たそがれオヤジのクタクタ山ある記

主に北関東の山を方向音痴で歩いています。山行計画の参考にされても責任は負いかねます。深慮せず軽く読み流してください。

妻沼のアジサイ寺

2014年06月08日 | 地元以外の散歩
◎2014年6月8日(日)

 とうとう梅雨入り。雨の中を山歩きでもなかろう。雨の日は寝そべっての読書に限る。
 この一週間で、軽い小説を2冊読んだ。新刊文庫の『春を背負って』(笹本稜平・文春文庫)と『パラドックス13』(東野圭吾・講談社文庫)。いずれも、時間つぶしには最適で、内容的にもそれなりにおもしろかった。
 『春を背負って』は14日(土)からロードショーのようだ。観たいなと思ったが、ネットで予告を見ると、小説では奥秩父の山小屋の設定なのだが、映画では舞台が立山連峰に変わっている。映像にした場合、確かに、北アルプスの山並みをバックにした方が景色も雄大だし、観客をも呼べるだろうということなのだろうが、あの小説を読む限りは奥秩父だからこその味わいがあっておもしろいと思っていた。映画を観にいくことはないだろう。
 蛇足だが、小説そのものには少なからずの違和感があった。山小屋の管理人の話なのだが、ドタバタと人情話で収めてしまったきらいがある。笹本稜平氏の山の小説は過去に2冊ほど読んだと記憶しているが、こんな上辺だけの山の話だったろうか。

 本を読み終わり、時間を持て余した。ちょうど、床屋を予約していたので、終わってから、そのままアジサイを見に行った。場所は妻沼(熊谷市)の能護寺。ネット情報によると、2分咲きで、昨日から参観料300円を徴収とのこと。
 この能護寺だが、以前から、通勤途上、籠原駅に向かう途中で看板は目にしていたが、行ったことはなかった。いつもの通勤コースを曲がらずに直進し、5分ほど行ったところにあった。
 この寺、古刹のようで、行基の開山、弘法大師の再建と、北関東の寺にありがちな由来を持っている。かつては真言密教の世界らしいが、今、そんな厳しさは感じない。
 広い寺ではなく、10分もあればゆっくりと回れる。正直のところ、アジサイはそれほど好きな花でもないので、なおさら知らないが、2分咲きというよりも3.5分咲きくらいだろうか。ゆっくりと15分くらいかけて回った。アジサイには雨がよく似合う。






















 このまま帰ったのでは、また時間の持て余しになる。久しぶりに、そのまま聖天山に行ってみた。雨が強くなってきた。傘をさしての参観。確か、一昨年だったか、何だったかの修復がされたというニュースを見た。彫刻だったろうか。
 国宝の本殿の中では、何やらお勤め風な儀式が行われていた。中に入りたかったが、拝観料の700円に二の足を踏んだ。脇には「彫刻参観」とあった。つまり、修復が成ったのは、中の彫刻ということだろうか。結局、中には入らず、外を回っただけ。















 雨がどんどん強くなってきた。団体さんが入ってきた。もうこの辺でいいだろう。帰るとする。

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