まっかちゃんのブログ

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戦争犯罪人について

2010-08-15 18:34:18 | 国際・政治
今日は終戦記念日です。毎年この頃になると閣僚の靖国神社参拝が話題になります。そこで、2004年2月、3月に開催されたNPO法人新現役ネットの「近代日本の歴史研究会」の勉強会(テーマ:東京裁判1、2)の内容から一部を抜粋して掲載します。
戦争犯罪人とは何なのかを皆で考えてみましょう。

 1945年8月、米英仏ソの4ヶ国は現行の国際法や条約や慣習法などでは日本とドイツの指導者を裁くことはできないので、ロンドンに集まって戦争犯罪人の意義を拡張することを決めました。これがニュールンベルグ裁判の「チャーター」(国際軍事裁判条例)です。日本はその前にボツダム宣言を受諾したのですから、その後に作られた「チャーター」で日本を裁くことの不条理を銘記すべきです。

1946年1月19日、連合軍最高司令官マッカーサーは極東国際裁判所条例(チャーター)を公布し、従来の国際法による戦争犯罪・略奪・スパイ、放火等の罪だけでなく、新たな法律を作りました。
平和に対する罪(一般人に対する多量殺人・奴隷化・非人道的行為)を新たに追加しました。従来の国際法による裁判では、東条以下の日本の指導者を裁くことができなかったからです。

不遡及の原則を破って、東条以下の日本の指導者をA級戦争犯罪人としたのです。さらにこの件における犯罪時期を1928年1月1日より1945年9月2日(降伏文書調印日)としています。パリ条約(1928年:侵略戦争否定のケロッグ・ブリアン条約成立)以前の米英仏ソによる過去の侵略行為が侵略の汚名をまぬがれ得ないとし、それ以後ののみを侵略と規定したのです。

法廷での裁判長の裁定や検察官、米国弁護人の発言内容は、日本人弁護団の申し立てにもかかわらず、大部分は日本語通訳なしで行われました。
判決は絞首刑7名、終身刑15名、禁固20年1名、禁固7年1名、病死2名、病気・入院1名でした。

昭和23年12月23日明仁皇太子(現天皇)の誕生日に絞首刑が施行されました。遺族の要請にもかかわらず遺体も遺骨も灰さえも遺族の元には渡されませんでした。人間の誇りに対する配慮の感情は一切示されなかったのです。

東京裁判とは別にアジア各地の49ケ所で捕虜虐待や住民虐殺などの罪で2万5千人の日本人が容疑者として逮捕拘留され、そのうち5千7百人が起訴されて、千余名が死刑(復讐と報復のでっち上げの証拠による冤罪が多かった)判決を受けました。

日本の国会では「戦争犯罪人」でなく、「公務死」としています。
全文は[こちら]と[こちら]をご覧下さい。

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終戦の詔勅(玉音放送)

2010-08-15 09:55:57 | 国際・政治
終戦から65年、終戦の詔勅(玉音放送)をYouTube で聞くことが出来ます。1945年8月15日正午。
https://youtu.be/1XMja7jwtV4
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