◎2010年8月1日(日)
この続く暑さの中で山を歩くのは遠慮したいところだが、ハイキング程度だったらと、桐生市民の山・吾妻山を歩いて来た。家にいても、暑さは同じだし、汗をかくなら、外でかいた方が少しは健康的かと思った。
本当は、早い時間にさっと登って、帰りたかったのだが、家庭事情でそうにもならず、歩き出しは10時15分。吾妻公園から歩くのは2回目。といったって、1回目は遙か昔、高校1年の時、体育とロングホームルームを合わせた2時間で、担任に率いられ、ここを経由して吾妻山に登り、川内に下りて学校に帰った。それ以来だから、とんと記憶がない。
やはり、吾妻公園に来てみて、記憶の片鱗もなかった。こんな、くそ暑くて、風もない状態の中でも、歩いている人は大勢いる。往復で、30人と出会ったろうか。下りが圧倒的だったから、もっと早い時間に歩いていた人はかなりいたろう。
せいぜい、往復1時間半だと高をくくったが、もう、歩き出しの直後から、汗が吹き出し、全身ずぶ濡れ状態。メガネには、絶えず汗がポタポタ。あっけなく、40分後に山頂。風があって、少しは気持ちがいい。街全体が霞んでいる。中には、鳴神山方面に向かう人もいる。
山頂では、同年代が休んでいた。吾妻山に来て、アルプスの山々の話をするのも好みではないが、しばらく付き合わされた。中央アルプスをメインで歩かれている方らしい。地元ではなく、「群馬の西」からいらしたと言っていた。オレが出す話題には、あまり気乗りしないらしく、ほとんど応答がない。「何年、山を歩いているの?」と聞かれ、さらに「初心者かと思った」と言われた。確かに、年期だけは重ねているが、気持ちも体力も初心者並みだけどね。居心地も悪くなり、他の方が上がって来たのを潮に下山。バトンタッチといったところ。その前に、オレ自身、山頂に着くと同時にバトンタッチされていた。
帰りは、しばらく「哲学の小径」なる道を歩いてみた。哲学者にちなんだ道なのだろう。てっきり、哲学とはいっても、強いて言えば羽仁五郎のことかなと思っていたが、後で調べると、晩年に近い坂口安吾にいわれがあるらしい。堕落で開き直りの作家が哲学者ということね。それはそれで人生哲学かもしれない。考えてみれば、羽仁五郎が、保守性の強い土地柄で顕彰されるわけがないよな。
今日は地下足袋で歩いた。上り時は感じなかったが、下り時で、親指と人差し指(足指も人差し指と言うのだろうか?)の間の股が痛くなった。慣れていないことをするとこうなる。こんな格好だったから、初心者と言われたのかもしれない。
登る時に気付かなかった蓮池があった。花が咲いていた。間違いでなければ、これが蓮の花だろう。ちょうど1時間半の汗だくハイキングだった。この程度でもえらく体力は消耗した。もう、真夏の歩きは、場所を選ばないと、ハイキングすらしばらくは無理だろう。なにしろ、酷暑どころか、激暑と称する陽気のようだから。
(トンビ岩から桐生市街)
(ヤマユリ)
(下りで見かけた石祠の両脇には、鳥の絵が彫られていた)
(ハス池)
(ハスの花か?)
この続く暑さの中で山を歩くのは遠慮したいところだが、ハイキング程度だったらと、桐生市民の山・吾妻山を歩いて来た。家にいても、暑さは同じだし、汗をかくなら、外でかいた方が少しは健康的かと思った。
本当は、早い時間にさっと登って、帰りたかったのだが、家庭事情でそうにもならず、歩き出しは10時15分。吾妻公園から歩くのは2回目。といったって、1回目は遙か昔、高校1年の時、体育とロングホームルームを合わせた2時間で、担任に率いられ、ここを経由して吾妻山に登り、川内に下りて学校に帰った。それ以来だから、とんと記憶がない。
やはり、吾妻公園に来てみて、記憶の片鱗もなかった。こんな、くそ暑くて、風もない状態の中でも、歩いている人は大勢いる。往復で、30人と出会ったろうか。下りが圧倒的だったから、もっと早い時間に歩いていた人はかなりいたろう。
せいぜい、往復1時間半だと高をくくったが、もう、歩き出しの直後から、汗が吹き出し、全身ずぶ濡れ状態。メガネには、絶えず汗がポタポタ。あっけなく、40分後に山頂。風があって、少しは気持ちがいい。街全体が霞んでいる。中には、鳴神山方面に向かう人もいる。
山頂では、同年代が休んでいた。吾妻山に来て、アルプスの山々の話をするのも好みではないが、しばらく付き合わされた。中央アルプスをメインで歩かれている方らしい。地元ではなく、「群馬の西」からいらしたと言っていた。オレが出す話題には、あまり気乗りしないらしく、ほとんど応答がない。「何年、山を歩いているの?」と聞かれ、さらに「初心者かと思った」と言われた。確かに、年期だけは重ねているが、気持ちも体力も初心者並みだけどね。居心地も悪くなり、他の方が上がって来たのを潮に下山。バトンタッチといったところ。その前に、オレ自身、山頂に着くと同時にバトンタッチされていた。
帰りは、しばらく「哲学の小径」なる道を歩いてみた。哲学者にちなんだ道なのだろう。てっきり、哲学とはいっても、強いて言えば羽仁五郎のことかなと思っていたが、後で調べると、晩年に近い坂口安吾にいわれがあるらしい。堕落で開き直りの作家が哲学者ということね。それはそれで人生哲学かもしれない。考えてみれば、羽仁五郎が、保守性の強い土地柄で顕彰されるわけがないよな。
今日は地下足袋で歩いた。上り時は感じなかったが、下り時で、親指と人差し指(足指も人差し指と言うのだろうか?)の間の股が痛くなった。慣れていないことをするとこうなる。こんな格好だったから、初心者と言われたのかもしれない。
登る時に気付かなかった蓮池があった。花が咲いていた。間違いでなければ、これが蓮の花だろう。ちょうど1時間半の汗だくハイキングだった。この程度でもえらく体力は消耗した。もう、真夏の歩きは、場所を選ばないと、ハイキングすらしばらくは無理だろう。なにしろ、酷暑どころか、激暑と称する陽気のようだから。
(トンビ岩から桐生市街)
(ヤマユリ)
(下りで見かけた石祠の両脇には、鳥の絵が彫られていた)
(ハス池)
(ハスの花か?)
私は、雷の予報が出て、ハイキングを回避しました。自宅は関東平野の元低湿地のさらに窪んだような所にあり、近くに高みはありません。丘陵地帯まで2時間。山間部まで、最低2時間半はかかります。なので、今週は遠出はやめました。ご近所にささやかな山でもあれば、羨ましいです。
そういえば先々週、山で会ったオヤジに、おいらは、見えていた大佐飛山の話をしてしまったのですよ。オヤジは、群馬県西部から来ていました。気の無い返事でした。今回の記事を見て、ハットしましたよ。おいらは、アルプス好きのオヤジと同じなんだと。イカンなぁ~。
羽仁五郎さんは、そちらの出身でしたか!
山頂での、通りすがりの方との話題。山頂から見える山の話題程度でしたら許容ですけど、見えない、はるかアルプスの話を聞かされたら、やはり閉口ものですよ。
ここのところ、ぶなじろうさんは、山も夏休みのようですね。私のところは、地元にも小高い山があるし、20kmも行けば、関東平野も切れますよ。山を選ばなきゃ、確かにどこにでも行けますけどね。そういう点では、ぶなじろうさんよりは恵まれているかも。