まっかちゃんのブログ

シニアが社会を変えよう! 生涯学習、生涯現役、生涯元気
https://makkachan.saloon.jp/

第21回 新現役宣言フォーラム in 関西

2015-04-19 13:09:46 | 社会・経済
  17日夜、國民會館武藤記念ホールで開催された「第21回 新現役宣言フォーラム in 関西」に参加しました。出演者は、ゲストの青木 豊彦さん(株式会社アオキ会長)とホストの福岡 政行さん(新現役ネット理事長、白鴎大学教授)です。福岡理事長の挨拶に続いて、青木さんが講演を行いました。テーマは「宇宙から医療・介護へ 果てしなきものづくりへの挑戦」です。講演の概要は以下の通りです。 

 青木さんは父親から工場を引き継ぎ、ロボット部品や航空機部品の製造に乗り出し、幾多の困難を乗り越えて世界最大の航空機メーカー「ボーイング社」の認定工場となった。
 東大阪の中小企業の技術力を結集して小型人工衛星「まいど1号」を開発、2009年に打ち上げた。2000年当時、東大阪には8000社で50000人が働いていた。東大阪はものづくりで創業し易い町だったが、しかし、暗く現場に若い人がいなかった。そこで、若者が集まる東大阪にするために、人工衛星を開発することになった。「まいど1号」の成功によって、今では年間1000人の修学旅行生が来社し、モノづくり観光で東大阪に7000人が来ている。これは、マスコミのおかげ。
 「まいど1号」が打ちあがってから6年、航空は名古屋に負けた。医療はまだ手つかず。一昨年、東大阪の中小企業と大阪市大医学部が連携して「医療コンソーシアム」を設立した。昨年、医療特区指定を受けた。大阪を東洋のメディカルタウンにしたい。そのために、医者・看護師と中小企業の接着剤となりたい。いずれ介護も出てくる。

 講演終了後、青木さんと福岡理事長の対談、来場者との意見交換・質疑応答が行われました。最後に青木さんは「驕りはダメ」とおっしゃっていました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幽霊-恨みつらみを晴らさでは-

2015-04-18 16:41:06 | 文化・文学・アート
 17日午後、立命館大阪プロムナードセミナー 木津川 計「ゆきしものへのバラード」の第1回「幽霊-恨みつらみを晴らさでは-」を受講しました。会場は満員でした。講義の概要は以下の通りです。

 幽霊は二種類ある。1、非業、不慮の死 2、恨みつらみの死(嫉妬の恨み、虐待の恨み)。
 東北大震災の被災地で幽霊の話が多い。あの突然の災難さえなければ死ぬことはなかった。死者に霊魂があるとするなら無念の思いは大きい。無念を察する人の目には、「その口惜しさが現世への執着となり、幽霊の形をとって出現している」と映る。
 幽霊は非業の死だけで生み出されるのではない。恨みつらみを抱けばこそ出てくる幽霊がいる。怪談劇に現れる幽霊はみなこの恨みつらみを根底に、「この恨み晴らさでおこうか」の執念で幽霊になるのだ。幽霊-ことに恨みつらみの幽霊は女がほとんどである。その恨みを辿ると、一つは嫉妬の恨みであり、もう一つは虐待への恨みである。

 裏切られたた女たちの怒りは、能の「道成寺」「安達原」「葵上」で見られる。家や立身出世の犠牲になる女たちは、新派の「不如帰」「滝の白糸」「婦系図」で見られる。なぜ、恨みつらみの幽霊は女ばかりなのか。女は男に比べ体力的、権力的に男に及ばなかった。加えて経済力で劣位に立たされ、男に従属して生きなければならななかった女のありさまが女の幽霊を生み出した主因だった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする