たそがれオヤジのクタクタ山ある記

主に北関東の山を方向音痴で歩いています。山行計画の参考にされても責任は負いかねます。深慮せず軽く読み流してください。

上神梅のフクジュソウ畑見物、その他気ままにドライブがてらの散歩をする。

2020年02月24日 | 地元以外の散歩
◎2020年2月22日(土)

 まずは面白くもない家庭事情。妻の母、つまりは自分にとっては義母が、去年の暮れから介護施設でディサービスを受けている。平日の毎日、妻が出勤の往路と帰路で施設に送迎している。その妻が、ある資格を取るために、学生時代に取っていなかった不足単位を大学の通信課程で受けていて、毎月二回、土日の二日間、スクーリングに出かける。場所は地元の大学だったり、東京だったりだが、家を出る時間が早い。その場合、義母を一人で家に置いてはおけないので、自分が施設に送り迎えすることになる。今回の三連休(自分は月曜日にイベントで出勤日)の土日がスクーリング日にあたり、山には行けなくなった。いい年をしてと思っても妻は勉学。こちらは遊び。立場が優位なのがどちらかは明白。
 送りは八時で迎えは六時。その間に遠出でもしたら、万一、施設から連絡でも入ったら即応できないので、近くでウロウロしていないといけない。
 そんな事情があって、今回は近くでドライブがてらの散歩となった(翌日はしっかりと山に行ったが)。事前に知っていたことだし、山はすでにあきらめていた。せめて近場を有効に回りたい。地元の金山や八王子丘陵でも歩くことは可能だが、少々飽きてきた。変化のある歩きを期待もできない。

【上神梅の福寿草】
 みどり市上神梅にある福寿草園を知ったのは最近のこと。農家の方が、桑畑跡に福寿草を三万株植え、無料で一般に公開しているということを知った。先ずはそこに行こうか。
 雨の心配はないが、どんよりした天気。これじゃ福寿草も映えないなと思ったが、福寿草は見事に整然と咲いていた。ちょうどタイミングが良かったかもしれない。それでいて、行った時には見物客がだれもいず、その後に何人かやって来る程度で、まだあまり知られていないようだ。
 これほどまでに福寿草を植えて手入れするのは大変だったろうなとは思うが、惜しいことに整然とし過ぎていた。うまく表現はできないが、もっと乱雑に植わっていた方が自然に見えるのだが。
 これは翌日になっての感想だが、次の日に下仁田の<フクジュソウの里>に行った。自分には、こちらの方が雑然と咲いていて好みではあった。自生とのことだったので余計にそう感じたのかも知れない。
 それはともかく、ここで気を良くして、13株の福寿草が入った箱を1,300円で買ってきて(1株100円とのことだった)庭に植えた。6年前に小鹿野で買った5株と合わせて18株の福寿草になった。残念ながら秩父紅はない。

(2月26日の上毛新聞には、ここに至るまで50年かけたと記されていた。来月半ばまで楽しめるとのこと)








(今は廃校になっている神梅小学校)











【保渡田古墳群】
 高崎にある保渡田古墳群は、公園化されているとはいえ、いつか見に行きたいとは思っていて、上神梅の福寿草見物が終わり、その後は古墳群と、この二か所だけは予定に入れていた。きっかけは朝のニュース番組の中にある<お天気検定>だったかのロケ先だったからで、急に行きたくなった次第。別名<上毛野はにわの里公園>。
 三基の前方後円墳が集まっている公園だ。休日とあってか、随分と車も人もいた。最初は、テレビに出たからかなと思っていたが、見物者の多くがスマホを片手に歩いている。その時はスマホでここの古墳を調べている熱心な方々かと思っていたが、何ということはない。ポケモン探し。自分の感覚ではあきれた。自分の同じ年恰好のオッサンもいる。その大方は一人。オタクというよりも、失礼ながら、オカシインジャナイノと見ていて情けなくなってもくる。そんなヒマがあったら本でも読めと言いたくなる。純粋に古墳の見学にやって来た方は3分の2もいただろうか。
 太田でもそうだが、高崎周辺に上毛野当時の古墳が結構ある。円墳にはあまり興味もないので、そのうちにまた別の前方後円墳でも見に行こう。
 ここの古墳群のヘタな解説はしない。知りたい方はネットで調べた方がより正確だろう。









(ここに写っている人物のほぼ全員がポケモン探しに夢中になっている)









【上野国分寺跡】
 せっかく高崎まで来たのなら、どこか他にないかと思案した結果が国分寺跡。高崎とはいっても旧群馬町で、以前、群馬県群馬郡群馬町大字群馬という地名があったと聞いたことがあるが、それは嘘っぽい。いずにせよ、群馬では歴史のある地といってもいいだろう。ついでながら、保渡田古墳群も旧群馬町。
 国分寺があったら国分尼寺もあってしかるべきだが、近くにあったらしいが、いろいろと説があって釈然としないし、はっきりした跡も発掘後に埋め戻されたとか。よくわからないし、誤ったことも記せない。これもまたネットで調べてくださいなだ。
 国分寺跡は住宅地の中にあった。そこだけは広大な敷地で、土台だか伽藍跡が二か所にあるだけ。ここに、その昔は七重の塔があったらしい。
 ポケモンもここには来ないのか、自分以外の物好きしかいないといない。周囲の景色を見ながらふと思った。赤城が見えない。つまりは遠く、近いのは榛名山。ここは赤城おろしも届かないところなのか。
 国分寺跡を一通り回ったが、こんなものかで終わり。下野国分寺跡には何度か行ったことがあり、上野のここと合わせて二か所しか知らない。下野国分寺跡の近くには紫式部の墓があったなぁ。


















 次は、家の近くに戻って、先の多々良沼の白鳥、それも、夕陽をバックにしたのを写真に撮りたかったが、バアさんの迎えの時間に一致してしまい、もはやここまで。

 上神梅で園をやっている家の方から聞くと、養分は腐葉土と油粕。終日の陽当たりは避けて日陰含みが良いと教わった。ホームセンターに寄って、植えたついでに小鹿野の5株も移植した。
 充実した一日だったのかは怪しいところだ。だが、身近にあっていずれは行きたいと思っていたところになかなか行けないのが本当のところ。近くだからいつでも行けるという感覚がそれを妨げる。こんな機会を大事にしたいものだと思ってはいるものの、これが月に一回の恒例となると、つまりは4、5回に1回となると、いずれはネタ切れになりそうだ。

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2 コメント

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Unknown (サクラマス)
2020-02-26 10:53:05
たそがれさんこんにちは。上神梅のフクジュソウこんな所にフクジュソウの見られる所がある情報ありがたいです。確かに仰るように畑に植えられたと言う感じは否めませんね。単に見物できるだけというものですね。それでも見学させてもらえるだけでありがたいですけどね。上毛地域は古墳は多くあるように感じます。館林の高根や木戸なんかにもそれとは、わかりにくいものもあったりして幼い頃は畑で土器のカケラなんかも見つけたものです。
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サクラマスさん (たそがれオヤジ)
2020-02-28 12:30:54
サクラマスさん、こんにちは。
サクラマスさんはここの上神梅の福寿草畑はご存知なかったようですね。まぁ、もっとも私が知ったのもごく最近ですから。
「園」ではなく「畑」としたのが、正直と言いますか、律儀な農家の方だと思いますよ。まして、あれだけの数が植わっていて、無料ですから、整然と咲いていることに対しては文句も言えませんし、よくここまで植えたものだ、よほど福寿草が好きなんだなぁと感心してしまいます。ただ心配なのは、わりと野放図に管理されているので、盗まれなきゃいいですけどね。
サクラマスさんにも土器やらの発掘の経験があるようで。私も小学生の頃に夢中になりましたよ。ただ、私の場合は古墳の存在とは関係なく、ただの貝塚ですよ。群馬の住むようになって驚いたことは、小さなものまで含めてやたらと古墳があることです。こんもりしたところの大方は土墳やら古墳でしょう。近所にも結構あります。一々、譲氏のように探索もしていられないので、こんな大きなところを見てきましたが、さすがに毛野の国なんだなといった印象が残りました。
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