
一度止めると、次のタイミングが難しいので(;^ω^)、もう少し、カード・イン・ボックスシリーズを続けたいと思います。
フレッド・カップス氏やトミー・ワンダー氏のリングボックスはある意味完成されている感じがしますが、凄いボックスが登場します。1996年です。多くの名作を作っているJohn Kennedy(ジョン・ケネディ氏)が「Mystery Box」を発明します。この考え方がそれ以前にあったのか、どうか知りませんが、かなり思い切った発想だと思います。
まず実演動画をどうぞ
従来のタイプと決定的に異なる点がいくつかあります。まず、はじめに観客にボックスが空であることを示せることです。手順としては輪ゴムを入れておき、それを観客に取り出してもらうという事で、箱にはじめからカードが入っていなかったことを暗に示しています。次に、カードを出現させるとき、観客に蓋を開けてもらっています。これは従来でもできないことないですがちょっと怖いですよね。そして、最後にカードを出した箱を蓋を開けたままそこに置けるという事です。必要はありませんが渡してもおそらく大丈夫でしょう。手順としてもマーキュリーホールドを使わない手順であり、これだと高い技術を必要とせず、カードを折ることが出来ます。全体を通してマジシャンの負担を減らす作品となっているので、多くのマジシャンに取って魅力的な商品だと思います。つまり、フレッド・カップス氏やトミー・ワンダー氏の手順はとても魅力的だけど自分にはちょっと負担が大きいと思ったマジシャンにとってちょうどよい作品だったわけです。結果、大ヒット商品となりました。プロの方が使っていても見劣りしない木製のきれいな作りも良かったと思います。
私が持っているのはバージョン2でバージョン1の小さな問題をいくつか解決した商品となっています。いつも参照しているMartin’s Magic Collectionのページを示します。
Mystery Box by John Kennedy
Mystery Box II by John Kennedy
Mystery Box II by John Kennedy
ちなみに200ドルを超える高級バージョンも出ていたようです(笑)
Collector’s Mystery Box by Dave Powell, John Kennedy
日本のお店でも多く扱われてました。しかし、現在は廃盤となっていますので取り扱っているお店は無いと思います。ページだけ残っていたのでmMLショッパーさんのページを示します。
【プロ仕様の一級品!】ミステリー・ボックス�〜サインカードが、絶対ありえない場所から!〜 [monthly Magic Lesson Shoppers]
フレンチドロップさんでも扱っていたのですが、現在は商品ページはなく、動画だけありましたので、せっかくですので示しておきます。ジョン・ケネディの解説手順ではなく、マーキュリーホールドを使ったテクニカルな手順となってますね(笑)
また、マジェイアさんがHPをどんどん更新されたてたころに発売されており、この商品も紹介されています。
で、この商品は生産中止となったのですが、新しく「Mystery Box」として外観を変え、ギミックのリアリティを高め、ロック機能を向上させたバージョンが現在も販売されています。ただ、最近は、先に紹介した透明ボックスの方が流行っている気がします。はじめにカードが無い状態からはじめ「出現」を演出したい方にはこちらの方が良いですね。
国内と国外のショップのページを示します。
最後に、数年前下記の商品を知りました。購入はしませんでしたが(笑)、面白いと思いました!いろいろ考える人がいて面白いですよね~。先日紹介した、選んだカードの場所で止まるレゴカーと合わせて演技しても面白そうですよね。


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