが可能です。孫や子孫のためにシニアが積極的に行動し、少しでも政治や政府を良くするように努めましょう。

福田首相 退陣表明

１日夜、テレビを見ていると、画面が福田康夫首相の首相官邸での記者会見の模様に切り替わりました。福田首相は、自らの成果を話した後に、退陣表明をしました。突然の退陣表明にはびっくり、そしてがっかりしました。これで、首相が二代続けて政権を放棄しました。

二代続けて政権を途中で放り投げるのは、自民党に政権を担う力量がないと言われても仕方がありません。野党に政権を譲って下野するのが筋であると思います。そして、野党の選挙管理内閣のもとで、直ちに総選を行うべきです。

2日、大阪府の橋下徹知事が福田首相の退陣表明について記者団に「自分のリーダーなのに、何で自民党が全力を挙げて支えないのか」と自民党の姿勢に苦言を呈していました。
橋元知事の言う事は尤もです。福田首相は1年前の総裁選で党内各派の幅広い支持を得て、麻生太郎現幹事長を破りました。それなのに、福田首相の足を引っ張っていました。退陣理由の一つに自民党内部からのプレッシャーもあったと思います。